2012年08月19日
「プロメテウス」見てきました
先行上映を見てきましたが、駄作です。
いや、いつもなら前置きを少ししてから書くのですが、この作品についてはこれ以上書く必要もない…ってか、他の表現方法が見つからないような映画です。これ、ホントにリドリー・スコット?最近、好き嫌いがはっきりした感想ばかりになりましたが、ホント…ツイッターではもっと手厳しい言葉を使いましたが、ちょっと冷静に「どうダメだったのか」を書いていきましょう。
あっ、とりあえず見たのは「3D・吹き替え版」です。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】で。この映画はひさびさにガッチリとネタバレしますんで、それでも見に行く予定のある人は読まないように。
【感想:Start】
ホント、驚きました。オープニングで太古の地球と思しき大地に「山海塾」を思わせるような人物の登場からスタートし、期待させましたが…途中から「はぁ?」って感じに。原因はとにかく科学者がバカすぎる。知的好奇心が勝ってしまい、暴走するってシーンは定石ですが…これは酷すぎる。
未知の惑星に到着後、大気の状態が大丈夫な箇所に来たことから防護服(ヘルメット)を外し行動します。その後、原因はそれとは違いますが、一人の人物が体調不良を訴え「大気を吸ったための感染症か!?」って騒ぐシーンがありますが、通常ならイロイロと不測の事態を考えて軽率な行動は取らないでしょう。未知の生命体への接し方も身悶えするほどバカっぽい。
シーンは前後しますが、宇宙船の船長はパブリック・スペースでタバコをふかしながらクリスマス・ツリーを飾っている。宇宙船が着陸する時期がちょうどクリスマスだったからでしょうが、そんなもの積んでたの?散策で手に入れたサンプルを解剖するシーンでもそれを外野が酒を飲みながら見ているシーンもあり、前世紀の映画を見ているような錯覚に。
これらのコンボ技で、すでに映画と心が離れてしまいました(笑)。
他にも何でそうしたのか?って謎の行動や伏線をきちんと回収しきれていないものがありすぎて…
船長が遭難したミルバーンらの交信を「砂嵐で映像が見られない」とウソを言った理由、アンドロイドのデヴィッドがチャーリーに一服盛った理由、メレディスが医療用の器具を持ち込んでいたが「男性用」だった理由(←“あの”オッサンならコールド・スリープだし、この機械がいる状況にはならないはず)など。いや、ある程度は予想がついても、それなら…とその前後のつじつまが合わない。
一つだけ例をあげると「一服盛る」からあーして、こーして…エリザベスを利用して“アレ”を地球に持ち帰ることを目的としても、回りくどい。そう言うものがはじめからある事を知っているとしても合理性にかける。この様な理解し難い行動が映画の中でいくつもある。
他にもエリザベスが大変な状況になり開腹しなければならないシーンで、医療が進歩した未来とは言え簡単な縫合でその後に全力疾走したりもしている。それならオープニングでコールドスリープから目覚めて体調を壊しまくるクルーと整合性が取れない。
さらには人類の創造主と思われるモノとの接触シーンも取ってつけたような感じ。エリザベスが毒づくのも理解し難いシーンだし、その後、そいつらが地球を攻撃するとの確証はどこで得たの?その映像から読み取れない確証を船長に伝え、もともと決意はしていたとは言えカミカゼ・アタックを仕掛ける船長と彼に付いて行くクルー。説得力のないシーンです。
もうこのあたりからクスクスを笑い始めてましたが、トドメのラストシーンは声を出してしまいました。ホント、たちの悪いパロディ?って感じ。
ここに来て「人類の起源」とかオープニングとか、何の意味があったの?って感じだし、巻き込み事故で自身の名作「エイリアン」までも巻き添えになった印象を受る。話題作といわれてダメだったのは「インセプション」「戦火の馬」に匹敵しそう。
ココまで酷い映画だったので言及するまいかと思いましたが、残念ながら吹き替えも最悪。1979年生まれのノオミ・ラパス演じるヒロインを何で1992年生まれの剛力彩芽を起用した理由は?彼女が声優として抜群の実力があるとは思えませんし、実際のところ…
ストーリーの断片的なアイデアは良いんですが、どれもブツ切り。どれもが「どこかで見たシーン」…ってか、そもそも自分の作品だからって「エイリアン」を冒涜しすぎ。この映画をアリとするなら、エイリアンでリプリーがビショップの存在に…もう書くのやめた(笑)。
【感想:End】
この映画の時代設定が2089年で、エイリアンの主人公、リプリーが生まれたのが2092年の設定になってる。どうせなら日にちまで合わせればよかったのに。
とりあえず予定してなかったけど、口直しに明日、別の映画を見に行こうかな?ちなみに、勢いで「るろうに剣心」の前売りを買ってしまいました(笑)。
あっ、ホント正式な公開前の映画をこれほどボロクソに書いたら正式に怒られるかな?(笑)この記事を削除するつもりはありませんが、覚書自体が…
・プロメテウス@ぴあ映画生活
いや、いつもなら前置きを少ししてから書くのですが、この作品についてはこれ以上書く必要もない…ってか、他の表現方法が見つからないような映画です。これ、ホントにリドリー・スコット?最近、好き嫌いがはっきりした感想ばかりになりましたが、ホント…ツイッターではもっと手厳しい言葉を使いましたが、ちょっと冷静に「どうダメだったのか」を書いていきましょう。
あっ、とりあえず見たのは「3D・吹き替え版」です。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】で。この映画はひさびさにガッチリとネタバレしますんで、それでも見に行く予定のある人は読まないように。
【感想:Start】
ホント、驚きました。オープニングで太古の地球と思しき大地に「山海塾」を思わせるような人物の登場からスタートし、期待させましたが…途中から「はぁ?」って感じに。原因はとにかく科学者がバカすぎる。知的好奇心が勝ってしまい、暴走するってシーンは定石ですが…これは酷すぎる。
未知の惑星に到着後、大気の状態が大丈夫な箇所に来たことから防護服(ヘルメット)を外し行動します。その後、原因はそれとは違いますが、一人の人物が体調不良を訴え「大気を吸ったための感染症か!?」って騒ぐシーンがありますが、通常ならイロイロと不測の事態を考えて軽率な行動は取らないでしょう。未知の生命体への接し方も身悶えするほどバカっぽい。
シーンは前後しますが、宇宙船の船長はパブリック・スペースでタバコをふかしながらクリスマス・ツリーを飾っている。宇宙船が着陸する時期がちょうどクリスマスだったからでしょうが、そんなもの積んでたの?散策で手に入れたサンプルを解剖するシーンでもそれを外野が酒を飲みながら見ているシーンもあり、前世紀の映画を見ているような錯覚に。
これらのコンボ技で、すでに映画と心が離れてしまいました(笑)。
他にも何でそうしたのか?って謎の行動や伏線をきちんと回収しきれていないものがありすぎて…
船長が遭難したミルバーンらの交信を「砂嵐で映像が見られない」とウソを言った理由、アンドロイドのデヴィッドがチャーリーに一服盛った理由、メレディスが医療用の器具を持ち込んでいたが「男性用」だった理由(←“あの”オッサンならコールド・スリープだし、この機械がいる状況にはならないはず)など。いや、ある程度は予想がついても、それなら…とその前後のつじつまが合わない。
一つだけ例をあげると「一服盛る」からあーして、こーして…エリザベスを利用して“アレ”を地球に持ち帰ることを目的としても、回りくどい。そう言うものがはじめからある事を知っているとしても合理性にかける。この様な理解し難い行動が映画の中でいくつもある。
他にもエリザベスが大変な状況になり開腹しなければならないシーンで、医療が進歩した未来とは言え簡単な縫合でその後に全力疾走したりもしている。それならオープニングでコールドスリープから目覚めて体調を壊しまくるクルーと整合性が取れない。
さらには人類の創造主と思われるモノとの接触シーンも取ってつけたような感じ。エリザベスが毒づくのも理解し難いシーンだし、その後、そいつらが地球を攻撃するとの確証はどこで得たの?その映像から読み取れない確証を船長に伝え、もともと決意はしていたとは言えカミカゼ・アタックを仕掛ける船長と彼に付いて行くクルー。説得力のないシーンです。
もうこのあたりからクスクスを笑い始めてましたが、トドメのラストシーンは声を出してしまいました。ホント、たちの悪いパロディ?って感じ。
ここに来て「人類の起源」とかオープニングとか、何の意味があったの?って感じだし、巻き込み事故で自身の名作「エイリアン」までも巻き添えになった印象を受る。話題作といわれてダメだったのは「インセプション」「戦火の馬」に匹敵しそう。
ココまで酷い映画だったので言及するまいかと思いましたが、残念ながら吹き替えも最悪。1979年生まれのノオミ・ラパス演じるヒロインを何で1992年生まれの剛力彩芽を起用した理由は?彼女が声優として抜群の実力があるとは思えませんし、実際のところ…
ストーリーの断片的なアイデアは良いんですが、どれもブツ切り。どれもが「どこかで見たシーン」…ってか、そもそも自分の作品だからって「エイリアン」を冒涜しすぎ。この映画をアリとするなら、エイリアンでリプリーがビショップの存在に…もう書くのやめた(笑)。
【感想:End】
この映画の時代設定が2089年で、エイリアンの主人公、リプリーが生まれたのが2092年の設定になってる。どうせなら日にちまで合わせればよかったのに。
とりあえず予定してなかったけど、口直しに明日、別の映画を見に行こうかな?ちなみに、勢いで「るろうに剣心」の前売りを買ってしまいました(笑)。
あっ、ホント正式な公開前の映画をこれほどボロクソに書いたら正式に怒られるかな?(笑)この記事を削除するつもりはありませんが、覚書自体が…
・プロメテウス@ぴあ映画生活
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