2014年11月02日
死神の精度
さてさて、本日はこちら
伊坂幸太郎著『死神の精度』
短編集…と言いますか、
とある一人(?)の死神、のお話です
死神、と聞いて、当たり前のように思い出すようなものとは
かなりかけ離れた死神が主人公
まずは、死神世界の制度から。
調査本部とやらいうところから、死神たちに
仕事が与えられます。この人間を調査しなさい、と。
その、選ばれた人間は、すなわち
死ぬ予定、の人々。
死神たちは、一週間人間を調査し、
特に問題が無ければ「可」と報告
そして、実際に人間が死ぬのを見届けて、任務終了
その、調査、ですが、死神は人間の恰好をして
人間と接触することになっています。
主人公の、人間の時に千葉、と呼ばれる死神さんは
ひっじょうに、真面目な性格
クールな男の人(死神
屈指の雨男(雨死神?
そして、音楽が大好き(これは死神みんななのですが
そして、人間と、感性がどこか、ずれている
その、ずれている感じが、とても、良い。
クセになってしまう、そんなキャラクターなんです
本人はいたって真面目なのですが、そりゃないよ、という
言動に加えて、死神なので、
人間のために何かしてやろう、という気はさらさらないのですが
案外人間のためになっていたり…
面倒くさそうに、ぼそっと呟いたことが
案外的を射ていて、聞いた人間に影響を与えたり。
勿論、人間は自分がまさか、死ぬ予定だなんて知りませんから
悩んでいたり、信念を貫こうとしていたり
それぞれの生き方があって、
それに、千葉さんが、何とも妙な形で絡む
このやりとりの描き方が本当にうまいんだと思います
「死神」だなんて、少しまがまがしいタイトルですが
内容は、もっと、うーん。爽やか、系…なのだろうか?
しかし最後のお話の終わり方はなかなかに圧巻でしたね。
うん。爽やかでした
ちなみに千葉さんは、死神なので、時間感覚も人間と違います
短編集のような形の中で、あー、そういえばうん十年前に…
という千葉さんの記憶とともに、ゆるゆるとお話が繋がったりして
なんだかそれも、感動的だったり…
キャラクターの魅力が、とてつもない作品になっています
是非、読んでみて下さい
人気ブログランキングへ
伊坂幸太郎著『死神の精度』
短編集…と言いますか、
とある一人(?)の死神、のお話です
死神、と聞いて、当たり前のように思い出すようなものとは
かなりかけ離れた死神が主人公
まずは、死神世界の制度から。
調査本部とやらいうところから、死神たちに
仕事が与えられます。この人間を調査しなさい、と。
その、選ばれた人間は、すなわち
死ぬ予定、の人々。
死神たちは、一週間人間を調査し、
特に問題が無ければ「可」と報告
そして、実際に人間が死ぬのを見届けて、任務終了
その、調査、ですが、死神は人間の恰好をして
人間と接触することになっています。
主人公の、人間の時に千葉、と呼ばれる死神さんは
ひっじょうに、真面目な性格
クールな男の人(死神
屈指の雨男(雨死神?
そして、音楽が大好き(これは死神みんななのですが
そして、人間と、感性がどこか、ずれている
その、ずれている感じが、とても、良い。
クセになってしまう、そんなキャラクターなんです
本人はいたって真面目なのですが、そりゃないよ、という
言動に加えて、死神なので、
人間のために何かしてやろう、という気はさらさらないのですが
案外人間のためになっていたり…
面倒くさそうに、ぼそっと呟いたことが
案外的を射ていて、聞いた人間に影響を与えたり。
勿論、人間は自分がまさか、死ぬ予定だなんて知りませんから
悩んでいたり、信念を貫こうとしていたり
それぞれの生き方があって、
それに、千葉さんが、何とも妙な形で絡む
このやりとりの描き方が本当にうまいんだと思います
「死神」だなんて、少しまがまがしいタイトルですが
内容は、もっと、うーん。爽やか、系…なのだろうか?
しかし最後のお話の終わり方はなかなかに圧巻でしたね。
うん。爽やかでした
ちなみに千葉さんは、死神なので、時間感覚も人間と違います
短編集のような形の中で、あー、そういえばうん十年前に…
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