「ちょっと足を伸ばして」のつもりだったのですが、思った以上に遠かったです(笑
店に着いたのが11:15頃。駐車場は満車でしばらく空くのを待って車を駐め、それから店に行って名簿に名前を書いて待ちます。食べ終えて店を出たのは12:50頃。噂には聞いていましたが、凄い繁盛店です。だけど、そうまでしてでも食べに来る価値はあるなぁ、と思いました。
店内はカウンターが手前と奥も合わせて10席くらい。4人掛けテーブルが3卓かな。調理一人、フロア一人の二人体制、ご夫婦なのでしょうか?基本的に相席はしないようです。自分達が満足な接客ができるペースで仕事をしているので、席が空いたからといって無理に客を詰め込むようなことはありません。待ち客の中には、席が空いているのに入れてもらえないことに不満を漏らす声も聞かれましたが。それがお店のスタイルなら、それでいいと私は思うのですが。実際、接客は非常に丁寧でしたし、配膳・片付け・会計をフロアの女性が一人でこなしているので、席が空いたからと言って次々に客を入れることができないのは自明の理。
いただいたのは中華そば(醤油ラーメン)750円。他に塩らーめん、味噌らーめん、塩ワンタン麺、それぞれにチャーシュー麺があったかな。初訪問なので、基本に忠実に醤油らーめん。
いただいた醤油らーめん、何と言ってもチャーシューの大きさが目を引きます。まずはスープからいただきましたが、思わずニヤリとしてしまいました。期待通りの鶏の風味。それも最近流行の鶏をベースにしたラーメンではなく、いつか食べた懐かしい鶏中華の香りと旨味。思い描いたとおりの味わいに、一口ですでに大満足。もちろん、鶏だけでなく魚介の風味も感じますが、前面にでてくるのはやっぱり鶏。
麺はストレートの細麺。中華そばらしいモッチリした弾力のある麺で、まさに中華そばの王道。今風の中華そばではなく、昔ながらの中華そばっぽさが、またたまりません。スープとの相性も申し分なし。
大ぶりなチャーシューはホロホロ崩れる柔らかさ。厚みもそこそこあるし、味わいもあって美味しい。こんな秀逸なチャーシューは久しぶりかもしれません。メンマはサクッとした食感の柔らかいタイプ。薄味だけど美味しい。海苔も気持ち厚めなのかな、自己主張の強さを感じました。
うん、美味いの一言に尽きる。スープは熱々でしたが、丼をあおって飲み干しました。普通で最高に美味しい中華そばとは、この事ですね。行列になるのも納得しました。これは確かに、わざわざでも来るわ。
私が小腹でなければ、ラオタの皆さんのように塩や味噌の2杯食いに挑戦してみたくもなります。滅多に考えないことですが、それくらい美味しかった。
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