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2017年07月03日
死にかけました(比ゆ的な意味ではなく)その4
 そろそろ真面目な話に移りましょう。

 症状をざっと説明しますと、心臓を取り巻く重要な冠動脈が3本あり、そのうち1本でも詰まると命の危険があるのですが、残念ながら3本とも詰まりそうになっているとのこと。早い話、どれもが同時進行で危険が迫っていたため気が付かなかった様です。

 今回、そのうち一番重要で一番危険な個所の対処を行いましたが、次回の手術を1ヶ月以内に行うこと。それまでの間はいつ死んでもおかしくないとのことでした。具体的には全力疾走でアウト、長い坂道を上り続けたらアウト、階段を駆け上がったらアウト…など。いや、正直なところ土曜の仕事に出ることを確約したうえで、その後に遊びに行く予定でしたが、とてもじゃないけどシャレにならない状態(笑)。


 さてさて、カテーテル手術ですが…痛みがない手術という訳ではありません。問題となる「細くなっている血管」にバルーンを入れて広げると言う事は、その間は血が止まっている状態。その時の痛みというのが、木曜の夜に感じた痛みと同じ。これ!これです!って感じでした。

 あと、カテーテル手術の様子について。患部に管を入れた後、造影剤を注入して様子を見るのですが、造影剤も血液に流れ出ていくので様子が確認できるのはほんの数秒。イメージとして暗闇でフラッシュを焚く瞬間だけものが見える感じで、その注入回数や見極めが先生の腕の見せ所という感じでしょうか。


 で、素人考えではありますがヤバい箇所が3つもあるなら、一気にやってしまえばいいじゃん!って思いがちですが、やっぱり心臓や肝臓に負担がかかるとのこと。それを考えて1ヶ月以内に2回目の手術を…という話だそうです。


 術後、病院で一泊しましたが翌日の早朝帰宅をするために現金を用意するしかないため、急きょ院内のATMでお金を下ろしましたが、胸の痛み、尿道カテーテルの痛みを凌駕する懐の痛みが!いちおう、限度額適用認定を申請しましたが、そのあたりはいずれお話ししましょう。

 夜、当直の先生から「いや、CTの結果を見ましたが、数日のうちに救急車に乗ってたレベルですよ」と言われました。当然、心臓が原因で救急車に乗るってことは、最悪の事態も十分に考えられるものではありますが。

 以上、次の検査以降の話もありますんで書ける範囲で経過を報告していきますが、翌日には自社で予定されていましたエクセルの講習会を行いました。パソコンを操作しながらの説明でしたので座ったままで行えたのはラッキーでしたが、誰も(その講習会の)18時間前に命に係わる手術を終えたなんて気づいてないだろうなぁ(笑)。

 まぁ、それだけ医学の進歩ってすごいと言うしかないし、また一回、現代医学のために命を救われたことを実感しました。



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