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2012年05月05日
「捜査官X」見てきました
 今日、かなり気になっていたものの上映期間が短そうなこの作品を見てきました。(実際、広島じゃあGW明けで終わりみたいですんで)

 当代一のカンフー・アクションスターであるドニー・イェンと金城武の競演であるこの作品。武術の達人である強盗犯を“偶発的に”撃退した製紙職人リウと、この不可解な事件を解明しようとする捜査官シュウ。やがて、リウの隠された過去を解き明かし…



 まずこの映画、兎にも角にも“邦題の失敗”としか言いようの無い題名。原題は「武侠」で、日本語で言うと「侠客」で、ドニー・イェンの方に重点を置いてますが、「X」って何なんでしょう?これだけは先に言いたかったので、【感想:Start】〜【感想:End】の前に書きましたが、この間にネタバレの可能性がありますんでお気をつけください。

【感想:Start】

 さて、この映画は「アクション・ミステリー」(?)とのジャンルですが、終盤にはミステリー要素が薄くなったのが残念。ただし、「微グロ」な部分と「分かった時にゾクっと来る」部分は私好み。

 映像も「素晴らしい」とは言いがたいものの、CGを使った人体の解説(もっとも、その内容はフィクションですが)と、最初の強盗との格闘シーンと現場検証でシュウの頭の中で再現するシーンの組み立ては見事なものでした。

 強盗の殺害を偶然と言い張るリウ、しかしその腕前から過去を疑うシュウ。そのシュウもやり切れない過去を引きずり、そのために自らが生み出した分身に悩まされますが、傍目から見たらこの捜査官・シュウは完全に危ない人間。彼自身の信念と正義に則って行動していますが、完全に多くの人を危険な目にあわせたり、不幸に陥れたりします。

 いきなり「達人なら避けられるはず」とし、リウに切りかかりますが、これに似たシーンをドラゴンボール・Zでセルとの対決前あたりで見た覚えが(笑)。


 リウがひた隠しにする過去の壮絶さが明らかになる辺りの盛り上がりと微グロで盛り上がりますが、リウの正体が分かってからはアクション中心の映画になってしまいました。まぁ、終盤の壮絶な流れには圧倒されますが、終わってみれば…融通の効かないシュウの行動が諸悪の根源かと(笑)。

 全体的にトンデモな部分もありますが、それをフィクションの演出の1つとし容認して合格点以上が付けられる映画と思います。

【感想:End】

 最後に。GWが終わって広島に戻る予定ですが…ちょっとムチャな計画を立てています。実行に移すかどうか思案中!


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