2014年12月07日
凍りのくじら
本日ご紹介するのは、こちらです
『凍りのくじら』
辻村深月さんらしい、
人の心の温かさを感じさせる作品です。
主人公理帆子は
高校生ながらも、
どこか達観してしまっていて、
それが特に人間関係に
顕著に表れています。
くっつきすぎず、
離れすぎもせず……
自分の事を『少し・不在』と評価し
非常に冷めた印象。
冷めすぎていて空恐ろしい程ですが
それにはちゃんと理由があるため、
何とも切ないのです……
読者は理帆子に感情移入…
なかなか、特に最初は
出来ないのでは?と思います
彼女はかなり、考え方が特殊
ではないでしょうか
特殊というか、
分かっていてもなかなか
そこまで割り切れないよね、
という感じでしょうか
それでも、非常に脆い印象を
受ける理帆子に引き込まれてしまいます。
無理をしているのが分かるというか、
本人はそういうつもりではないのでしょうが…。
物語が進んでいくにつれ、
理帆子にとってみれば、
非常に重要で、
大きな出来事が起こっていきます。
様々な出来事が起き、
理帆子が少しずつ、
人間らしくなっていく
いや、人間らしくないというと
少しおかしいのですが
やはり、何となく
ほっとするような理帆子に
変わっていくんです
その過程に読者は
安心していくの……で、す、が。
何となーく……
これは、何かあるな、
何かあるな、
ここまでは読者に
思わせておいて
そうして、見事に
ひっくり返してくれます
ラストは、圧巻。
辻村さんだからこその
あの言葉の
浸透しぐあいでは
ないでしょうか…
優しい。
とにかく、優しさに満ち溢れた
作品だと思います。
光のように、
包んでくれる優しさ……
ちなみに、理帆子が
ドラえもん大好きっ子なため、
懐かしい秘密道具の名前が
ぽんぽん出てきます。
知っているのが出てくると
ちょっと嬉しい。
ここも、楽しみ所では
ないかと思いますよ
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『凍りのくじら』
辻村深月さんらしい、
人の心の温かさを感じさせる作品です。
主人公理帆子は
高校生ながらも、
どこか達観してしまっていて、
それが特に人間関係に
顕著に表れています。
くっつきすぎず、
離れすぎもせず……
自分の事を『少し・不在』と評価し
非常に冷めた印象。
冷めすぎていて空恐ろしい程ですが
それにはちゃんと理由があるため、
何とも切ないのです……
読者は理帆子に感情移入…
なかなか、特に最初は
出来ないのでは?と思います
彼女はかなり、考え方が特殊
ではないでしょうか
特殊というか、
分かっていてもなかなか
そこまで割り切れないよね、
という感じでしょうか
それでも、非常に脆い印象を
受ける理帆子に引き込まれてしまいます。
無理をしているのが分かるというか、
本人はそういうつもりではないのでしょうが…。
物語が進んでいくにつれ、
理帆子にとってみれば、
非常に重要で、
大きな出来事が起こっていきます。
様々な出来事が起き、
理帆子が少しずつ、
人間らしくなっていく
いや、人間らしくないというと
少しおかしいのですが
やはり、何となく
ほっとするような理帆子に
変わっていくんです
その過程に読者は
安心していくの……で、す、が。
何となーく……
これは、何かあるな、
何かあるな、
ここまでは読者に
思わせておいて
そうして、見事に
ひっくり返してくれます
ラストは、圧巻。
辻村さんだからこその
あの言葉の
浸透しぐあいでは
ないでしょうか…
優しい。
とにかく、優しさに満ち溢れた
作品だと思います。
光のように、
包んでくれる優しさ……
ちなみに、理帆子が
ドラえもん大好きっ子なため、
懐かしい秘密道具の名前が
ぽんぽん出てきます。
知っているのが出てくると
ちょっと嬉しい。
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