レーン上を寿司が回るのではないので「回転寿司」とは言えないのかな?最近はタッチパネルで注文するとオモチャの新幹線やレースカーにのって注文の品が席に到着するシステムなんですね。知らなかった!
待っている間、店内を観察していてわかったことが二つ。まず「魚米」という名前ですが、縦に書くと
魚
米
で、上に魚、下に米で、名前からして寿司を表しているんだなぁと気づきました。センスが良いというか、面白い発想です。二つ目はマスコットマークがどこかで見たことがあると思ったのですが「すしおんど」でした。正確には「すしおんど」を展開する「元気寿司チェーン」のマーク。震災による被害で宮城県から撤退した「すしおんど」でしたが、魚米と名前を変えて再上陸って事でしょうか。
前述の通り、注文は席のタッチパネルで行います。メニューは寿司屋らしく一通り揃っていますし、季節のお勧め品も充実。最近の回転寿司らしく、うどんやラーメンもあります(笑
回転寿司だから、と割り切って食べるのであればこんなものなのでしょうけれど、寿司として食べようと思うと、いろいろ物足りない気持ちになります。
ご飯もネタも全体的に小ぶりです。
シャリは機械による成型。「握る」のではなく、整形ご飯の上に刺身が載っているだけといった感じ。
醤油の容器に「お寿司に直接ワンプッシュ」と書いてあります。これは何故なんだろうかと考えたところ、本来は醤油は寿司をひっくり返してネタの方に醤油を付けますが、最近の若い人達はこれができずにご飯を醤油に浸してしまうからなのではないでしょうか。また、機械成型のシャリは「握り」があまいの手や箸で持って醤油皿の醤油を付けようとすると途中で崩れかけてしまいます。このためネタに直接醤油をかける方法を提唱しているのでは?
小さい子供を連れた若いご家族で賑わっていましたが、この子供達はこれが「寿司」だと思って生きていくのでしょうか?回転寿司が「回転寿司」という文化を築いたことは否定しませんが、「寿司」と「回転寿司」は別物だと私は思います。家族はノリで「まぐろユッケ風ロール」を注文していましたが・・・・。すでに寿司じゃありません(笑
でも家族3人で2500円程度ですから、ちょっとこだわったラーメンを食べるよりも安くお腹いっぱいになります。庶民の味方に間違いはありません。
【このカテゴリーの最新記事】