2018年02月25日
「サニー/32」見てきました
もはや出演者で鑑賞を決めたこの作品。主演がNGT48の女の子だったので彼女には期待せず、凶悪コンビのリリー&ピエールと門脇麦に懸けていましたが、ごめんなさい。北原里英、なかなかの頑張りでちょっとファンになってしまいました。
痛いシーンはありますがグロいシーンは抑えめ。適度にストレスがあり、適度にシリアス。そしてムチャクチャなストーリー展開もあり、そして展開も読めない。なかなか私好みで、オススメの映画です。
ストーカー被害や教え子から頼られずに悩む中学校の教師、藤井は24歳の誕生日に襲われる。彼女は14年前、11歳でクラスメイトを殺害した少女でネット上で神格化された少女、サニーとして彼女の狂信者に拉致されてしまう。サニーとは別人と訴えるも聞き入れてもらえず、ネット上で募ったサニー信者の相手をさせられる。
果たして彼女は本当に「もっとも可愛い殺人者」サニーなのか。彼女と信者らの逃避行はどのような結末を迎えるのか。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
この映画の公式サイトにある白石監督のコメントに「瀧さんとリリーさんのプロレス的タッグマッチにセメントをしかける北原里英と門脇麦という構図です。みんな狂っていて、悲しく恐ろしい。」とありますが、まさにこれに尽きる。
冒頭でも書きましたが、北原里英の演技には一抹の不安がありましたが、ピエール瀧、リリーフランキー、門脇麦が固めていれば大丈夫だと思ってました杞憂に終わりました。確かに「サニー覚醒」の際の暴れるシーンではちょっとぎこちないところもありましたが、それを割り引いても一番の見せ場でした。
改めてストーリーですが、自分が受け持つクラスの生徒がイジメにあっていると思い声をかけるも生徒からは信用されず、彼女の言葉は届かない。同僚の先生にはストーリー被害も併せて相談するもあまり相手にされず孤独を感じる中での24歳の誕生日。相談相手の同僚がストーカーの正体とわかり警察に連行され一安心したのも束の間、彼女をサニーと思い込んでいる男らに拉致されます。
この前提の中で「仕事に悩む女性教師」の演出かと思いましたが、その後「覚醒」してサニーを襲名(?)した彼女の声がネットを通じて教え子に届くという皮肉な展開になります。担任は信用できず、サニーの声には耳を傾けた教え子は、やがて信者としてサニーと同じ行動に出ようとします。これまたサニーだからこそ届いた声が、最悪の形で結果を出そうとする。
そして"本物"として現れた第二のサニー。演じるのは門脇麦ですが、それまで演技も含めてニセモノのサニーを押しのけ空気を一気に持って行ってしまう存在感。求められてサニーを演じた北原演じる藤井が門脇演じるホンモノのサニーに圧倒されるシーンを見事に描いています。ここ、見どころ!
回想シーンの小学生時代のサニーと殺害されて少女の友情や後戻りできない不安感などに妙な切なさを感じ、とにかく感情をいろいろと引きずり回される感じです。
本当に細かいことを書くときりがないくらい深みのある、それでいてツッコミを許さないバカバカしい流れもあって、お得感のある映画でした。
【感想:End】
さてさて、現時点で鑑賞予定の映画。すでに公開時期が終わりそうな「羊の木」が気になりますが、「スリー・ビルボード」は…見送るかな(笑)。「グレイテスト・ショーマン」は姪っ子(末)がフリーになる3月中盤以降に鑑賞予定だし、「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」は舞台や題名の印象から「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」を彷彿とさせ、ちょっと外しそうなのでパス。
そして「シェイプ・オブ・ウォーター」は絶対に外せないし、「レッド・スパロー」も要チェック。で、あとは仕事の進捗次第だな(笑)。
痛いシーンはありますがグロいシーンは抑えめ。適度にストレスがあり、適度にシリアス。そしてムチャクチャなストーリー展開もあり、そして展開も読めない。なかなか私好みで、オススメの映画です。
ストーカー被害や教え子から頼られずに悩む中学校の教師、藤井は24歳の誕生日に襲われる。彼女は14年前、11歳でクラスメイトを殺害した少女でネット上で神格化された少女、サニーとして彼女の狂信者に拉致されてしまう。サニーとは別人と訴えるも聞き入れてもらえず、ネット上で募ったサニー信者の相手をさせられる。
果たして彼女は本当に「もっとも可愛い殺人者」サニーなのか。彼女と信者らの逃避行はどのような結末を迎えるのか。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。
【感想:Start】
この映画の公式サイトにある白石監督のコメントに「瀧さんとリリーさんのプロレス的タッグマッチにセメントをしかける北原里英と門脇麦という構図です。みんな狂っていて、悲しく恐ろしい。」とありますが、まさにこれに尽きる。
冒頭でも書きましたが、北原里英の演技には一抹の不安がありましたが、ピエール瀧、リリーフランキー、門脇麦が固めていれば大丈夫だと思ってました杞憂に終わりました。確かに「サニー覚醒」の際の暴れるシーンではちょっとぎこちないところもありましたが、それを割り引いても一番の見せ場でした。
改めてストーリーですが、自分が受け持つクラスの生徒がイジメにあっていると思い声をかけるも生徒からは信用されず、彼女の言葉は届かない。同僚の先生にはストーリー被害も併せて相談するもあまり相手にされず孤独を感じる中での24歳の誕生日。相談相手の同僚がストーカーの正体とわかり警察に連行され一安心したのも束の間、彼女をサニーと思い込んでいる男らに拉致されます。
この前提の中で「仕事に悩む女性教師」の演出かと思いましたが、その後「覚醒」してサニーを襲名(?)した彼女の声がネットを通じて教え子に届くという皮肉な展開になります。担任は信用できず、サニーの声には耳を傾けた教え子は、やがて信者としてサニーと同じ行動に出ようとします。これまたサニーだからこそ届いた声が、最悪の形で結果を出そうとする。
そして"本物"として現れた第二のサニー。演じるのは門脇麦ですが、それまで演技も含めてニセモノのサニーを押しのけ空気を一気に持って行ってしまう存在感。求められてサニーを演じた北原演じる藤井が門脇演じるホンモノのサニーに圧倒されるシーンを見事に描いています。ここ、見どころ!
回想シーンの小学生時代のサニーと殺害されて少女の友情や後戻りできない不安感などに妙な切なさを感じ、とにかく感情をいろいろと引きずり回される感じです。
本当に細かいことを書くときりがないくらい深みのある、それでいてツッコミを許さないバカバカしい流れもあって、お得感のある映画でした。
【感想:End】
さてさて、現時点で鑑賞予定の映画。すでに公開時期が終わりそうな「羊の木」が気になりますが、「スリー・ビルボード」は…見送るかな(笑)。「グレイテスト・ショーマン」は姪っ子(末)がフリーになる3月中盤以降に鑑賞予定だし、「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」は舞台や題名の印象から「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」を彷彿とさせ、ちょっと外しそうなのでパス。
そして「シェイプ・オブ・ウォーター」は絶対に外せないし、「レッド・スパロー」も要チェック。で、あとは仕事の進捗次第だな(笑)。
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