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2017年11月25日

心の栄養にボランティア活動

気付かないうちに崩壊していた自分の心。

あの時自分の心は崩壊していた・・・時間が経って気がつくことは多い。

自分にとって認めたくはない現状であり

到底あり得ないことと思いこんでいた当時の自分。

母が入院し、肺がんであることが判明し、同時にステージ4だということを知らされ、

母の看病を続けるうちに、自分の心が病み始めていた。

ある時を境にそうなったのではなく、

じわじわと効いて来たボディーブローのように・・・

私の心は病んでいった。

そんなことを思い出話のように語る今現在、

スッカリ復活したかと思いたいが、完全ではないと思う。


病んでしまった心は、なす術がない訳でもなく

ちょっとしたことで回復することも出来る。

深いようで、実は浅い・・・遠浅の海岸みたいなものかもしれない。

あまり進み過ぎるとドカンと深みにハマってしまう危険性を併せ持っている。


病んだ心に良い物、良いことは何だろう・・・

いろんな情報があるが、どれも100%ではない。

何にでも個人差という物がある、万人に効く薬がないのと同様である。


私にとっての心の薬の一つに、ボランティア活動がある。

自分の心がじわじわと病んでいったように、

ボランティア活動も、じわじわと効果が現れることを実感している。

最初は「面倒臭い」が先行していたが、次第に楽しくなり、

他人さまから頂ける「ありがとう」が自分の心の何かを洗い流してくれるように感じる。

別に「ありがとう」の言葉をもらいたくて活動している訳ではないが、

時々頂けるご褒美のようなものだと思っている。

見返りを求めない行動には純粋な気持ちを研ぎ澄ませてくれる。

心の穴を埋めてくれるのは、時給でもなく、成果報酬でもない。

とても単純で、とても暖かくて、とても気持ちがいい。

それらが程よく入り混じっていて、自然で生き生きとしている。

ボランティア精神を養う・・・というよりは

ボランティアが精神を養ってくれている・・・そんな感じだ。


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posted by satorich at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 心のケア
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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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