2013年10月12日
「R100」見てきました
いろいろと酷評されているこの映画、平日の最初の回(9:05スタート)を見に行きましたが観客は300席を超えるシアターが貸切でした(笑)。もしこの評価が誤解と偏見から来る不評だとしたら。そう思い見に行きましたが…同じく酷評された「ガッチャマン」の方が笑えました。
正直なところ、松本人志監督でなければ上の予告編も「期待・大」なのですが(笑)。そしていつもの【感想:Start】〜【感想:End】に入る前に書いときますが、私個人の意見としてはこの映画は見る価値はありません。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
この映画、賛否両論があるようですが…
松本人志監督「R100」 全作品中最低の評価…第38回トロント国際映画祭
http://www.kimasoku.com/archives/7310961.html
「R100」上映でマツモトコール、トロント国際映画祭に松本人志ら登壇。
http://www.narinari.com/Nd/20130922985.html
かつて話題作だった「インセプション」「プロメテウス」を真っ向から否定した私ですが、この作品については「映画」と言う枠で何か語るのも気が引けるような感じがします。なんとなく映画としては映画になり切れないコント番組(例えばNHKであった松本人志の「MHK」)のようであり、コントとしてはコントとなり切れない自主製作映画の様にも感じました。
まぁ、正直なところこの映画について不当な判断がなされているか?との思いもあり、じっくりとみるべき点を見出そうと思ってました。実際、出だしはかなり期待させるもので80年代を思わせる時代背景もしっかりした様に思えましたが、途中から完全に迷走していました。
特に(以前にも書きましたが)松本氏はこの映画についてのインタビューで「映画を壊す」みたいなことを言ってた割に、見るべきところは映画としての体をなしていた序盤だけ。それ以降は前述の通りの(どっちつかずと言うよりも)分類不能な映像の垂れ流しでした。
そして更に作品が崩れたポイント、それは渡辺直美とCEO役の外人の登場箇所。他の名だたる女優さんではできなかった無茶な演出を伸び伸びとやった結果、しつこい映像の繰り返しに付き合わされている感覚から、映画から心が離れていきました。
とどめは途中に差し込まれた稚拙な自己批判の様な自己弁護。齢100歳となる監督による作品として客観的にダメな部分を自己申告していますが、これもいただけなかった。例えば特徴のない俳優のモノマネをムチャぶりされたとき、苦し紛れに自己紹介でお茶を濁す…こんな見てる方も辛いし、やってる方も通用しない事を承知でやりきることで妙な空気になり笑いが漏れる…と言う事がありますが、これは受け付けなかったなぁ。(この「モノマネをムチャぶりされ…」の例えが伝わった人、友達になれると思います(笑))
もうここまで来たら書く必要もないと思いますが、オチも10分程度のコントコーナーのオチなら許される不条理でしたが、渡辺直美による責めのシーンとこのオチ、海外で受け入れられるとは思えません。ってか、私もダメでしたが(笑)。
今回、「感想として書くべきものはありません」で終わらせようかと思いましたが、映画監督であり芸術と語っている松本監督の作品が、芸術を解さない浅い映画好き程度のオタクにはこう見えた、と文章に残しただけの駄文です(笑)。
いや、この作品を倣って先手を打って自分から…
【感想:End】
最後に。明日はダブルヘッダーの2作目、「凶悪」の感想を書く予定ですが、「許されざる者」も見に行く予定。これでほぼ、福岡滞在中のネタは終わりかな?
正直なところ、松本人志監督でなければ上の予告編も「期待・大」なのですが(笑)。そしていつもの【感想:Start】〜【感想:End】に入る前に書いときますが、私個人の意見としてはこの映画は見る価値はありません。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
この映画、賛否両論があるようですが…
松本人志監督「R100」 全作品中最低の評価…第38回トロント国際映画祭
http://www.kimasoku.com/archives/7310961.html
「R100」上映でマツモトコール、トロント国際映画祭に松本人志ら登壇。
http://www.narinari.com/Nd/20130922985.html
かつて話題作だった「インセプション」「プロメテウス」を真っ向から否定した私ですが、この作品については「映画」と言う枠で何か語るのも気が引けるような感じがします。なんとなく映画としては映画になり切れないコント番組(例えばNHKであった松本人志の「MHK」)のようであり、コントとしてはコントとなり切れない自主製作映画の様にも感じました。
まぁ、正直なところこの映画について不当な判断がなされているか?との思いもあり、じっくりとみるべき点を見出そうと思ってました。実際、出だしはかなり期待させるもので80年代を思わせる時代背景もしっかりした様に思えましたが、途中から完全に迷走していました。
特に(以前にも書きましたが)松本氏はこの映画についてのインタビューで「映画を壊す」みたいなことを言ってた割に、見るべきところは映画としての体をなしていた序盤だけ。それ以降は前述の通りの(どっちつかずと言うよりも)分類不能な映像の垂れ流しでした。
そして更に作品が崩れたポイント、それは渡辺直美とCEO役の外人の登場箇所。他の名だたる女優さんではできなかった無茶な演出を伸び伸びとやった結果、しつこい映像の繰り返しに付き合わされている感覚から、映画から心が離れていきました。
とどめは途中に差し込まれた稚拙な自己批判の様な自己弁護。齢100歳となる監督による作品として客観的にダメな部分を自己申告していますが、これもいただけなかった。例えば特徴のない俳優のモノマネをムチャぶりされたとき、苦し紛れに自己紹介でお茶を濁す…こんな見てる方も辛いし、やってる方も通用しない事を承知でやりきることで妙な空気になり笑いが漏れる…と言う事がありますが、これは受け付けなかったなぁ。(この「モノマネをムチャぶりされ…」の例えが伝わった人、友達になれると思います(笑))
もうここまで来たら書く必要もないと思いますが、オチも10分程度のコントコーナーのオチなら許される不条理でしたが、渡辺直美による責めのシーンとこのオチ、海外で受け入れられるとは思えません。ってか、私もダメでしたが(笑)。
今回、「感想として書くべきものはありません」で終わらせようかと思いましたが、映画監督であり芸術と語っている松本監督の作品が、芸術を解さない浅い映画好き程度のオタクにはこう見えた、と文章に残しただけの駄文です(笑)。
いや、この作品を倣って先手を打って自分から…
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