2016年08月19日
放射線療法と化学療法の共通点
放射線治療と抗がん剤治療
癌治療において、放射線治療と抗がん剤治療はいまや標準治療として
知られています。
癌腫瘍の摘出が困難な場合、
これらの治療の中から選択されることが殆どです。
放射線療法と化学療法と言っても、がんの種類や部位
がんの進行度合いによって、様々なケースがあるため
治療の選択や組み合わせも様々となっています。
共通点
共通点・・・それはリスク。
ではどのようなリスクがあるのか?
正常細胞を攻撃
それは放射線治療も抗がん剤治療も、癌細胞を死滅させたり
減退させたりすることが目的なのだが、いずれの治療も
「癌細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまう」
という共通のリスクがあり、
その度合いで副作用の症状も変わるということ。
私の母は頭部に放射線を照射した。
転移性脳腫瘍の摘出術の後に全脳照射を受けた。
そして放射線治療終了後に原発巣治療(肺がん治療)の為に
抗がん剤治療を受けた。
副作用
いずれにも共通した副作用が吐き気を中心とする食欲不振だった。
脱毛もありました・・・放射線治療後に頭髪が抜け落ちた。
しかし、その後の抗がん剤治療による脱毛は無かった。
放射線療法の副作用と言っても、照射する部位によって様々であり
一概に語れないのが現実ですが、あえて共通と言わせてもらったのは
やはりリスクだ・・・。
放射線を浴びるということは厳密には「被爆」するということで、
皮膚などに及ぶ影響は軽い思いにかかわらず、避けられない。
母は頭皮にステロイド剤を塗布していた。
どうしようもなく痒いのだと・・・その痒みに少し遅れて
脱毛が始まった。
治療回数
放射線治療も抗がん剤治療もほとんどが一度で終了せず、
何回かに分けて治療をする。
放射線の一度の照射時間は数分間、人体に及ぶ影響が考慮されている。
母の全脳照射治療も一度の治療時間は5分足らずでした。
治療中は様々な症状に素早く対処するために入院しながら
治療を進めます。
抗がん剤治療は、薬の種類や組み合わせによって様々です。
一回目の投薬後に、一定期間様子を見る。
やはり様々な副作用に対処するために入院しながらの治療となる。
投薬による副作用の度合いによっては、
点滴や輸血などの処置が必要になる。
免疫力低下期間中に血液検査をすることで、
抗がん剤が効いているかを確認する。
ただ、1回目の投与で大きな問題が無いことが確認されると
退院して外来による治療に切り替わる。
この二つの癌治療は、がんの進行や患者さんの状態などによって
選択され、決定するのですが、いずれも正常細胞を攻撃するという
リスクを背負っているところが、大きく見て共通していることです。
最近では、放射線治療にガンマナイフという優れた技術が導入され
かなりの高い確率で、がん腫瘍のみを死滅させることが出来るようです。
しかしながら、色々な癌があり、その大きさも場所も様々であることが
手術、放射線療法、化学療法というがんの3大治療から外せないという
現状なのだと思います。
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