今年に入って何度この言葉を書けばいいのでしょうか。先日のマイケル・ジャクソン氏についてはあえて触れませんでしたし、今年の４月には七田チャイルドアカデミーの七田眞氏の訃報もありました。

　そして昨日、マーカ・テンドー氏に続き面識のある方が亡くなりました。いや、いまだに信じられなく「亡くなったそうです」と言う表現をしたいくらいです。

　オカルト関係の著作が多く「と学会」の中心人物でもありました作家の志水一夫氏が昨日、55歳という若さで亡くなりました。


　志水氏との最初の接点はネット上の掲示板で、氏が管理人を勤める掲示板でワイワイやっていましたが、その後メールマガジン「志水 一夫の超常オカルト業界ウォッチング」で日本ＳＦ大会内の一コーナーとして行なわれてきた「日本トンデモ本大賞」が独立したイベントになったと知り、東京に出張中で休日返上の多忙な日々が続いていた当時、奇跡的に休みが取れて参加したのが2003年。

　その時にお会いし、話をさせていただいたのが最初でした。志水氏の名著、「UFOの嘘」の復刊運動を微力ながら行っていた事をご存知で、短い時間ながらお話をしていただけました。そしてその後、毎年行われる「トンデモ本大賞」で声を掛けていただく事もありました。

　そして最後にお会いしたのはもう２年も前、携帯のカメラで撮った「超能力ママ」のお店のポスターの記述（超能力によるヒーリング云々）で盛り上がった記憶があります。

　ご存命の内に「UFOの嘘」の復刊が叶わなかったのが残念です。（再出版を期に加筆して頂きたかった）


　日々漫然と生きているくせに、訃報に接してああしておけば良かった、こうしておけば良かったと考える事こそ最大で最悪のエゴと言っていいでしょう。それを承知の上で悔やんでいます。

　故人のご冥福を心よりお祈りします。

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