2018年01月08日
骨盤ムーブランニングを読んだが。。。
◆骨盤ムーブランニング / 城戸 隆司
最近は、骨と関連したランニング本が増えてきたように思うが。。。自己ベスト2時間38分を持つ理学療法士が書いた本。
骨盤の各パーツの骨がランニングにどのような影響があるのかの説明から始まる。人それぞれ骨の歪み(骨盤の左右差)があり必ずしも「前傾」で走るという理論は当てはまらず「後傾」のフォームが合ってる人もいるらしい。前傾姿勢だと体が勝手に前に進むと言われているが、自分は前傾を意識すると疲れるような気がするし、プロレベルのランナーを見ても全員が前傾姿勢のフォームで走っているわけではない。
◆フォームに関しての理論
腕振りの理論は大転子ランニングと同じく振るのではなく振られる、無理につま先着地にする必要はない、人によって体の使い方が違うため自然に着地すればよい。大腿四頭筋はブレーキ筋、ハムストリングは加速筋、ブレーキの役割を果たす大腿四頭筋は鍛える必要がないといった説があるが、それは間違いでどちらもバランスよく鍛えなければならない。
厚底シューズは不安定な状態で立っているようなものなので余計な力を使ってしまうため故障の原因になる。
◆3つのテスト
「片脚立ち」「体の旋回」「体の倒屈」という骨の歪みを診断する3つのテストがあり、どちらの脚がふらつきがあるか、どちら側が動きにくいかで判断し、その結果を受けて8つのタイプに分類されるのだが、片脚立ちのテストをやってみてもどちらが立ちにくいのか判断しづらい。何となくこっちかなぁといった微妙な感覚で判断するしかない。
自分は「後傾・拳上タイプ」であった。このタイプは向かい風、登り坂に強いタイプが多いとのこと。はぁ?ちなみに自分は向かい風、登り坂が大の苦手でありガッカリした。つまり本の内容が全く信用できないということ。
◆まとめ
3つのテストを行いタイプ分けをする。タイプ別の筋トレが載っており、これらを行うことにより速くなるといった内容だ。自分のタイプ以外のページは読み飛ばすことになり結果として非常に内容の薄い本となっている。全タイプ共通の筋トレ、レース前日当日のストレッチや体操も載っている。筋トレやストレッチを念入りにやる人はある程度参考になる本だろうが、自分はストレッチ、筋トレは嫌いで(全くやらない続かない)、そんなものに時間を費やすくらいなら走る時間を増やした方がよいと考えているのでこの本は参考にならなかった。大転子ランニングの様に具体的な走り方が載っていると思っていたが筋トレ中心の内容でガッカリした。
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