下町の古い小さな食堂という佇まい。駐車場はありますがわかりずらいので、初めての時はお店の人に訊いた方が確実です。私もそうしました。路駐厳禁です!
店内は4人掛けのテーブル席が3卓、奥に座敷があります。店主は出前で忙しく、テーブルにはアルマイトの灰皿があります。まさに昭和にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれます。
メニューも本店とは異なり、ラーメンとライスとお新香が付くセットがあったり、ワンタン麺があったり。そのお目当てのワンタン麺、650円を注文。
ビールやかき氷や高校野球が似合う食堂だなぁ、と思っているうちにワンタン麺到着。本店とはずいぶん違った雰囲気のラーメンです。
麺は白いストレートの細麺。これは本店と同じかな。志のぶというと、麺が柔いというイメージが強いのですが、時代の流れなのか、本店同様に丁度いい茹で加減で、柔すぎて辛いという印象はありませんでした。
スープは、本店は色が濃くて濁っていて醤油っぽさが強いイメージですが、こちらは昔ながら中華そばそのもの。透明度が高く、とてもあっさりしていて澄んだスープ。出汁は野菜や鶏かな?最近のラーメン屋のスープと比べれば物足りなさを感じるかもしれませんが、中華そばの王道を行く優しい味わいです。
ワンタンは、餡がないに等しいピロピロ皮の大きいしっとりワンタン。どっしり身の入った海老ワンタンではなく、皮をすすらせるワンタン。餡がないに等しい、のはちょっと残念ですが、それでもこのピロピロワンタンは好きですね。
チャーシューは本店に比べると大きめ。やっぱり歯応え系ですが、噛みしめると旨味がじゅわっと広がるので、とても美味しい嬉しいチャーシューでした。
総じて、誰もが安心して食べられる昔ながらの中華そばでした。個人的には、本店よりも越路店の方が好みですね。11時から開いているので、早めの訪問がいいようです。駐車場も少ないし、出前も繁盛しているようだし、お昼近くなると満席になりそうです。
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