2015年05月26日
各書名言集（pert21)
こんな時間ですが、もう少し。
『探偵倶楽部』
―今回のことはわれわれ自身にも問題があったと思っているのですよ。
探偵倶楽部の会員のレベルをあまりに下げすぎたばかりに、
こういうことに巻きこまれたのだとね―
探偵が強すぎる……という短編集です
絶対に敵にまわしちゃいけない人々だ
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『恋しぐれ』
―この絵に描かれている女は亡くなってからも
愛しい男を見つめている。
悲しいけれど美しい想いを描いたと
言うておった―
蕪村を中心として
このような、悲しくも美しい恋物語が
沢山つまった、恋愛小説集です
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『そうか、もう君はいないのか』
―「一睡もできないって初めて知ったよ」
この言葉は衝撃だった。子供の頃から父は不眠症と刷り込まれていた。
何を今さら言っているのか。
「今まで眠れない、眠れないなんて言っていたけれど、
そう言いながらも実は気付かぬうちに、
うとうとしていたんだと思うよ。
でも、今回は違うんだよ。
本当に一瞬も瞼を下ろすことができなかったんだよ」―
本人さえ、信じられない面持になるほど
妻を亡くしたことによる衝撃は
大きかったのだということが
ずん、と伝わってくる一節です
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今回は、これにて。
心を打たれた一節が
ネタバレになりかねなかったりすると
とてつもなく迷ったりする
この頃です笑
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