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2015年08月21日
「進撃の巨人」はやっぱり…
 先日、「低評価の映画を酷評すること」が実は一番むつかしいんじゃないか?と書きましたが、ネガティブで当たり前な事を言う事を避けるための独創性が要求されるためであり、他人とは違う観点が必要だからと言う意味でしたが、この映画に限りツッコミが大喜利の様になっているようです。

【ネタバレ注意】実写版『進撃の巨人』をバッサリ切ったレビューが面白すぎると話題に!大体こんな感じだわwwwww
http://jin115.com/archives/52092211.html

映画「進撃の巨人」が糞過ぎてレビュー大荒れ 「ミカサに振られたエレンが人妻に誘惑されて胸もんだ」
http://blog.livedoor.jp/kakusankiboucom/archives/38532241.html

 他、Yahooの映画レビューでも酷評の嵐。

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA+ATTACK+ON+TITAN/348867/review/

 私も気になってイロイロとレビューを見て回りましたが、そのほとんどで特撮はそれほど評価は低くなかったのですが、ドラマ部分の酷評が止まりません。で、特にひどかったのは特撮が得意とされる樋口監督のファンで著書もほとんど読んでいる人物の評価。

 改めて樋口監督の撮った映画を見ると「のぼうの城」もあった事に驚き。


 日頃から原作と違うと言う理由で映画化、アニメ化された作品を毛嫌いする原作原理主義者を否定していますが、今回、この映画を見て思い知らされました。やっぱ原作をないがしろにしちゃいかん。

 例えば私が「Space Battleship ヤマト」を比較的高く評価したところは、原作やアニメ版の長編ドラマを2時間ちょっとに押し込むために切らなきゃいけない所を切り、残すべきところを残してた。それを失敗するとこんな事になる…と言うの今回の「進撃の巨人」だったわけで。

 釈迦に説法になりそうですが、例えば初代の「ゴジラ」では当時の持てる技術をふんだんに使っているのは確かですが、今から見ればチープでしかない特撮。それでいながら人間ドラマをしっかりと描いているため、まったく色あせていません。

 仮に特撮技術がどんどん進むと、「進撃…」はいよいよ見向きもされない映画になるかもしれません。かつて「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」を3D映画黎明期の「あだ花」の様な映画になるんじゃないか?と書いたことがありますが、今になって見るとドラマとして描かれている分、「アバター」は残りそうですねぇ(笑)。


 よし!やっぱ続編見に行こう!やっぱ見届けると言うか(笑)。

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