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2018年11月22日

国家試験解説「応用栄養学(No.96)」

Q96.嚥下障害の高齢者に適した調理法に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)バナナをつぶす。
(2)きゅうりを刻む。
(3)にんじんを軟らかく煮る。
(4)ジュースをゼリー状に固める。
(5)お茶にとろみをつける。

【解説】…正答(2)
(1)正しい。バナナは、酸味がなく、咀嚼した際にサラサラした果汁も出ないため嚥下障害がある場合に
   適した食材である。
   また、嚥下状態に合わせ、つぶすことで誤嚥を防ぐことができる。
(2)誤り。食材を細かく刻むと食塊を形成しにくく、むせや誤嚥の原因となるため、
   嚥下障害のある場合には向かない。
(3)正しい。咀嚼力が低下している場合には、食材を軟らかく煮る調理法が適している。
(4)正しい。サラサラした飲み物であるジュースを、口腔咽頭に残留しにくいゼリー状に固めることは、
   嚥下障害のある場合の調理法として適している。
(5)正しい。サラサラした飲み物は動きが早く、
   咽頭蓋が後方へ倒れ気管に蓋をする前に一気に流れこんでしまうため、誤嚥しやすい。
   お茶にとろみをつけることで動きのスピードが遅くなるため、気管に入りにくくなり、
   嚥下障害のある場合の調理法として適している。

2018年11月21日

国家試験解説「応用栄養学(No.95)」

Q95.更年期の女性に起こる変化である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)血清HDL-コレステロール値の上昇
(2)エストロゲン分泌量の増加
(3)黄体形成ホルモン(LH)分泌量の増加
(4)卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌量の減少
(5)骨吸収の抑制

【解説】…正答(3)
(1)誤り。エストロゲンの分泌低下により、血清HDL-コレステロール値は減少し、
   血清LDL-コレステロール値は上昇する。
(2)誤り。卵胞機能が低下するため、卵巣かたのエストロゲンの分泌は低下する。
(3)正しい。脳下垂体前葉から分泌される黄体形成ホルモンの分泌量は増加する。
(4)誤り。脳下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモンの分泌量は増加する。
(5)誤り。骨吸収は促進される。
   このため骨密度が低下し、骨粗鬆症の発症リスクが上昇する。

2018年11月20日

国家試験解説「応用栄養学(No.94)」

Q94.思春期の女子に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は減少する。
(2)思春期前に比べ、皮下脂肪量は減少する。
(3)貧血の多くは、巨赤芽球性貧血である。
(4)急激な体重減少は、月経異常の原因となる。
(5)神経性やせ症(神経性食欲不振症)の発症頻度は、男子と差はない。

【解説】…正答(4)
(1)誤り。思春期前に比べ、性ホルモンの分泌が増加する。
(2)誤り。思春期前に比べ、皮下脂肪量が増加し、身体の線は丸みを帯びる。
(3)誤り。思春期にみられる貧血の多くは、鉄欠乏性貧血である。
   思春期には、急激な成長による鉄の需要が増えるほか、女子では月経が鉄不足の要因となる。
(4)正しい。
(5)誤り。神経性やせ症の発症頻度は、男子に比べ女子が高い。

2018年11月19日

国家試験解説「応用栄養学(No.93)」

Q93.幼児期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、成人より低い。
(2)推定エネルギー必要量は、成長に伴うエネルギー蓄積量を含む。
(3)間食は、幼児の好きなだけ摂取させてよい。
(4)咀しゃく機能は、1歳頃に完成される。
(5)クワシオルコル(kwashiorkor)では、エネルギー摂取量が不足している。

【解説】…正答(2)
(1)誤り。基礎代謝基準値は、1〜2歳が最も高く、加齢とともに低下していく。
(2)正しい。17歳までの推定エネルギー必要量には、成長に伴うエネルギー蓄積量が含まれている。
(3)誤り。間食は1日の総エネルギー摂取量の10〜20%程度の量を目安とし、1日1〜2回とする。
(4)誤り。咀嚼機能は、奥歯が生え揃う2歳6か月〜3歳6か月頃までに完成される。
(5)誤り。エネルギー摂取量が不足しているのは、マラスムスである。
   クワシオルコルでは、たんぱく質の欠乏が主体である。

2018年11月18日

国家試験解説「応用栄養学(No.92)」

Q92.新生児期・乳児期の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)頭蓋内出血の予防として、ビタミンAを投与する。
(2)母乳性黄疸が出現した場合には、母親のカロテン摂取量を制限する。
(3)乳糖不耐症では、乳糖強化食品を補う。
(4)ビタミンDの欠乏により、くる病が起こる。
(5)フェニルケトン尿症では、フェニルアラニンを増量したミルクを用いる。

【解説】…正答(4)
(1)誤り。新生児頭蓋内出血の予防としては、ビタミンK₂シロップ剤を経口投与する。
(2)誤り。母乳性黄疸とカロテン摂取量には相関性はなく、母親のカロテン摂取量を制限する必要はない。
(3)誤り。乳糖不耐症では、乳糖分解酵素であるラクターゼの欠損または活性低下によって、
   乳糖が分解できず、下痢を起こす。
   したがって、乳糖を除去したミルクを用いる。
(4)正しい。くる病は、ビタミンD欠乏を基盤とするカルシウム代謝障害による骨基質への石灰化障害で、
   小児の骨成長期に起こる。
   成人に起こるものを骨軟化症という。
(5)誤り。フェニルケトン尿症では、フェニルアラニン除去ミルクを用いる。

2018年11月17日

国家試験解説「応用栄養学(No.91)」

Q91.離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)哺乳反射が活発になってきたら、離乳食を開始する。
(2)離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日3回にする。
(3)歯ぐきでつぶせる固さのものを与えるのは、生後9か月頃からである。
(4)はちみつは、生後9か月頃より与えてよい。
(5)卵は、卵白から全卵へ進めていく。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。哺乳反射の減弱が、離乳開始の目安の一つである。
(2)誤り。離乳の開始は、生後5、6か月頃である。
   離乳食を1日3回食に進めていくのは、生後9か月〜11か月である。
(3)正しい。
(4)誤り。はちみつは、乳児ボツリヌス症予防のため満1歳までは与えない。
(5)誤り。卵は、卵黄から全卵へとすすめていき、生後7、8か月頃に卵黄1〜全卵1/3個となっている。


離乳食の進め方の目安.png

2018年11月16日

国家試験解説「応用栄養学(No.90)」

Q90.妊娠期の糖代謝異常に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した明らかな糖尿病のことをいう。
(2)妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。
(3)妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。
(4)肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。
(5)糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。

【解説】…正答(1)
(1)誤り。妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発見または発症した、
   糖尿病にいったっていない糖代謝異常であある。
(2)正しい。
(3)正しい。本選択肢の他に、胎児奇形、新生児低血糖などを起こしやすい。
(4)正しい。本選択肢の他に、尿糖持続陽性、糖尿病家族歴、過度の体重増加、巨大児出産の既往、
   高齢などもリスク因子である。
(5)正しい。糖尿病合併妊娠は、非妊娠時より糖尿病であった者が妊娠した場合をいい、
   経口血糖降下薬は使用しない。
   血糖コントロールが不良の場合はインスリン療法を行う。

2018年11月15日

国家試験解説「応用栄養学(No.89)」

Q89.母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
(2)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
(4)母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。
(5)母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。

【解説】…正答(4)
(1)誤り。乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(2)誤り。ラクトフェリンや分泌型IgA、リゾチームなどの免疫に関わる物質は、
   成熟乳より初乳に多く含まれ、感染防御に役立っている。
(3)誤り。吸啜刺激によりプロラクチンの分泌は亢進する。
   プロラクチンは、乳汁産生・分泌を促す。
(4)正しい。母親の食事の理今日は、乳汁中のたんぱく質組成、脂肪酸組成、脂肪濃度、
   各種ビタミン濃度などに表れやすい。
(5)誤り。母親の摂取したアルコールは、母乳に移行する。
   アルコールの種類や摂取量にもよるが、
   飲酒後30〜60分程度で乳汁中のアルコール濃度が高くなると言われる。

2018年11月14日

国家試験解説「応用栄養学(No.88)」

Q88.成長・発達に伴う変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)頭囲と胸囲が同じになるのは4歳頃である。
(2)体重1kg当たりの摂取水分量は、成人期より幼児期の方が多い。
(3)カウプ指数による肥満判定基準は、年齢に関わらず一定である。
(4)乳幼児身体発育曲線における50パーセンタイル値は、平均値を示している。
(5)微細運動の発達は、粗大運動の発達に先行する。

【解説】…正答(2)
(1)誤り。出生時は頭囲の方が大きく、頭囲と胸囲がほぼ同じになるのは、1歳頃である。
   1歳以降は、胸囲の方が大きくなっていく。
(2)正しい。
(3)誤り。カウプ指数では、乳幼児の身体発育評価に用い、肥満判定基準は年齢により異なっている。
(4)誤り。乳幼児身体発育曲線の50パーセンタイル値は、中央値を示している。
(5)誤り。運動の発達においては、粗大運動は微細運動に先行する。

2018年11月13日

国家試験解説「応用栄養学(No.87)」

Q87.日本人の食事摂取基準(2015年版)における、ビタミンの耐容上限量(UL)に関する記述である 。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)ビタミンAでは、カロテノイドを含む。
(2)ビタミンEでは、α-トコフェロール以外のビタミンEを含む。
(3)ナイアシンでは、ナイアシン当量としての量で設定されている。
(4)ビタミンB6では、食事性ビタミンB6としての量で設定されている。
(5)葉酸では、プテロイルモノグルタミン酸としての量で設定されている。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。プロビタミンAであるカロテノイドは、
   耐容上限量を考慮したビタミンA摂取量の算出には含めない。
   理由は、β-カロテンの過剰摂取によるプロビタミンAとしての過剰障害は、
   胎児奇形や骨折も含めて知られていないためである。
(2)誤り。ビタミンEではα-トコフェロールのみを指標として策定している。
   血液及び組織中に存在するビタミンE同族体の大部分がα-トコフェロールであることが理由である。
(3)誤り。ナイアシンでは、強化食品由来及びサプリメント由来のニコチン酸
   あるいはニコチンアミドの量で設定されている。
(4)誤り。耐容上限量をピリドキシンとしての量で設定しており、60r/日としている。
(5)正しい。葉酸の数値は、サプリメントとして使用されているプテロイルモノグルタミン酸量として
   設定されている。
   なお、通常の食品を摂取している人で、過剰摂取による健康障害が発現したという報告は
   見当たらないとされている。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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