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2018年11月16日

国家試験解説「応用栄養学(No.90)」

Q90.妊娠期の糖代謝異常に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)妊娠糖尿病とは、妊娠中に発症した明らかな糖尿病のことをいう。
(2)妊娠糖尿病の診断基準は、非妊娠時の糖尿病の診断基準とは異なる。
(3)妊娠糖尿病では、巨大児を出産する可能性が高い。
(4)肥満は、妊娠糖尿病発症のリスク因子である。
(5)糖尿病合併妊娠では、インスリン療法を行う。

【解説】…正答(1)
(1)誤り。妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発見または発症した、
   糖尿病にいったっていない糖代謝異常であある。
(2)正しい。
(3)正しい。本選択肢の他に、胎児奇形、新生児低血糖などを起こしやすい。
(4)正しい。本選択肢の他に、尿糖持続陽性、糖尿病家族歴、過度の体重増加、巨大児出産の既往、
   高齢などもリスク因子である。
(5)正しい。糖尿病合併妊娠は、非妊娠時より糖尿病であった者が妊娠した場合をいい、
   経口血糖降下薬は使用しない。
   血糖コントロールが不良の場合はインスリン療法を行う。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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