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2014年12月14日
博多華丸・大吉、優勝
 あえて選挙ネタを避ける(笑)。

 今日、「THE MANZAI 2014」があり、芸歴25年のベテランである博多華丸・大吉が圧倒的な強さで優勝しました。

博多華丸・大吉が『日清食品 THE MANZAI 2014』優勝!! 「福岡へ恩返しができたと思う」と華丸!
http://www.excite.co.jp/News/comedy/20141214/Yoshimoto_2014_12_entry35116.html

 これに対し、「M-1グランプリ」はデビュー10年の縛りがあったのに対し、「THE MANZAI」はこれがなく、新人や若手の勝負の場に彼らが出てくることをネット上で非難している人もちらほら。もちろん、地元福岡の贔屓もあるでしょうが、彼らの擁護を。

 まず予選は6位通過。言い換えるとこの時点で自分よりキャリアが浅い連中が上に5組いる状態を甘受して決勝に進んでるわけだし、そもそもこれだけのキャリアで下手をすれば予選敗退のリスクを背負って戦いに挑んでいると言う事。

  華大が出て優勝するなら、中川家やサンドウィッチマンなら楽勝だろ、って書き込みもありましたが、キャリア制限が無いんだから名だたる漫才師、特に「生涯漫才師」を宣言しているお笑いタレントなら、本当に実力を試す場として出場するべき。もちろん、バラエティ番組で稼いでいる人間が(多分、ギャラが大幅に低いであろう)予選から参加すると言う障害も含んだうえでの話。


 お笑い好きとしては、このベテランの英断とその快挙を大きく評価するとともに、審査員長を務めたビートたけしですら「われわれもまだやれるって感じになるよなぁ」「これで年寄りも自信持つ」とまで評していましたが、これで漫才で世に出ながらほとんどネタをしないお笑い芸人の尻に火をつけた!…と思いたい。

 特にM-1時代にデビュー10年の壁に泣き、同時にチャレンジできなくなった人たちや優勝、準優勝しながらステータスを保てなかった人たち。そんな中で特に漫才のネタをやらなくなった人たちに来年、チャレンジしてほしいと願ってる。

 名指しして申し訳ないが、オードリーなんかは面白い漫才をしてたけど、今はそつのないMCと人数合わせの芸人になってるし。そしてもう一組、復帰後もほぼ解散状態が続いているアンタッチャブル。売れっ子になったザキヤマにはリスクが大きすぎるが、来年の「THE MANZAI」がコンビとしての完全復活の舞台となれば…と妄想しております。


 何はともあれ、華大の優勝、おめでとうございます。


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