2010年12月05日
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」見てきました
べ、べつにヤマトに期待してるわけじゃないからね!ヤマト世代として恥ずかしい映画じゃないか心配になっただけだから、勘違いしないでよね!
と言うわけで、軽い感覚で見に行きましたが・・・これは参りました。「ヤマト」です。間違いなく「ヤマト」が実写版でスクリーンに蘇りました。
もちろん、アニメ版などのSF考証無視のムチャさかげんをギリギリ修正(補正)し、見事に平成版にまとめ上げていました。更に言えば、このギリギリってのがミソ。ヤマト独特のご都合主義を残すエッセンスにもなっていますんで。(「宇宙空間だから無重力だろ!」とか「砲台なんか大気圏で解けるだろ!」って突っ込みはダメ)
さて、今回はかなり強烈な感想になりそうなので、「さるさる版」では数年ぶりの2部構成で行きましょう。今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性アリですが、更に【ネタバレ:Start】〜【ネタバレ:End】では明確に中身の事を書きますんでご注意を。(今回、私は徹底して情報をいれずに正解でしたので、見に行く予定の人は読まないように!)
【感想:Start】
「宇宙戦艦ヤマト」の実写化の話を聞いた際、主演がキムタクと知りかなりしらけた目で見ていました。他のキャスティングも耳に入ったのは佐渡酒造が高島礼子と聞き、奇をてらった作品になりそうでほとんど期待していませんでした。
その辺のやり取りは掲示板の方を参考にしていただければと思います。
研究談話室パート3:実写版「宇宙戦艦ヤマト」
http://yui.at/bbs2/sr2_bbss_u.cgi?action=show§ion=894Elwood&txtnumber=&mynum=870
しかしこの作品、予想を裏切られました。もちろん良い方に。
上記掲示板でのやり取りでもありましたが、主人公の古代進は兄の戦死を引きずる影を残す、どこか弱い部分のある若者であり、それを40前のキムタクが演じるのか?って感じでしたが、これは完全に映画版・古代進が完成していました。(途中、キムタク独特のチャラい雰囲気に違和感はありましたが)
同時に高島礼子版の佐渡先生も良い形になっていました。そして原作のイメージ通りの真田技師長や空間騎兵隊長の斉藤、そして沖田艦長。その他のクルーも首をかしげるようなキャスティングはありませんでした。
そして驚いたのは絶妙な世界観。
昭和に作られたSF考証もままならない「宇宙戦艦ヤマト」を平成の世に蘇らせるのはかなり困難な話。厳密に修正をするとヤマトでなくなるし、大雑把だとコントになる。しかし2199年、当然進歩しているであろうコンピュータの制御を拒否し、手動に頼る危うさや艦長による通達が艦内放送だったりと、アナログ感をふんだんに盛り込んでいます。
ネタバレをひかえた記述では最後ですが、キャスティングが秘密になっているデスラーやスターシャ、そして映像がなかなか出ていないアナライザーも原作ファンには納得の登場の仕方です。
【感想:End】
では、初の試み「ネタバレ」です。
【ネタバレ:Start】
今回、ガミラスの設定は上手いアレンジでした。「集合した意識体」でありながら、その相反する一方がイスカンダルとの設定は良かったんですが・・・これってガミラス側から言えば、イスカンダルが悪者ですよねぇ。必死の生き残りを画策している一方で、座して滅亡を受け入れるって。
途中、特攻を仕掛けてくるガミラスの戦闘機にはグッと来ましたが、「個」の無い存在って事が後で分かると「ふぅ〜ん」ってなってしまいました(笑)。
まぁ、ドラマ部分はかなり陳腐な感じでしたが、それもヤマトの世界観に沿ってたんでOK。ただ、「お前ら、時間が無いだろ!」ってやきもきする所もありましたが(笑)。そんでもってラストシーン。森雪が母親になってたようですが、あれって古代の・・・。これ、古代が波動砲を発射したのか!?エネルギー充填120%だったのか!?森雪が「ワープします!」って叫んだのか!?
あと、デスノの映画版などもそうですが、長編を映画化したために短縮されたストーリーで、その重みが感じられない部分はいかんともし難い。沖田艦長の名セリフ「地球か・・・何もかもみな懐かしい」が軽く感じられてしまって残念。
【ネタバレ:End】
最後に。この映画、評価は90点。マイナスポイントは沖田艦長の「『バカめ』と言ってやれ」のセリフがなかったこと。あと、多くの犠牲を払い、ミッションを達成したタイミングで「真赤なスカーフ」が流れてくれれば感涙ものだったんだけどなぁ・・・。
上映時間が長い割には、時間を感じさせなかったなぁ。
{a8.net http://redirect.shoppingfeed.jp/brai.up/redirects/?pid=2300&icd=4951850102092}{a8.net http://tenant.depart.livedoor.com/t/asahirecord/item3973282.html?lid=af0501}{a8.net http://redirect.shoppingfeed.jp/odicom.gd/redirects/?pid=2300&icd=4560173821438b}
と言うわけで、軽い感覚で見に行きましたが・・・これは参りました。「ヤマト」です。間違いなく「ヤマト」が実写版でスクリーンに蘇りました。
もちろん、アニメ版などのSF考証無視のムチャさかげんをギリギリ修正(補正)し、見事に平成版にまとめ上げていました。更に言えば、このギリギリってのがミソ。ヤマト独特のご都合主義を残すエッセンスにもなっていますんで。(「宇宙空間だから無重力だろ!」とか「砲台なんか大気圏で解けるだろ!」って突っ込みはダメ)
さて、今回はかなり強烈な感想になりそうなので、「さるさる版」では数年ぶりの2部構成で行きましょう。今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】で。この間にネタバレの可能性アリですが、更に【ネタバレ:Start】〜【ネタバレ:End】では明確に中身の事を書きますんでご注意を。(今回、私は徹底して情報をいれずに正解でしたので、見に行く予定の人は読まないように!)
【感想:Start】
「宇宙戦艦ヤマト」の実写化の話を聞いた際、主演がキムタクと知りかなりしらけた目で見ていました。他のキャスティングも耳に入ったのは佐渡酒造が高島礼子と聞き、奇をてらった作品になりそうでほとんど期待していませんでした。
その辺のやり取りは掲示板の方を参考にしていただければと思います。
研究談話室パート3:実写版「宇宙戦艦ヤマト」
http://yui.at/bbs2/sr2_bbss_u.cgi?action=show§ion=894Elwood&txtnumber=&mynum=870
しかしこの作品、予想を裏切られました。もちろん良い方に。
上記掲示板でのやり取りでもありましたが、主人公の古代進は兄の戦死を引きずる影を残す、どこか弱い部分のある若者であり、それを40前のキムタクが演じるのか?って感じでしたが、これは完全に映画版・古代進が完成していました。(途中、キムタク独特のチャラい雰囲気に違和感はありましたが)
同時に高島礼子版の佐渡先生も良い形になっていました。そして原作のイメージ通りの真田技師長や空間騎兵隊長の斉藤、そして沖田艦長。その他のクルーも首をかしげるようなキャスティングはありませんでした。
そして驚いたのは絶妙な世界観。
昭和に作られたSF考証もままならない「宇宙戦艦ヤマト」を平成の世に蘇らせるのはかなり困難な話。厳密に修正をするとヤマトでなくなるし、大雑把だとコントになる。しかし2199年、当然進歩しているであろうコンピュータの制御を拒否し、手動に頼る危うさや艦長による通達が艦内放送だったりと、アナログ感をふんだんに盛り込んでいます。
ネタバレをひかえた記述では最後ですが、キャスティングが秘密になっているデスラーやスターシャ、そして映像がなかなか出ていないアナライザーも原作ファンには納得の登場の仕方です。
【感想:End】
では、初の試み「ネタバレ」です。
【ネタバレ:Start】
今回、ガミラスの設定は上手いアレンジでした。「集合した意識体」でありながら、その相反する一方がイスカンダルとの設定は良かったんですが・・・これってガミラス側から言えば、イスカンダルが悪者ですよねぇ。必死の生き残りを画策している一方で、座して滅亡を受け入れるって。
途中、特攻を仕掛けてくるガミラスの戦闘機にはグッと来ましたが、「個」の無い存在って事が後で分かると「ふぅ〜ん」ってなってしまいました(笑)。
まぁ、ドラマ部分はかなり陳腐な感じでしたが、それもヤマトの世界観に沿ってたんでOK。ただ、「お前ら、時間が無いだろ!」ってやきもきする所もありましたが(笑)。そんでもってラストシーン。森雪が母親になってたようですが、あれって古代の・・・。これ、古代が波動砲を発射したのか!?エネルギー充填120%だったのか!?森雪が「ワープします!」って叫んだのか!?
あと、デスノの映画版などもそうですが、長編を映画化したために短縮されたストーリーで、その重みが感じられない部分はいかんともし難い。沖田艦長の名セリフ「地球か・・・何もかもみな懐かしい」が軽く感じられてしまって残念。
【ネタバレ:End】
最後に。この映画、評価は90点。マイナスポイントは沖田艦長の「『バカめ』と言ってやれ」のセリフがなかったこと。あと、多くの犠牲を払い、ミッションを達成したタイミングで「真赤なスカーフ」が流れてくれれば感涙ものだったんだけどなぁ・・・。
上映時間が長い割には、時間を感じさせなかったなぁ。
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