2018年11月15日
国家試験解説「応用栄養学(No.89)」
Q89.母乳に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)乳糖は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
(2)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を抑制する。
(4)母乳の脂肪酸組成は、母親の食事内容の影響を受ける。
(5)母親の摂取したアルコールは、母乳に移行しない。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(2)誤り。ラクトフェリンや分泌型IgA、リゾチームなどの免疫に関わる物質は、
成熟乳より初乳に多く含まれ、感染防御に役立っている。
(3)誤り。吸啜刺激によりプロラクチンの分泌は亢進する。
プロラクチンは、乳汁産生・分泌を促す。
(4)正しい。母親の食事の理今日は、乳汁中のたんぱく質組成、脂肪酸組成、脂肪濃度、
各種ビタミン濃度などに表れやすい。
(5)誤り。母親の摂取したアルコールは、母乳に移行する。
アルコールの種類や摂取量にもよるが、
飲酒後30〜60分程度で乳汁中のアルコール濃度が高くなると言われる。
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