実は初訪問ではなく、プレオープンの時に一度行っているのですが、あくまでプレオープンだし、いろいろ評価するのも申し訳ないかなと思って記事にはしていませんでした。
今回、オープンから1ヶ月が過ぎたことだし、そろそろ落ち着いてきた頃だろうと再訪してみました。
券売機制。前回との比較のためにも「鶏と海老出汁の塩そば」をオーダー。880円。店内は照明を絞った落ち着いた、オシャレな雰囲気。カウンター7〜8席、テーブル3卓程度かな。それほどキャパはありません。
いただいた鶏と海老出汁の塩そばですが、プレオープン時と大きな変化はないか、と思われたのですが、気付いてしまいました。どうやらオープン時に提供された鶏と海老出汁の塩そばには、海老出汁ソースを載せ忘れられたようです。どうりで海老感がまったくないなぁと思ったんだよなぁ。まぁプレオープン時はオペレーションもバタバタしていたので仕方がないか。
さて、あらためていただく鶏と海老出汁の塩そばですが、プレオープン時に比べてスープの旨味は強くなったようです。それでもやっぱり無化調スープ特有の物足りなさ、一味足りなさは感じますね。それを補う海老ソースかと思ったのですが、海老ソースを溶いてもそれほど味わいに変化はなし、劇的な変化は感じませんでした。凄ーく味覚が繊細な人にはわかるのかもしれないけど、庶民のバカ舌にはハードルが高すぎたか。前回も感じたけど、スープがなんか酸っぱい。塩ラーメンだからしょっぱいならわかるんだけど、酸っぱい。レモンが一欠片、入っているけど、それだけでこんなに酸っぱくはならないだろう。正直言って、鶏の旨味もそれほど感じません。
麺は四角い断面のストレート細麺。ほうれん草を練り込んだ緑色の麺だけど、なんか茶蕎麦っぽい。食感も蕎麦っぽい。ラーメンじゃなくて蕎麦のほうがいいんじゃないんだろうか?麺量は普通。小腹の私でも若干少なめに感じました。
トッピングは鶏胸チャーシュー、親鶏チャーシュー、穂先メンマ、白髪葱、レモン。レモンはいらないかなぁ。穂先メンマは味が入っていません。親鶏チャーシューは柔らかめ。鶏胸チャーシューはしっとり。これがコンセプトならいいんだろうけど、なんか中途半端な気がしないでもない。鶏中華としては絶大にして盤石な人気を誇る嘉一の鶏チャーシューは老鶏でコリコリだ。火鳥も親鶏を使っているけど、結構柔らかい。鶏胸チャーシューなら先日行ったはま家でも出している。この店ならでは、というものではないよなぁ。
そして最大の問題は、価格が高すぎる。もちろん無化調で原価もかかっているだろうし、立地柄テナント料も高額なんだろう。でも近所に勤めるサラリーマンが、この値段のラーメンを食べに毎日通うだろうか?私のような車移動の客が駐車場代をかけてまで食べに来るだろうか?店のコンセプトは良いのだが、客のニーズに合っているのかが心配なところ。もちろん私の杞憂で、私が食べに行った時間帯以外は行列が出来る大繁盛だ、というのなら特に言う事もないんだけど。
オーナーが入念に準備をして満を持して開店した店だということはわかる。こだわりがあるのもわかる。しかし商売というのは利益が出てこその「商売」なのだろう。この価格、この味で長続きするのか、正直言って不安なのだ。
担々麺と豚煮干しも食べてみたいと思ってはいます。
11:30〜 定休日?(リーフレットでは11:00になっていますが現在は11:30〜のようです)
仙台市青葉区一番町3-7-1 電力ビル地下1階
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