未承認の抗がん剤は使えるの？: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年07月29日

未承認の抗がん剤は使えるの？

未承認の抗がん剤

抗がん剤の開発が急速に進んでいる昨今、
それは世界レベルで進行しています。

ですが、その中で実際に国内で承認されている抗がん剤は
限られた範囲のものだけでしかありません。

結果、多くの抗がん剤は、いまだ未承認のままです。
海外で承認されているものでさえも、
日本国内では未承認・・・対象は同じ人間のはず・・・。

それら抗がん剤が承認されるまでの過程にいろいろな諸問題が・・・！？
運用の仕方に問題はないのでしょうか？
他国ではスムーズに承認されて、実用されているのに・・。
そうこうしている間に、癌（がん）は日々進行してしまいます。

悲しいことに、これら判定までの道のりはとても事務的で
そこには感情が全くない。

未承認の抗がん剤を試す方法

まず最初にお伝えしておきたいことは、
これら方法を試す前に、担当のお医者様に相談することが大前提です。
個人で先走らずに、まずは相談してくださいね。

未承認抗がん剤を入手する方法

医師にお願いをして、海外の製薬会社から輸入をしてもらう。
この方法が一番のおススメです。

入手する方法は「輸入」しかありませんが、医師に依頼する以外にも
患者さんやそのご家族の方が直接海外の製薬会社から
輸入することも出来ますし、それら輸入を業とする
代行サービス会社もあります。
あくまでも、患者自らが使用することを前提としています。

国内未承認の抗がん剤を使用する場合は、
自己判断で個人輸入するのではなく、
必ず担当の医師に相談をしてください。

全額自己負担

残念なことに、我が国日本では「混合診療」が認められていません。

健康保険が適用される「保険診療」と
健康保険が適用されない「自由診療」とを併用する場合、
なぜか、保険診療部分も含めたすべての診療が
”自由診療扱い”
となってしまいます。

この運用システムには正直驚きました。
なぜ？・・・憤りに似た感情も湧きました。
しかし、我が国ではこれが現実。

手段と決断とリスク

残された道はあります。
未承認の抗がん剤の治療を受ける病院を別の病院にすることです。

現在掛かっている病院がA病院としたら、未承認の抗がん剤治療を受ける病院は
B病院にするという単純な方法です。

この方法でしたら、未承認の抗がん剤治療部分だけの
全額自己負担に留まることが出来ます。

ただ、未承認の抗がん剤・・・未知の副作用・・・
さらには病院を2箇所掛け持ち・・・
がん患者さんにおいて、体力と気力の状態は様々です。
場合によっては、掛け持ちが体力的にも精神的にも
負担となってしまう場合も考えられます。
高額な治療費となることも必須です。

それら金銭的な詳細も何も、聞いてみなければ始まりません。
まずは医師に相談するだけでも良いのではないでしょうか？

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posted by satorich at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 癌治療

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2016年07月29日

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