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2014年12月20日

鰤(ぶり)の栄養の効能や下処理や選び方

 〜鰤(ぶり)について〜
 ぶりは出世魚の代表として有名です。北の海で飽食し、水温が下がり始める秋に南下を開始しこの頃から一番脂がのっている状態で捕獲されたものが「寒ブリ」といいます。生良し、焼いて良し、煮ても良しと非常に美味しい冬が旬の時期の魚です。よく話題になる栄養成分のDHAだけでなく、ビタミン類の栄養素も摂取することができます。カロリーは100g当たり256キロカロリーです。
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呼び名
 関東
 ワカシ(15〜20cm)→イナダ(30〜40cm)→ワラサ(60cm)→ぶり(60cm以上)
 関西
 ツバス→ハマチ→メジロ→ぶり
 *養殖のものは一般にハマチと言われている

ぶりの栄養の効能
 DHA,EPA、ビタミンD、ナイアシンなどが豊富

・DHA
  正式名ドコサヘキサエン酸。体内では作られない必須脂肪酸の一つ。血液のドロドロを予防する効能があり、脳や神経細胞、網膜の重要な構成成分でもあります。
  
・EPA
  正式名エイコサペンタエン酸。効能、効果はDHAと酷似しています。

・ビタミンB1
 炭水化物を代謝してエネルギーを作り出す栄養素なので疲労回復の効果がある栄養素です。粘膜や肌の以上を防ぐ効能もあります。


・ビタミンB2
 炭水化物だけでなく、脂肪やタンパク質からもエネルギーを作り出す働きがある栄養素です。細胞の代謝を促進するので美容や子供の成長には必要不可欠な栄養成分です。

・ビタミンD
  脂溶性ビタミンの一種で、カルシウムやリンの吸収を助け、骨形成を促す効能がある栄養素です。

・ナイアシン
  エネルギー産生を助け、脂質などの代謝を促進します。中性脂肪やコレステロールを下げてくれる効能があり、アルコールの分解にも深く関わっている栄養素です。肌や粘膜の健康を維持する働きもあります。

美味しいぶりの選び方
 身に透明感があり、血合いが鮮紅色のものを選ぶ。天然物の切り身はピンクがかっており、養殖物は脂が多いので白っぽい。お肉同様パックに汁が出ていないものを選びましょう。

ぶりの下処理
 表面の脂が臭みの原因となるので、調理前にさっと塩水で洗いペーパーなどで水気を取ってから調理するのがポイント。アラの場合はたっぷりついている血が臭みの原因になるので塩水で洗ってからお湯をかけたり、くぐらせてから冷水にとるなどのさらなる手間が必要です。

ぶりの食べ方
 照り焼き、しゃぶしゃぶ、ぶり大根、お刺身などが定番の食べ方です。少しマイナーなところだと粕汁もおいしい食べ方です。

ぶりの旬
 12〜2月の冬が旬。夏は脂が少なく、寄生虫が入っていることもあります。

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胡桃割り人形
これまでの経歴は、食に関する業務歴16年余り。居酒屋、焼肉屋、デザート工場、野菜工場、スーパーの青果部門、栄養士の学校にもいました。そこでの卒業論文では雑草などの調理方法や効能などを論述しました。これまでの知識や経験、今も勉強していることをブログ上で執筆していきます(^_^)  ユーチューブではテレビではやらない食材の闇の情報、ちょっと変わった食材を初めて料理した動画をアップしています。 https://www.youtube.com/channel/UCCoxlDuKZIQAARun0BfwXug/featured?sub_confirmation=1
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