2017年11月01日
ゼロベースランニングを試している。
シーズン6年目も半ばを過ぎようとしているが、今だに自分のランニングフォームが確立していないというか、もっとよいフォームがあるのではないか?そんなことを常に考えている。陸上経験のない自分にとって本だけが頼りだ。
以前から気になっていた本「ゼロベースランニング(Kindle版を)」読んでみた。
重力に逆らわないで走る為の方法、足が本来持っている機能を活かして走る。そのために行うストレッチ法などが書かれている。骨格についての記述もあるため大転子ランニングと共通する部分もある。
以下に参考になった項目を書いていく。
◆母指球で地面を押す、つま先で蹴り上げる動作は無意味。
立ったまま、つま先で地面を押し下げるようにして踵を浮かしても進む力にはならずブレーキとなる。逆につま先を上げて踵に力を加えると前に進む力が生まれる。この力うまく使って走る。
◆離地を遅らせる。
接地している時間は短い方がよい、着地後は脚を素早く引き戻せとされているが本書では疑問を呈している。
「日本人とアフリカ勢を比較するとアフリカ勢の方が接地時間が長い」というデータがあり、日本人よりも速いアフリカ勢がなぜいつまでも脚を地面から離さないのか?
重心の真下から後方で地面に接地している時間をアクセル域接地時間。この時間が多いほど前に進む力となる。アフリカ勢は離地を遅らせてアクセル域接地時間を多く取っているから速いのではないかと著者は考察している。
確かにアフリカ勢の走りを見ていると無駄にちょこまか飛び跳ねておらず、後ろに流れた脚がいつまでも残っているように見える。
◆胴体が主導で脚は勝手に付いてくる。
前傾姿勢でバランスを崩すと体が動き出し転ばないよう脚が付いてくる。この連続で走るわけだが、体を前に倒そうという意識よりも胸から前に引っ張られるイメージで走る。
これは他のランニング本にも書いてあることだが、最近意識していなかったというか忘れていた動作であった。
◆オーバープロネーションの原因。
オーバープロネーションはテーピングやインソール、筋トレでは根本的な改善にならず、オーバープロネーションになるような動きそのものを直す必要がある。
原因は母指球に体重が載るタイミングが早過ぎる、つまり胴体の真下に近いところで母指球に重心を載せ過ぎているとのこと。
上記に書いた「離地を遅らせる」動きから適切なタイミングで母指球に荷重される。
確かに私は重心の真下に近いところで着地してそのまま地面に力を加えているような走り方だ。この記述が確かなら長年放置してきたオーバープロネーションが改善されることになる。
◆踵着地ではなく前、中足着地。
踵着地しているということは胴体より前で着地しているということでありブレーキになっており、結果としてアクセルとブレーキを交互にかけながら走っているようなもの。本書の通りに走ることができれば踵着地にはならない。
◆腕振り
腕は振るのではなく胴体の動きによって振られる。これは大転子ランニングと共通した理論。
肘は引くのではなく引き下げる意識を持つと引いている方の肩が下がり逆側の肩が上る、本書でいう胴体が台形の動きとなり力まない腕の動きができるようになる。
この動きは以前取り入れていた初フル挑戦! サブスリー挑戦! マラソンは「骨格」で走りなさい に記載されていたピストン走法の肩の動き方と似ている。
◆まとめ
「離地時間を遅らせる」他の本には書かれていない大変興味深い理論であるが、完全にマスターするには裸足で走って足本来の機能を取り戻すことから初め、本書に載っているストレッチで(Youtubeに動画あり)動きを体に染み込ませる必要があるため敷居は高い。
実際に「前傾姿勢(胸が引っ張られて前進する)」「胴体より後ろに着地」「離地を遅らせる」を意識して2週間ほど走ってみたところストライドが広がりピッチが減る。キロ5分ではピッチ193程だったがこの走り方だと180程度に減少していた。
確かに転がるように前に進み脚が勝手に付いてくるような感覚だがキロ5分の心拍数を確認するとこれまでと変化がないため楽に走れるわけではないようだ(体が勝手に前へ進んで行っても心肺機能が付いていけない)
おかやまマラソン直前まで離地を遅らせる方法を練習してみて行けるようならレース本番で試したいと思っている。
以前から気になっていた本「ゼロベースランニング(Kindle版を)」読んでみた。
重力に逆らわないで走る為の方法、足が本来持っている機能を活かして走る。そのために行うストレッチ法などが書かれている。骨格についての記述もあるため大転子ランニングと共通する部分もある。
以下に参考になった項目を書いていく。
◆母指球で地面を押す、つま先で蹴り上げる動作は無意味。
立ったまま、つま先で地面を押し下げるようにして踵を浮かしても進む力にはならずブレーキとなる。逆につま先を上げて踵に力を加えると前に進む力が生まれる。この力うまく使って走る。
◆離地を遅らせる。
接地している時間は短い方がよい、着地後は脚を素早く引き戻せとされているが本書では疑問を呈している。
「日本人とアフリカ勢を比較するとアフリカ勢の方が接地時間が長い」というデータがあり、日本人よりも速いアフリカ勢がなぜいつまでも脚を地面から離さないのか?
重心の真下から後方で地面に接地している時間をアクセル域接地時間。この時間が多いほど前に進む力となる。アフリカ勢は離地を遅らせてアクセル域接地時間を多く取っているから速いのではないかと著者は考察している。
確かにアフリカ勢の走りを見ていると無駄にちょこまか飛び跳ねておらず、後ろに流れた脚がいつまでも残っているように見える。
◆胴体が主導で脚は勝手に付いてくる。
前傾姿勢でバランスを崩すと体が動き出し転ばないよう脚が付いてくる。この連続で走るわけだが、体を前に倒そうという意識よりも胸から前に引っ張られるイメージで走る。
これは他のランニング本にも書いてあることだが、最近意識していなかったというか忘れていた動作であった。
◆オーバープロネーションの原因。
オーバープロネーションはテーピングやインソール、筋トレでは根本的な改善にならず、オーバープロネーションになるような動きそのものを直す必要がある。
原因は母指球に体重が載るタイミングが早過ぎる、つまり胴体の真下に近いところで母指球に重心を載せ過ぎているとのこと。
上記に書いた「離地を遅らせる」動きから適切なタイミングで母指球に荷重される。
確かに私は重心の真下に近いところで着地してそのまま地面に力を加えているような走り方だ。この記述が確かなら長年放置してきたオーバープロネーションが改善されることになる。
◆踵着地ではなく前、中足着地。
踵着地しているということは胴体より前で着地しているということでありブレーキになっており、結果としてアクセルとブレーキを交互にかけながら走っているようなもの。本書の通りに走ることができれば踵着地にはならない。
◆腕振り
腕は振るのではなく胴体の動きによって振られる。これは大転子ランニングと共通した理論。
肘は引くのではなく引き下げる意識を持つと引いている方の肩が下がり逆側の肩が上る、本書でいう胴体が台形の動きとなり力まない腕の動きができるようになる。
この動きは以前取り入れていた初フル挑戦! サブスリー挑戦! マラソンは「骨格」で走りなさい に記載されていたピストン走法の肩の動き方と似ている。
◆まとめ
「離地時間を遅らせる」他の本には書かれていない大変興味深い理論であるが、完全にマスターするには裸足で走って足本来の機能を取り戻すことから初め、本書に載っているストレッチで(Youtubeに動画あり)動きを体に染み込ませる必要があるため敷居は高い。
実際に「前傾姿勢(胸が引っ張られて前進する)」「胴体より後ろに着地」「離地を遅らせる」を意識して2週間ほど走ってみたところストライドが広がりピッチが減る。キロ5分ではピッチ193程だったがこの走り方だと180程度に減少していた。
確かに転がるように前に進み脚が勝手に付いてくるような感覚だがキロ5分の心拍数を確認するとこれまでと変化がないため楽に走れるわけではないようだ(体が勝手に前へ進んで行っても心肺機能が付いていけない)
おかやまマラソン直前まで離地を遅らせる方法を練習してみて行けるようならレース本番で試したいと思っている。
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