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2018年11月12日

国家試験解説「応用栄養学(No.86)」

Q86.日本人の食事摂取基準(2015年版)において、70歳以上で目標とするBMI(kg/m2)の範囲である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)18.5〜22.0
(2)18.5〜24.9
(3)20.0〜22.0
(4)20.0〜24.9
(5)21.5〜24.9

【解説】…正答(5)
目標とするBMIの範囲は、18歳以上で設定されている。
18〜49歳で18.5〜24.9(s/u)、50〜69歳で20.0〜24.9(s/u)である。
70歳以上では、総死亡率が最も低かったBMIと実態との乖離が見られるため、
虚弱の予防及び生活習慣病の予防の両者に配慮する必要があることも踏まえ、
当面目標とするBMIの範囲が21.5〜24.9(s/u)とされている。
したがって、(5)が正しい。

2018年11月11日

国家試験解説「応用栄養学(No.85)」

Q85.静的栄養アセスメントの指標である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)血清トランスサイレチン値
(2)血清トランスフェリン値
(3)血清総コレステロール値
(4)血清レチノール結合たんぱく質値
(5)フィッシャー比

【解説】…正答(3)
(1)・(2)・(4)誤り。動的アセスメントの指標である。
           血清トランスサイレチン(半減期2日)、血清トランスフェリン(半減期7〜10日)、
           血清レチノール結合たんぱく質(半減期0.5日)は、
           急速代謝回転たんぱく質(RTP)であり、短期間のたんぱく質の栄養状態を反映する。
(3)正しい。
(5)誤り。動的アセスメントの指標である。
   フィッシャー比は、血中の分岐アミノ酸と芳香族アミノ酸のモル比であり、
   肝機能の低下を示す指標である。

2018年11月10日

国家試験解説「応用栄養学(No.84)」

Q84.栄養ケア・マネジメントに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)栄養スクリーニングは、侵襲性が高い。
(2)栄養アセスメントは、栄養状態を評価・判定する。
(3)栄養診断は、疾病を診断する。
(4)栄養ケア計画の目標設定には、優先順位をつけない。
(5)モニタリングは、最終的な評価である。

【解説】…正答(2)
(1)誤り。栄養スクリーニングは、栄養状態に異常のあるリスク保有者を選別する過程のことをいう。
   そのため、侵襲性はないもしくは低いことが要件となる。
(2)正しい。栄養アセスメントは、対象者の栄養状態をさまざまな指標を用いて客観的に把握し、
   栄養状態の問題や程度を評価・判定する過程である。
(3)誤り。栄養診断は、栄養ケアプロセスにおける栄養アセスメントと栄養介入の中間の段階で、
   栄養アセスメントを基に対象者の栄養状態を診断することである。
(4)誤り。栄養アセスメントの結果を基に改善目標が多く設定された場合は、
   アプローチする項目に優先順位をつける。
(5)誤り。モニタリングは対象者の栄養ケア計画実施上の問題点がなかったかをチェックする過程である。
   最終的な評価ではない。

2018年11月09日

国家試験解説「基礎栄養学(No.83)」

Q83.基礎代謝量に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)安静座位で測定する。
(2)男性に比べて女性が高い。
(3)環境温度に影響されない。
(4)低栄養状態で増大する。
(5)アドレナリンにより増大する。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。仰臥位・覚醒状態で測定する。
   前日の夕食12〜16時間経過し、食物が完全に消化・吸収された状態になっている早期空腹時、
   快適な温度条件(20〜25℃)で測定する。
(2)誤り。女性よりも男性の方が高い。これは男性の方が体格が大きく、体脂肪率が低いからである。
(3)誤り。環境温度により影響を受け、気温が高いと低く、気温が低いと高くなる。
(4)誤り。低栄養状態では低下する。
(5)正しい。アドレナリンなどの副腎髄質ホルモンや甲状腺ホルモンにより増大する。

2018年11月08日

国家試験解説「基礎栄養学(No.82)」

Q82.水の出納に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)栄養素1g当たりの代謝水は、脂質が最も少ない。
(2)不可避尿量は、摂取した水分量に影響される。
(3)不感蒸泄では、水のみが失われる。
(4)1日に必要な水分摂取の最低量は、不可避尿量と随意尿(可避尿)量の合計である。
(5)低張性脱水では、電解質を含まない水を補給する。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。栄養素1g当たりの代謝水の量は糖質が0.56g、脂質が1.07g、たんぱく質が0.43gで、
   脂質が最も多い。
(2)誤り。不可避尿量は体内の代謝産物が排泄するために必要な尿量で、
   摂取した水分量に影響されず一定(約500mL/日)である。
(3)正しい。不感蒸泄とは、肺や皮膚から排泄される水分をいう。
   汗は含まないため電解質は失われず、水のみが失われる。
(4)誤り。1日の必要最低水分量は、不可避尿量に不感蒸泄や糞便等に排泄される水分量を
   加えたものである。
(5)誤り。低張性脱水では水分に比べてナトリウムが多く喪失しているので、電解質を含む水を補給する。

2018年11月07日

国家試験解説「基礎栄養学(No.81)」

Q81.カルシウムと鉄の吸収に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)カルシウムの吸収は、脂肪により促進する。
(2)カルシウムの吸収は、リンにより促進する。
(3)カルシウムの吸収は、フィチン酸により促進する。
(4)ヘム鉄の吸収は、ビタミンCにより促進する。
(5)非ヘム鉄の吸収は、動物性たんぱく質により促進する。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。脂肪によりカルシウムの吸収が促進されることはない。
   カルシウムの吸収を促進するのは、活性型ビタミンD、カゼインホスホペプチド、乳糖などである。
(2)・(3)誤り。過剰のリン、フィチン酸、シュウ酸、食物繊維は、カルシウムの吸収を阻害する。
(4)誤り。ビタミンCにより吸収が促進されるのは非ヘム鉄である。
(5)正しい。非ヘム鉄の吸収は、共存する動物性たんぱく質やビタミンCにより促進する。
   一方、フィチン酸、タンニン、シュウ酸、食物繊維により吸収が阻害される。

2018年11月06日

国家試験解説「基礎栄養学(No.80)」

Q80.血液中のカルシウム濃度の変化とその応答に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)カルシウム濃度が低下すると、カルシトニンの分泌が高まる。
(2)カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まる。
(3)カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収が抑制される。
(4)カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌が促進される。
(5)カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収が促進される。

【解説】…正答(2)
(1)・(4)誤り。カルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンの分泌が促進される。
       一方、カルシウム濃度が上昇すると、カルシトニンの分泌が促進される。
(2)正しい。カルシウム濃度が低下すると、活性型ビタミンDの産生が高まって、
   小腸や腎臓におけるカルシウムの吸収が促進される。
(3)誤り。カルシウム濃度が低下すると、腎臓におけるカルシウムの再吸収は促進される。
(5)誤り。カルシウム濃度が上昇すると、骨吸収は抑制される。
   なお、骨吸収とは、骨から血中へカルシウムを遊離させることをいう。

2018年11月05日

国家試験解説「基礎栄養学(No.79)」

Q79.ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)ビタミンAは、エネルギー代謝に補酵素として作用する。
(2)ビタミンEの必要量は、飽和脂肪酸摂取の増加時に高まる。
(3)吸収されたビタミンB1の余剰分は、糞中に排泄される。
(4)ビタミンB6は、生体内の酸化還元反応に必要である。
(5)ビオチンは、生卵白中のアビジンと結合する。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。ビタミンAは補酵素としてエネルギー代謝に関与しない。
   エネルギー代謝に補酵素として作用するビタミンは、ビタミンB1・B2・ナイアシンなどである。
(2)誤り。ビタミンEの必量量が高まるのは、多価不飽和脂肪酸の摂取が増大したときである。
(3)誤り。必量量を超えて吸収されたビタミンB1は、尿中に排泄される。
(4)誤り。ビタミンB1は酸化還元反応には関与しない。
   ビタミンB6は、主としてアミノ酸代謝におけるアミノ基転移反応やアミノ基の
   脱炭酸反応の補酵素として作用する。
   生体内の酸化還元反応に必要ビタミンは、ビタミンC/E、カロテノイドである。
(5)正しい。生卵白の過食によってビオチンの吸収が阻害され、ビオチン欠乏が起こることがある。
   なお、加熱した卵白ではアジピンが変性するため、ビオチン欠乏を起こすことはない。

2018年11月04日

国家試験解説「基礎栄養学(No.78)」

Q78.ビタミンの構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)β-カロテンは、小腸でロドプシンに変換される。
(2)活性型ビタミンDは、細胞膜上の受容体と結合する。
(3)ビタミンEは、LDLの酸化を防ぐ。
(4)ビタミンB12は、分子内にモリブデンをもつ。
(5)酸化型ビタミンCは、ビタミンEにより還元型になる。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。β‐カロテンは、小腸でレチノールに変換される。
   なお、ロドプシンは、ビタミンAとおプシンと呼ばれるたんぱく質が結合したものであり、
   網膜桿体細胞に存在する色素である。
(2)誤り。脂溶性ビタミンである活性型ビタミンDの受容体は、細胞内に存在する。
(3)正しい。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、生体内成分の酸化を防止する。
(4)誤り。ビタミンB12は分子中にコバルトを含む。
(5)誤り。酸化型ビタミンEは、ビタミンCにより還元型になる。
   なお、酸化型ビタミンCを還元型に変換させる還元剤は、グルタチオンである。

2018年11月03日

国家試験解説「基礎栄養学(No.77)」

Q77.脂質の体内代謝と臓器間輸送に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)ホルモン感受性リパーゼは、食後に活性化される。
(2)カイロミクロンは、門脈経由で肝臓に運ばれる。
(3)リポたんぱく質は、粒子の外側に疎水成分をもつ。
(4)LDLの主なアポたんぱく質は、アポAIである。
(5)ケトン体は、脳でエネルギー源として利用される。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。ホルモン感受性リパーゼは食後には抑制される。
   ホルモン感受性リパーゼは、食間期、エネルギー源が不足したときに活性が亢進し、
   脂肪組織に貯蔵されているトリアシルグリセロールを遊離脂肪酸とグリセロールに分解する。
(2)誤り。カイロミクロンは、リンパ管経由で血液に入り、
   脂肪組織や筋肉などでトリアシルグリセロールの70〜90%を放出し、
   カイロミクロンレムナントとなり、肝臓に取り込まれる。
(3)誤り。リポたんぱく質の外側は親水成分である。
   疎水成分を内側に包み込む構造になっている。
(4)誤り。LDLは、アポB100のみを含む。
   アポA1は、HDLの主なアポたんぱく質である。
(5)正しい。脳のエネルギー源は、通常はグルコースであるが、
   摂食が長時間続くような場合にはケトン体が利用される。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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