2018年05月13日
国家試験解説「臨床栄養学(No.142)」
「臨床栄養学(問題番号115〜142)」の解説を行います。
【解説】…回答(4)
(1)正しい。DESIGN‐Rは、褥瘡重症度分類・褥瘡経過評価のために、
日本褥瘡学会が中心となって開発したものである。
(2)正しい。好発部位は、持続的な圧力が加わりやすく、皮下脂肪組織が少なく、
生理的に骨が突出している、肩甲骨部、仙骨部、大転子部、踵骨部、腸骨部などである。
(3)正しい。褥瘡治癒のための必要エネルギーとして、
基礎エネルギー消費量の1.5倍以上の十分なエネルギー摂取が必要である。
NPUAP/EPUAPガイドラインにおいては30〜35kcal/kg体重/日を推奨している。
(4)誤り。褥瘡患者では、褥瘡面からの浸出液が多いことや、経口摂取が不足しがちなことなどにより、
脱水や循環不全を生じやすいので、適切な水分摂取が必要である。
(5)正しい。予防としては、体位変換やクッション、マットレスなどの利用による体圧分散
(圧力・ずれ力の排除)や栄養状態の維持・改善などが有効である。
142.褥瘡に関する記述である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)評価法には、DESIGN-Rがある。
(2)肩甲骨部は、好発部位である。
(3)十分なエネルギー摂取が、必要である。
(4)浸出液がみられる時には、水分摂取を行う。
(5)予防には、除圧管理が有効である。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)評価法には、DESIGN-Rがある。
(2)肩甲骨部は、好発部位である。
(3)十分なエネルギー摂取が、必要である。
(4)浸出液がみられる時には、水分摂取を行う。
(5)予防には、除圧管理が有効である。
【解説】…回答(4)
(1)正しい。DESIGN‐Rは、褥瘡重症度分類・褥瘡経過評価のために、
日本褥瘡学会が中心となって開発したものである。
(2)正しい。好発部位は、持続的な圧力が加わりやすく、皮下脂肪組織が少なく、
生理的に骨が突出している、肩甲骨部、仙骨部、大転子部、踵骨部、腸骨部などである。
(3)正しい。褥瘡治癒のための必要エネルギーとして、
基礎エネルギー消費量の1.5倍以上の十分なエネルギー摂取が必要である。
NPUAP/EPUAPガイドラインにおいては30〜35kcal/kg体重/日を推奨している。
(4)誤り。褥瘡患者では、褥瘡面からの浸出液が多いことや、経口摂取が不足しがちなことなどにより、
脱水や循環不全を生じやすいので、適切な水分摂取が必要である。
(5)正しい。予防としては、体位変換やクッション、マットレスなどの利用による体圧分散
(圧力・ずれ力の排除)や栄養状態の維持・改善などが有効である。
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