2014年07月22日
「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」見てきました
今回、完全にノーマークで単に時間が合ったからチョイスした映画。よって予告編も見ずに映画情報サイトの評価で渋い高評価を得ていたので上映1時間前に決めたのですが、やっぱり渋い映画でした(笑)。
その華麗なテクニックから「悪魔に魂を売り渡した」と揶揄される天才バイオリニスト、ニコラ・パガニーニの生涯を描いたこの映画。この手の映画(主人公がバレリーナだったりマジシャンだったり)では「天才」を演じる俳優はどうするんだろう?って疑問がありますが、主演であり製作総指揮を務めるのは天才バイオリニスト、デイヴィッド・ギャレット。
いやはや、そっちの方の知識はありませんでしたが、その演奏も映像も秀逸。正直、ストーリーはある程度予想通りの流れではありますが、押さえておきたい作品です。
ではでは、今日も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
自堕落で退廃的な天才バイオリニスト、パガニーニ。自らを売り込もうとするが見向きもされない中、ウルバーニに見いだされ、のし上がっていく。やがてロンドンに招かれ、1人の女性と知り合い、生き方を変えようとするが…と、この流れからしてオチまで見えてくるんで、ストーリーの評価は高くはないでしょうが、演奏シーンは本当に圧倒されます。
冒頭にも書いた主演のデイヴィッド・ギャレット、製作総指揮も務めていることからパガニーニを演じる自信があったのでしょうが、演技のできるバイオリニストなのか演奏のできる俳優なのか、分からなくなるほど。自堕落な感じを見事に演じていました。
あと、ストーリーですが、やっぱりこういうキャラクターが最終的に真人間になるってのは誰も望んでいませんし、やはり本当の幸せを手に入れることができない最期を迎えます。が、椅子に座って遠くを眺めるシーンで、視線の先に袂を分かったウルバーニの姿が映し出されます。
「悪魔に魂を売り渡した」と揶揄されたパガニーニですが、その悪魔の正体はウルバーニだったのではないのか。それともパガニーニ自身が悪魔だったのか…と考えさせられるってところと、ウルバーニがパガニーニをハメて幸せを手に入れるチャンスを潰すところぐらいしかストーリーとしては見るところはなかったか(笑)。
全体的に「娯楽作品」なのか「芸術作品」なのか、どっちつかずな感じはありますが、心に残る映画です。まぁ、かと言ってこの映画を好きって公言する映画通は嫌いですが(笑)。
【感想:End】
この映画、親父を誘ってみたらホイホイ言って付いてきた。親父とは今年、2本目の映画鑑賞ですが、微妙に奢らされるのは親孝行と考えるか。たいした額じゃないけど。
最後に。この映画、わりと人が入っていたのですが、後ろの席にいた中年から初老くらいのカップル(?)のおしゃべりがうるさくて仕方なかった。特に演奏シーンになるとしゃべりだす。バイオリンに対する知識でもあるのか、ウンチクでも傾けているのか。
とうとうキレ、後ろを向いて「ちょっと静かに!」って言っちゃいましたが、その後も少ししゃべってたなぁ。上映中に携帯を見たりするバカも合わせて年に数回はこんなことがあるなぁ。
その華麗なテクニックから「悪魔に魂を売り渡した」と揶揄される天才バイオリニスト、ニコラ・パガニーニの生涯を描いたこの映画。この手の映画(主人公がバレリーナだったりマジシャンだったり)では「天才」を演じる俳優はどうするんだろう?って疑問がありますが、主演であり製作総指揮を務めるのは天才バイオリニスト、デイヴィッド・ギャレット。
いやはや、そっちの方の知識はありませんでしたが、その演奏も映像も秀逸。正直、ストーリーはある程度予想通りの流れではありますが、押さえておきたい作品です。
ではでは、今日も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
自堕落で退廃的な天才バイオリニスト、パガニーニ。自らを売り込もうとするが見向きもされない中、ウルバーニに見いだされ、のし上がっていく。やがてロンドンに招かれ、1人の女性と知り合い、生き方を変えようとするが…と、この流れからしてオチまで見えてくるんで、ストーリーの評価は高くはないでしょうが、演奏シーンは本当に圧倒されます。
冒頭にも書いた主演のデイヴィッド・ギャレット、製作総指揮も務めていることからパガニーニを演じる自信があったのでしょうが、演技のできるバイオリニストなのか演奏のできる俳優なのか、分からなくなるほど。自堕落な感じを見事に演じていました。
あと、ストーリーですが、やっぱりこういうキャラクターが最終的に真人間になるってのは誰も望んでいませんし、やはり本当の幸せを手に入れることができない最期を迎えます。が、椅子に座って遠くを眺めるシーンで、視線の先に袂を分かったウルバーニの姿が映し出されます。
「悪魔に魂を売り渡した」と揶揄されたパガニーニですが、その悪魔の正体はウルバーニだったのではないのか。それともパガニーニ自身が悪魔だったのか…と考えさせられるってところと、ウルバーニがパガニーニをハメて幸せを手に入れるチャンスを潰すところぐらいしかストーリーとしては見るところはなかったか(笑)。
全体的に「娯楽作品」なのか「芸術作品」なのか、どっちつかずな感じはありますが、心に残る映画です。まぁ、かと言ってこの映画を好きって公言する映画通は嫌いですが(笑)。
【感想:End】
この映画、親父を誘ってみたらホイホイ言って付いてきた。親父とは今年、2本目の映画鑑賞ですが、微妙に奢らされるのは親孝行と考えるか。たいした額じゃないけど。
最後に。この映画、わりと人が入っていたのですが、後ろの席にいた中年から初老くらいのカップル(?)のおしゃべりがうるさくて仕方なかった。特に演奏シーンになるとしゃべりだす。バイオリンに対する知識でもあるのか、ウンチクでも傾けているのか。
とうとうキレ、後ろを向いて「ちょっと静かに!」って言っちゃいましたが、その後も少ししゃべってたなぁ。上映中に携帯を見たりするバカも合わせて年に数回はこんなことがあるなぁ。