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2017年10月29日
「ブレードランナー2049」見てきました
 ちょっと感情移入が激しくなると思いますが、ある意味、30年以上待ち続けたと言って良いこの作品。微妙な言い回しになりますが“良くも悪くも”重みのある映画と言う印象を受けました。説明は前後しますがこの映画、1982年に制作されたSF映画の大金字塔「ブレードランナー」の続編にあたりますが…今の若い人は映画ファンでも知らないって人が多いだろうなぁ。



 前作から30年後が舞台のこの映画。レプリカントの度重なる反乱により製造が禁止され数年後、新たに従順な寿命制限がなくなったレプリカントが製造されるとともに旧式のレプリカントは解任と言う名の殺処分が行われる。執行者(ブレードランナー)は新式のレプリカントで主人公のKは警察に所属しながら「人間モドキ」と呼ばれながら任務を忠実に執行していく。

 やがて、レプリカントによる「出産」の形跡が見つかるが、より人間に近いと言う事が証明されるのを良しとしない警察とレプリカントの製造手段の一つとして歓迎する製造元の思惑の中、Kは生まれたであろう子供の捜査は続ける。

 それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。

【感想:Start】

 やっぱり思い入れが強いんで、なるべくこの映画単体で評価をしたいのですが…やはりシリーズ物の宿命と言うか、前作はやはり見ておくことが必須だと思います。そうでなければ十分に楽しめないでしょう。

 さらに次の動画は見ておいた方が良いでしょうが、これはちょっと出来がどうかなぁ?ってレベルですが(笑)。



 さて、ストーリーですが先に書いた内容だけでも結構ネタバレになりました。すみません。

 その「子供探し」は「エンゼル・ハート」を連想するような内容になりますが、これって日本人には良くわからないものの、人間でないレプリカントが子供を作るってのは宗教的な意味合いからもかなりタブーなところがあるのかもしれません。

 途中、前作を台無しにしかねない展開(デッカードの失踪の原因など)になりつつあり、やっぱりリドリー・スコットか!って感じになりましたし、再度反乱の蜂起って感じの流れは「ちょっと…」って感じになりましたが、最終的には納得できる内容となりました。

 あと、冒頭で「良くも悪くも」と書きましたが、昨今の目まぐるしいストーリー展開とは違い、同時に映像をしっかり見せている分、長く感じる人はそう感じるかもしれませんが久々に重厚感のある映画でした。それも含め、1981年時点で見た未来の延長を楽しめる人とそうでない人、古き良き時代の映画の流れを理解できる人とそうでない人で評価は分かれるかも。

 もちろん、良い映画だと私は評価します。

【感想:End】

 最後に。上映前のクレジットで制作がコロンビア映画だったのでちょっと不安だったが、やっぱり過去の映像がまったく出てこなかった。クライマックスやエンドロールでブレードランナーの“あの”テーマ曲が流れたら鳥肌ものだっただけに残念。

 まぁ、本当は時間があれば手元にある「ブレードランナー」のブルーレイを見てから映画に行きたかったんですが、どちらにしろもう一度見直そうかなぁ。




ブレードランナーを連想させる映画(独断)



ブレードランナー 2049|映画情報のぴあ映画生活

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