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2018年05月17日
国家試験解説「給食経営管理論(No.164)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(3)
特定給食施設における管理栄養士配置規定については、健康増進法第21条第第1項及び厚生労働省令において
@医学的な管理を必要とする者に食事を供給する施設であって、
継続的に1回300食以上又は1日750食以上の食事を供給する施設、
A@以外の管理栄養士による特別な栄養管理を必要とする特定給食施設であって、
継続的に1回500食以上又は1日1,500食以上の食事を供給する施設とされている。
したがって、(3)が正しい。
164.健康増進法に基づき、管理栄養士を置かなければならない特定給食施設である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)1回100食を提供する児童自立支援施設
(2)1回100食を提供する特別養護老人ホーム
(3)1回300食を提供する病院
(4)1日250食と提供する寄宿舎
(5)1日500食と提供する24時間稼働の工場
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)1回100食を提供する児童自立支援施設
(2)1回100食を提供する特別養護老人ホーム
(3)1回300食を提供する病院
(4)1日250食と提供する寄宿舎
(5)1日500食と提供する24時間稼働の工場
【解説】…回答(3)
特定給食施設における管理栄養士配置規定については、健康増進法第21条第第1項及び厚生労働省令において
@医学的な管理を必要とする者に食事を供給する施設であって、
継続的に1回300食以上又は1日750食以上の食事を供給する施設、
A@以外の管理栄養士による特別な栄養管理を必要とする特定給食施設であって、
継続的に1回500食以上又は1日1,500食以上の食事を供給する施設とされている。
したがって、(3)が正しい。
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2018年05月16日
国家試験解説「給食経営管理論(No.163)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(1)
健康増進法第21条第3項に、「特定給食施設の設置者は、第二項で定めるもののほか、
厚生労働省令で定める基準に従って、適切な栄養管理を行わなければならない。」と規定されている。
したがって、(1)が正しい。
163.特定給食施設において、定められた基準に伴い適切な栄養管理を行わなければならないと、健康増進法により規定された者である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)施設の設置者
(2)施設の施設長
(3)施設の給食部門長
(4)施設の管理栄養士
(5)施設の調理長
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)施設の設置者
(2)施設の施設長
(3)施設の給食部門長
(4)施設の管理栄養士
(5)施設の調理長
【解説】…回答(1)
健康増進法第21条第3項に、「特定給食施設の設置者は、第二項で定めるもののほか、
厚生労働省令で定める基準に従って、適切な栄養管理を行わなければならない。」と規定されている。
したがって、(1)が正しい。
2018年05月15日
国家試験解説「給食経営管理論(No.162)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。作業工程の確認は、生産管理に該当する。
(2)誤り。食品構成表の作成は、栄養・食事管理に該当する。
(3)誤り。貯蔵食品の購入は、食材管理に該当する。
(4)正しい。
(5)誤り。利用者の年齢構成の確認は、栄養・食事管理に該当する。
162.給食経営管理におけるサブシステムと管理業務の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)栄養・食事管理ー作業工程の確認
(2)食材料管理ー食品構成表の作成
(3)品質管理ー貯蔵食品の購入
(4)施設・設備管理ー作業区域の区分
(5)人事・労務管理ー利用者の年齢構成の確認
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)栄養・食事管理ー作業工程の確認
(2)食材料管理ー食品構成表の作成
(3)品質管理ー貯蔵食品の購入
(4)施設・設備管理ー作業区域の区分
(5)人事・労務管理ー利用者の年齢構成の確認
【解説】…回答(4)
(1)誤り。作業工程の確認は、生産管理に該当する。
(2)誤り。食品構成表の作成は、栄養・食事管理に該当する。
(3)誤り。貯蔵食品の購入は、食材管理に該当する。
(4)正しい。
(5)誤り。利用者の年齢構成の確認は、栄養・食事管理に該当する。
2018年05月14日
国家試験解説「給食経営管理論(No.161)」
今日からは、「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。介護支援専門員は、介護保険法に基づいて、要介護者等の相談や心身の状況に応じるとともに、
ケアプランの作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う。
保育所での離乳食の提供において、連携する他職種としては、保育士、看護師等が考えられる。
(2)誤り。食品衛生監視員とは、食品の安全及び衛生確保のための業務に従事する公務員のことである。
小学校での食物アレルギーへの対応において、連携する他職種としては、学級担任、学校医、
主治医等が考えられる。
(3)誤り。理学療法士は、医師の指示を受けて、身体に障害のある者や障害の発生が予測される者に対し、
基本的動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、
運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるよう支援する。
介護老人福祉施設での療養食は、利用者の病状等に応じて、
主治医が発行した食事線に基づく提供される。
(4)正しい。特別メニューの食事は、患者から特別料金の支払いを受ける基本メニュー以外の
食事の提供である。
主治医の確認を得る必要がある。
(5)誤り。健康運動指導士は、保健医療関係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための
運動プログラム作成及び実施指導計画の調整等を行う。
介護老人保健施設での経口による食事摂取の維持のためには、
医師、歯科医師、管理栄養士、看護師、言語聴覚士、介護支援専門員等の連携が必要である。
161.個人対応が必要な給食の提供と、管理栄養士が連携する他職種の組合せである。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)保育所での離乳食の提供ー介護支援専門員(ケアマネージャー)
(2)小学校での食物アレルギーへの対応ー食品衛生監視員
(3)介護老人福祉施設での療養食の提供ー理学療法士
(4)病院での特別メニューの提供ー医師
(5)介護老人保健施設での経口による食事摂取の維持ー健康運動指導士
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)保育所での離乳食の提供ー介護支援専門員(ケアマネージャー)
(2)小学校での食物アレルギーへの対応ー食品衛生監視員
(3)介護老人福祉施設での療養食の提供ー理学療法士
(4)病院での特別メニューの提供ー医師
(5)介護老人保健施設での経口による食事摂取の維持ー健康運動指導士
【解説】…回答(4)
(1)誤り。介護支援専門員は、介護保険法に基づいて、要介護者等の相談や心身の状況に応じるとともに、
ケアプランの作成や市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行う。
保育所での離乳食の提供において、連携する他職種としては、保育士、看護師等が考えられる。
(2)誤り。食品衛生監視員とは、食品の安全及び衛生確保のための業務に従事する公務員のことである。
小学校での食物アレルギーへの対応において、連携する他職種としては、学級担任、学校医、
主治医等が考えられる。
(3)誤り。理学療法士は、医師の指示を受けて、身体に障害のある者や障害の発生が予測される者に対し、
基本的動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、
運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるよう支援する。
介護老人福祉施設での療養食は、利用者の病状等に応じて、
主治医が発行した食事線に基づく提供される。
(4)正しい。特別メニューの食事は、患者から特別料金の支払いを受ける基本メニュー以外の
食事の提供である。
主治医の確認を得る必要がある。
(5)誤り。健康運動指導士は、保健医療関係者と連携しつつ安全で効果的な運動を実施するための
運動プログラム作成及び実施指導計画の調整等を行う。
介護老人保健施設での経口による食事摂取の維持のためには、
医師、歯科医師、管理栄養士、看護師、言語聴覚士、介護支援専門員等の連携が必要である。
2018年05月13日
国家試験解説「臨床栄養学(No.142)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)正しい。DESIGN‐Rは、褥瘡重症度分類・褥瘡経過評価のために、
日本褥瘡学会が中心となって開発したものである。
(2)正しい。好発部位は、持続的な圧力が加わりやすく、皮下脂肪組織が少なく、
生理的に骨が突出している、肩甲骨部、仙骨部、大転子部、踵骨部、腸骨部などである。
(3)正しい。褥瘡治癒のための必要エネルギーとして、
基礎エネルギー消費量の1.5倍以上の十分なエネルギー摂取が必要である。
NPUAP/EPUAPガイドラインにおいては30〜35kcal/kg体重/日を推奨している。
(4)誤り。褥瘡患者では、褥瘡面からの浸出液が多いことや、経口摂取が不足しがちなことなどにより、
脱水や循環不全を生じやすいので、適切な水分摂取が必要である。
(5)正しい。予防としては、体位変換やクッション、マットレスなどの利用による体圧分散
(圧力・ずれ力の排除)や栄養状態の維持・改善などが有効である。
142.褥瘡に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)評価法には、DESIGN-Rがある。
(2)肩甲骨部は、好発部位である。
(3)十分なエネルギー摂取が、必要である。
(4)浸出液がみられる時には、水分摂取を行う。
(5)予防には、除圧管理が有効である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)評価法には、DESIGN-Rがある。
(2)肩甲骨部は、好発部位である。
(3)十分なエネルギー摂取が、必要である。
(4)浸出液がみられる時には、水分摂取を行う。
(5)予防には、除圧管理が有効である。
【解説】…回答(4)
(1)正しい。DESIGN‐Rは、褥瘡重症度分類・褥瘡経過評価のために、
日本褥瘡学会が中心となって開発したものである。
(2)正しい。好発部位は、持続的な圧力が加わりやすく、皮下脂肪組織が少なく、
生理的に骨が突出している、肩甲骨部、仙骨部、大転子部、踵骨部、腸骨部などである。
(3)正しい。褥瘡治癒のための必要エネルギーとして、
基礎エネルギー消費量の1.5倍以上の十分なエネルギー摂取が必要である。
NPUAP/EPUAPガイドラインにおいては30〜35kcal/kg体重/日を推奨している。
(4)誤り。褥瘡患者では、褥瘡面からの浸出液が多いことや、経口摂取が不足しがちなことなどにより、
脱水や循環不全を生じやすいので、適切な水分摂取が必要である。
(5)正しい。予防としては、体位変換やクッション、マットレスなどの利用による体圧分散
(圧力・ずれ力の排除)や栄養状態の維持・改善などが有効である。
2018年05月12日
国家試験解説「臨床栄養学(No.141)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(5)
ガラクトース血症は、ガラクトースからグルコースに転化される過程が障害されて、
ガラクトース及びガラクトース1リン酸が体内に蓄積する遺伝的疾患である。
乳児期は、乳糖除去ミルク(治療乳)や大豆乳とする。
離乳後は治療乳とガラクトース及び乳糖除去食を組み合わせる。
乳製品の制限に伴いカルシウム不足になりやすいので注意する。
治療は障害続ける必要がある。
(1)〜(4)誤り。
(5)正しい。ガラクトース血症では、ガラクトース及びラクトース(乳糖)を除去する。
141.ガラクトース血症(T型)で除去すべき食品成分である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)グルコース
(2)フルクトース
(3)スクロース
(4)マルトース
(5)ラクトース
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)グルコース
(2)フルクトース
(3)スクロース
(4)マルトース
(5)ラクトース
【解説】…回答(5)
ガラクトース血症は、ガラクトースからグルコースに転化される過程が障害されて、
ガラクトース及びガラクトース1リン酸が体内に蓄積する遺伝的疾患である。
乳児期は、乳糖除去ミルク(治療乳)や大豆乳とする。
離乳後は治療乳とガラクトース及び乳糖除去食を組み合わせる。
乳製品の制限に伴いカルシウム不足になりやすいので注意する。
治療は障害続ける必要がある。
(1)〜(4)誤り。
(5)正しい。ガラクトース血症では、ガラクトース及びラクトース(乳糖)を除去する。
2018年05月11日
国家試験解説「臨床栄養学(No.140)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(3)
(1)誤り。基礎代謝が著しく更新し、通常の1.5〜2倍のエネルギーを消費する。
(2)誤り。血管透過性が亢進する。そのため、浮腫が急速に進行する。
(3)正しい。たんぱく質以下が亢進しているため、たんぱく質の必要量が多くなる。
下式から明らかなように、総エネルギー量が同じである場合、
NPC/Nは、たんぱく質量が多い時には小さい値を、たんぱく質量が少ない時には大きい値をとるため、
熱傷時には、NPC/Nは低くなる。
NPC/N=(総エネルギー量)−(たんぱく質によるエネルギー量)/たんぱく質重量×0.16
(4)誤り。たんぱく質代謝改善機能を有し、腸や免疫相当細胞の主要エネルギーであり、
創傷治癒に促進的に作用するグルタミンを投与する。
グルタミンやアルギニン、n-3系多価不飽和脂肪酸、拡散は免疫増強作用のある栄養素とされており、
これらの栄養素を強化した経腸栄養剤は免疫賦活栄養剤と呼ばれている。
(5)誤り。重症熱傷の急性期には、血漿成分の著しい漏出が起こるため、
循環動態を安定させるために電解質輸液製剤の大量投与を行う。
140.重症熱傷患者の入院翌日の病態と栄養管理に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)基礎代謝が、低下する。
(2)血管透過性が、低下する。
(3)健常児よりNPC/C(非たんぱく質カロリー窒素比)を低くする。
(4)グルタミンを制限する。
(5)水分を制限する。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)基礎代謝が、低下する。
(2)血管透過性が、低下する。
(3)健常児よりNPC/C(非たんぱく質カロリー窒素比)を低くする。
(4)グルタミンを制限する。
(5)水分を制限する。
【解説】…回答(3)
(1)誤り。基礎代謝が著しく更新し、通常の1.5〜2倍のエネルギーを消費する。
(2)誤り。血管透過性が亢進する。そのため、浮腫が急速に進行する。
(3)正しい。たんぱく質以下が亢進しているため、たんぱく質の必要量が多くなる。
下式から明らかなように、総エネルギー量が同じである場合、
NPC/Nは、たんぱく質量が多い時には小さい値を、たんぱく質量が少ない時には大きい値をとるため、
熱傷時には、NPC/Nは低くなる。
NPC/N=(総エネルギー量)−(たんぱく質によるエネルギー量)/たんぱく質重量×0.16
(4)誤り。たんぱく質代謝改善機能を有し、腸や免疫相当細胞の主要エネルギーであり、
創傷治癒に促進的に作用するグルタミンを投与する。
グルタミンやアルギニン、n-3系多価不飽和脂肪酸、拡散は免疫増強作用のある栄養素とされており、
これらの栄養素を強化した経腸栄養剤は免疫賦活栄養剤と呼ばれている。
(5)誤り。重症熱傷の急性期には、血漿成分の著しい漏出が起こるため、
循環動態を安定させるために電解質輸液製剤の大量投与を行う。
2018年05月10日
国家試験解説「臨床栄養学(No.139)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(5)
(1)正しい。化学療法では、悪心・嘔吐、食欲不振などが高頻度に出現する。
それらに対処するため、食事に加えて主に経静脈的な栄養補給を行うことが多い。
(2)正しい。放射線が正常組織に照射されてしまうことにより、
食欲不振、吐き気、倦怠感、口内炎、皮膚炎、消化器症状、膀胱炎症状等の副作用を伴うことが多い。
(3)正しい。消化器がんの手術では、臓器の切除と再建によって
消化器系臓器の欠落と消化管内容の通過経路の修復がもたらされる。
その結果、手術の侵襲から回復した後も消化器がん患者は様々な低栄養のリスクに曝される。
(4)正しい。欧州緩和ケア共同研究で、「がん悪液質とは、従来の栄養サポートで改善することは困難で、
進行性の機能障害をもたらし、著しい筋組織の減少を特徴とする複合的な代謝障害症候群である。
病理生理学的には、経口摂取の減少と代謝異常によるたんぱく質とエネルギーバランスの破綻を
特徴とする。」と定義されている。
(5)誤り。早期がん患者も緩和ケアの対象とする。
緩和ケア要件の一つに「治療期間を含め早期実践する。」とあり、
終末期医療に限らず、早期がん患者も対象となる。
139.がん患者の栄養管理に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)化学療法では、悪心が出現する。
(2)放射線療法では、食欲不振がみられる。
(3)外科療法では、低栄養のリスクがある。
(4)がん悪液質では、徐脂肪体重が減少する。
(5)早期がん患者は、緩和ケアの対象に含めない。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)化学療法では、悪心が出現する。
(2)放射線療法では、食欲不振がみられる。
(3)外科療法では、低栄養のリスクがある。
(4)がん悪液質では、徐脂肪体重が減少する。
(5)早期がん患者は、緩和ケアの対象に含めない。
【解説】…回答(5)
(1)正しい。化学療法では、悪心・嘔吐、食欲不振などが高頻度に出現する。
それらに対処するため、食事に加えて主に経静脈的な栄養補給を行うことが多い。
(2)正しい。放射線が正常組織に照射されてしまうことにより、
食欲不振、吐き気、倦怠感、口内炎、皮膚炎、消化器症状、膀胱炎症状等の副作用を伴うことが多い。
(3)正しい。消化器がんの手術では、臓器の切除と再建によって
消化器系臓器の欠落と消化管内容の通過経路の修復がもたらされる。
その結果、手術の侵襲から回復した後も消化器がん患者は様々な低栄養のリスクに曝される。
(4)正しい。欧州緩和ケア共同研究で、「がん悪液質とは、従来の栄養サポートで改善することは困難で、
進行性の機能障害をもたらし、著しい筋組織の減少を特徴とする複合的な代謝障害症候群である。
病理生理学的には、経口摂取の減少と代謝異常によるたんぱく質とエネルギーバランスの破綻を
特徴とする。」と定義されている。
(5)誤り。早期がん患者も緩和ケアの対象とする。
緩和ケア要件の一つに「治療期間を含め早期実践する。」とあり、
終末期医療に限らず、早期がん患者も対象となる。
2018年05月09日
国家試験解説「臨床栄養学(No.138)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(2)
(1)正しい。ラテックスアレルギーでは、バナナ、アボガド、栗などと交差反応して、
アナフィラキシーを誘発する場合がある。
(2)誤り。ヒスタミンは、アレルギー症状を促進する。
(3)正しい。食物アレルゲンの本体は、大部分が食物に含まれるたんぱく質である。
加熱処理によりアレルゲン性が減弱する場合は多い。
(4)正しい。口腔アレルギー症候群は、主として花粉の経気道感作を受けた人が、
その花粉抗原と交差反応する生の果物や野菜を摂取した時に
口腔咽頭粘膜で症状が誘発されるものである。
(5)正しい。エピペンはは、アドレナリン自己注射薬であり、登録医によって処方が可能である。
アナフィラキシーの補助治療を目的として自己注射薬(筋肉内注射)であるため、
使用後は直ちに医療機関を受診する。
また、保育所及び学校において緊急の場に居合わせた関係者が、
エピペンを使用できない状況にある本人の代わりに注射することは医師法違反とはならない。
138.食物アレルギーに関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)バナナは、アレルギー症状を抑制する。
(2)ヒスタミンは、アレルギー症状を抑制する。
(3)加熱処理により、アレルゲンは減弱する。
(4)口腔粘膜の症状が、出現する。
(5)アナフィラキシーショック時には、エピペンを用いる。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)バナナは、アレルギー症状を抑制する。
(2)ヒスタミンは、アレルギー症状を抑制する。
(3)加熱処理により、アレルゲンは減弱する。
(4)口腔粘膜の症状が、出現する。
(5)アナフィラキシーショック時には、エピペンを用いる。
【解説】…回答(2)
(1)正しい。ラテックスアレルギーでは、バナナ、アボガド、栗などと交差反応して、
アナフィラキシーを誘発する場合がある。
(2)誤り。ヒスタミンは、アレルギー症状を促進する。
(3)正しい。食物アレルゲンの本体は、大部分が食物に含まれるたんぱく質である。
加熱処理によりアレルゲン性が減弱する場合は多い。
(4)正しい。口腔アレルギー症候群は、主として花粉の経気道感作を受けた人が、
その花粉抗原と交差反応する生の果物や野菜を摂取した時に
口腔咽頭粘膜で症状が誘発されるものである。
(5)正しい。エピペンはは、アドレナリン自己注射薬であり、登録医によって処方が可能である。
アナフィラキシーの補助治療を目的として自己注射薬(筋肉内注射)であるため、
使用後は直ちに医療機関を受診する。
また、保育所及び学校において緊急の場に居合わせた関係者が、
エピペンを使用できない状況にある本人の代わりに注射することは医師法違反とはならない。
2018年05月08日
国家試験解説「臨床栄養学(No.137)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)誤り。血清トリヨードサイロニン(T₃)値、血清サイロキシン(T₄)値の低下がみられる。
いずれも甲状腺ホルモンである。
(2)誤り。神経性やせ症(神経性食欲不振症)の者には、過食してすく吐き出す、
下痢や利尿薬などを用いて体外に排泄するという不適切な代償行為を行うケースが多い。
そのため、低カリウム血症がみられる。
(3)誤り。徐脈がみられる。
(4)正しい。不食、多食、隠れ食いなどの食行動異常がみられる。
(5)誤り。活動量の増加がみられる。
137.神経性やせ症(神経性食欲不振症)の症候である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)血清トリヨードサイロニン(T₃)値の上昇
(2)高カリウム血症
(3)頻脈
(4)食行動の異常
(5)活動量の低下
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)血清トリヨードサイロニン(T₃)値の上昇
(2)高カリウム血症
(3)頻脈
(4)食行動の異常
(5)活動量の低下
【解説】…回答(4)
(1)誤り。血清トリヨードサイロニン(T₃)値、血清サイロキシン(T₄)値の低下がみられる。
いずれも甲状腺ホルモンである。
(2)誤り。神経性やせ症(神経性食欲不振症)の者には、過食してすく吐き出す、
下痢や利尿薬などを用いて体外に排泄するという不適切な代償行為を行うケースが多い。
そのため、低カリウム血症がみられる。
(3)誤り。徐脈がみられる。
(4)正しい。不食、多食、隠れ食いなどの食行動異常がみられる。
(5)誤り。活動量の増加がみられる。