タカベの栄養の効能と食べ方や保存方法について: 食材の栄養の効能や食べ方など、扱い方を学び料理上手に！

2015年05月29日

タカベの栄養の効能と食べ方や保存方法について

　タカベとは本州中部以南に生息している海水魚で、背中の黄色い線の美しさが特徴です。白身魚でありながら脂がのっており市場では高級魚とされています。お刺身が美味しいとされていますが傷みやすい魚のため塩焼きが一番人気のある食べ方のようです。東京都では体調１０cm以下のタカベ漁を資源保護のために禁止しています。一般的な大きさは２０～３０cmです。

タカベの栄養の効能
・鉄分：女性がなりがちな貧血の予防や改善をする栄養素です。
・亜鉛：ホルモンバランスを整える成分であり、免疫力強化、精力増強の効果があります。新陳代謝を高めてくれるので美肌や美髪にする効能もあります。
・カリウム：取りすぎた塩分を排出する効果があるので、高血圧を予防する効能があります。
・ビタミンD：骨を丈夫にする効能があります。
・ビタミンE：細胞の酸化や老化を予防する効能があります。
・DHA：脳細胞を活性化させ、記憶力の増強や痴呆症の予防、コレステロールの低下、アレルギー症状の緩和、癌予防などの効能があります。
・EPA：DHAと似た効能ですが、効果はDHAより高く血流を良くするので動脈硬化を予防するこうかがあります。

タカベの食べ方
　新鮮なタカベであればタタキやお刺身にされることもありますが、傷みやすいので塩焼きや煮付けにされることが多いです。身も骨も柔らかいので骨ごと薄切りにされることもあります。

美味しいタカベの選び方
　背中の黄色い線がハッキリとしており、目が澄んでいてお腹が大きいものを選びます。

タカベの保存方法と賞味期限
　ウロコをとって３枚におろしたものをラップで包んで保存します。賞味期限は２、３日が目安です。傷みやすい魚なので出来る限りはやく食べてしまいましょう。ウロコをとるときは流水か水の中で作業するとウロコが飛び散らずに作業できます(*^_^*)

タカベの旬
　産卵期である秋の最も脂がのりますが、脂に少々クセがあるので産卵期よりより少し前の初夏～夏が脂ののりが丁度よく美味しいとされています。

タカベとウメイロ（梅色）の見分け方
　タカベのニセモノとも言うべき似た魚で「ウメイロ」がいます。タカベには背中、尾びれ、尻ビレにも黄色い線があるのに対し「ウメイロ」のヒレには色がありません。サイズも異なり、タカベの倍くらいの大きさがあります。

タカベの別名（地方名）
・いぼち・・・静岡県
・しゃか・・・和歌山県
・あじろ・・・愛媛県
・べんと・・・高知県
・しまうお・・・熊本県
・ほた・・・鹿児島県
　

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posted by 胡桃割り人形 at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚

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