いやいやいや、公開直後の映画の感想としていかがなものか…と言うような内容になることを先に断わっておきます。

　本日、映画の日と土曜が重なる久々のめぐり合わせ。そのためダブルヘッダーで「リアル〜完全なる首長竜の日〜」と続けてみたのですが…残念ながら両作品とも年間最ガッカリ映画にエントリーしても差支えない作品(笑)。



　荒廃した地球、残されたわずかな人。記憶を失った主人公と突如現れた彼を知る謎の女性。この煽りだけで映画を特定できる映画ファンはいない（いや、映画ファンだからこそ？）のではないでしょうか。まぁ、そんな感じの映画です。のっけからこの腐し方なのに何で見に行ったの？っていわれそうですが(笑)。

　それでは恒例の【感想：Start】〜【感想：End】です。この間にネタバレの危険がありますのでご注意を。

【感想：Start】

　これから先、この映画を楽しみにしている人には申し訳ありませんが、あくまでも個人の感想を自由に言わせてもらうとすれば、ストーリー的に雑な作りですし、全体的にダラダラしています。ネタバレの一部になりますが、主人公が「52号を騙る」シーン辺りで場内で聞こえるような（退屈そうな）あくびの声が聞こえましたし、トイレに行く人も出始めました。もちろん行動には起こしませんでしたが、私も席を立ちたい衝動に…(笑)。

　ここでほかの映画のネタバレにもなりますが、同じような設定の映画で「トータルリコール」（シュワちゃん主演のやつしか見てませんが）では本当の記憶と偽の記憶、ストーリーの流れで言うところの善と悪の間を行き来し、最後の落ち着きどころも絶妙でした。「マトリクス」の様な要素もありましたが、こちらでも主人公が真相を知り寝返るパターンも当時は斬新でしたが…今、これを焼き直ししてもねぇ。

　と言うか、この映画のほとんどがどこかで見たシーンを切り貼りしたかのような印象を受け、その“繋ぎ”にしてはストーリーが分かりにくい。明確な説明がなきゃ納得できないのか？と言われそうですが、主人公のジャック・ハーパーを派遣した意図とか…何で？

　これこそネタバレだが、その前に数千人の感情のない○○ー○を送り込んできているのなら、それで良いじゃん。その他の設定でも放射線の汚染地域も思ったより狭いし、それなら人間もある程度住めるじゃん。何もかもお見通しって感じの「上空の逆さピラミッド（←名前を忘れた）」がジャックの意思やビーチを見抜け･･･って、ビーチいらねぇじゃん。同行する事で疑われるリスクの方が大きいし。

　最後は湖畔の隠れ家もどこかで見たネタですが、ラストは「SPACE BATTLESHIP ヤマト」か？ってか、子どもの服、どこで手に入れた？ゴリラのぬいぐるみ、ゴリラって認識無いよなぁ？（絶滅してるはずだし）それから52号、お前にとっては記憶が戻ってないんでジュリアも認識できてないはずだし、そもそも49号と同じく寝返ったのか？その他、いると思われる1〜（最低でも）51号は動かないのか？

　他にも細かなツッコミどころに気を取られるばかりだし、何かストーリーのところどころにほころびを感じたり。私は入っていけない映画でした。

【感想：End】

　最後に。この作品、思い出すのが去年見た「プロメテウス」。当時、先行公開で見たくせに酷評。先走ったかな？って後悔してたら後に同様の意見が散見され、とりあえず自分の感想を（あくまでも個人のものではありますが）押し通すことにしました(笑)。

　今回も「わかってないなぁ…」って言われる可能性もありますがこれで行くと同時に、明日もちょっと辛口で。

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