こちら方面には滅多に仕事で行くことはなく、行くとすれば古川まで行ってしまうのですが、たまたま大崎方面に仕事があり、時間も合ったので行ってみました。
心配は杞憂で、それほど酷い行列はなし。と言うか、私が行った時間帯は行列なしで入れました。お昼前だったんだけど。やっぱり立地が不便だからなのかな?予想通り、店内は狭く、カウンターは8人程度?二人掛けのテーブルが3つ。曜日や時間帯によっては、確かに行列になるかも。店内の装飾はオシャレでセンス良く、夜はこのままカフェバーとして営業しても良さそうな雰囲気。シックなログハウス風で落ち着きます。
いまのところメニューは塩と醤油。トッピングで差別化を図っているようです。それとサイドメニューとしてご飯もの。券売機制で、上の段が塩ということは、塩がお勧めなのかな?でも初めてのお店なのでいつものように醤油にしました。780円。また肉ご飯がお勧めとのことなので、こちらも購入。250円。
店員さんは、確かにヘルズキッチンで見たことのある方でした。そんなに通っているつもりはないのに「毎度ありがとうございます」と言われてしまった。常連気取ってなれなれしくしないし、いつも大人しく食べて「ごちそうさま」とだけ言って帰るだけなのに。
醤油ラーメンは、まずチャーシューの印象が強いですね。レア感のピンク色のチャーシュー。海苔も結構大きめ。メンマ代りはタケノコを漬け込んだものらしいです。麺は太縮れ麺で、最近食べた「みなもと屋」に近いイメージ。
なによりもスープが素晴らしい。昔懐かしい印象を受けつつも、新しいイメージ。先日いただいた「くまがい」の「生姜薫る中華そば」に近いテイスト。くまがいが豚だけで作ったのに対して、こちらは豚を中心に鶏も使っているようです。「いつか食べた食堂の中華そば」の記憶を呼び覚ましつつも、さらにグレードアップさせたような旨味を感じます。最近のラーメンは鶏出汁と煮干し出汁に特化した店が多い中で、これは画期的な美味しさ。まさに「こもれ美」でしか味わえないラーメンと言ってもいいでしょう。
店内には店主のこだわりの記載もありましたが、残念ながら全ては覚えてはいません。店主自身も価格が高いという自覚はあるようですが、国産素材にこだわった安心安全で美味しいラーメンを作ろうという心意気を思えば、この値段は妥当とさえ思いました。
特にチャーシューはローストポークっぽくて美味い。次回は肉増しで食べたいくらい。太縮れ麺については評価が微妙なところ。細麺で食べたい気もするし、これだけの旨味を受け止めるのならこれくらいの麺じゃないと力負けするような気もするし。この太麺もブルンブルンのモッチモチでスープとの相性もいいので、これはこれでいいのかな。
肉ご飯はチャーシューの切れ端のリサイクルかな?ピリ辛の餡かけで美味い。量的には半ライス程度なんだろうけど、小腹の私としては食べ過ぎた感がなきにしもあらず。身の程をわきまえるべきでした。
確かに値段設定は高めだけど、値段相応の満足感を味わえるラーメンです。滅多に来る機会のない方面だけど、次回は塩中華を肉増しで食べてみたいかな。
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