2017年04月02日
大転子ランニング
2016年3月の鳥取マラソンまでは膝を高く上げて真下に下ろして地面から反発をもらって走るイメージの走り方(ピストン走法)であったが、その弊害で足裏が痛くて耐えれなくなり足裏をかばい膝から下をちょこちょこ前に出していくような走り方に変えたが推進力がなくしっくりこないまま走り続け、その後レースでは結果が出ない、20キロも走ると脚がかなり疲労してしまう。どうにかならないものか?
2017年2月のレース直前、すがるような思いで買った本、
「大転子ランニング」で走れ! マンガ家 53歳でもサブスリー
この本に救われ自己ベストを出せたのかもしれない。参考になった内容をまとめてみよう。
その前に、前著である走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー 運動オンチで85kg 52歳フルマラソン挑戦記!
であるが、これまでの言われてきたマラソンの常識を覆す理論で興味深い内容であった。「背筋を伸ばし腰高のイメージで走るのではなく、重心を低くして走る。」「着地する脚を反対側の脚が追い越すイメージの動き(シザース)を意識して走る」特にこの2点が印象的だったが具体的にどのように走ればよいのか分からず読んだだけで身にはならなかった。
さて、この「大転子ランニング」は前著の内容を図解やイラストを多く使い分かりやすくしたもの。この本もこれまでのランニングの常識を否定する内容であり参考になった理論を書いていく。
「背骨をひねらさせて走るのは間違い」
マラソン本によく載っているツイストのエクササイズを例に上げ、骨盤と肩甲骨の動きが対角になるように動かすのは間違いで肩甲骨と骨盤は同じ向きに動かし(手足は逆向きに振られる)背骨をねじる意識は持つべきでない。
マラソン2年目までのフォームは骨盤をひねりまくることで推進力を得られると思って走っていました。今、この動きで(フォームで)走ってみると上体が大きく振られてとても走りづらい。いかに無駄な動きなのかがよく分かる。
「左肘を強く引けば右足が前に出て前に進むのは間違い」
肘を引けば足が出る理論が正しいのであれば、ベッドに仰向けに寝て左腕をベッドの下に下げると右足が勝手に前に出るはずだが。。。
ランニング(全てのスポーツ)は骨盤から動き出すということ。腕を振って(肘を強く引いて)肩甲骨を動かし、それが骨盤に伝わり脚が動く。こういう間違った理論で教えている指導者がいまだにいるとのこと。
「腕は振るのではなく勝手に振られる」「腕ふりは上体の免震装置と重力スイッチ」
真っ直ぐに立って思いっきり腕振りをしたら勝手に足が前に出るのだろうか?腕振りというのは意識してするものではなく、走る際の上体のブレを腕が勝手に振られることによって抑えている。フィギュアスケートのジャンプの際はコンパクトに腕をたたんで上体のブレを抑えており、ランニングも同じことが言えるとのこと。アフリカ勢の女性ランナーに多く見られるコンパクトに腕をたたんだ腕の位置が理想。著者は腕を60度くらいにたたんで走っているとのこと。
上記が「免震装置」。では「重力スイッチ」とは?アナログの体重計に乗って腕を振ると一瞬体重が軽くなる瞬間がある。これを上手く利用できれば軽やかに走ることができる。百獣の王こと武井壮さんがテレビで速い人は皆、腕振りによって体を浮かせて(軽くして)走っていると言っていたような記憶がある。具体的にどうすればよいのかこの本ではよく分からなかった。
肝である大転子ランニングをより深く理解し確実なものにするため同著者の本、
あなたの歩き方が劇的に変わる! 驚異の大転子ウォーキング
を最初に読んでウォーキングから始めた。右足を浮かし左足の膝を曲げないで立つ。しっかり骨盤(大転子)に体重が乗っていれば左のお尻が上に上がる。着地の際、体重が骨盤(大転子)に乗るよう意識する。走る際、膝は曲がるがコンパクトにリズムよく骨盤(大転子)に体重を乗せていく。
これまでは骨盤をねじるか意識をしていないかで走っていたため骨盤(大転子)を意識して走るだけでも随分軽やかに感じられる。
その他、トレーニング方法の頁もありますが内容からすると著者はダニエルズのランニング・フォーミュラを参考にして効率的に実力を付けていったものと思われます。
ただ、この本を読んでフォームを直したところで大幅な記録更新ができるほどマラソンは甘くありません。ですが、ランニングエコノミーは向上した実感はあります。
マラソン完走後、いつもなら肩から上腕にかけて筋肉痛や痛みがあるのですが、腕が振られるイメージで力まなくなったので全く痛みは無くなりました。脚も激しい筋肉痛になるのですが、地面からしっかり反発力を貰い大きな筋肉が使えるようになっためダメージが減った。自己ベストを出したこの前のレースでは脚は余力があるのに心肺がついてこないという初めての感覚でした。
何だかまとまりのない記事になってしまったが、上記の間違った意識で走っている方、自分のフォームに納得いっていない方は一読の価値はある本だと思う。
2017年2月のレース直前、すがるような思いで買った本、
「大転子ランニング」で走れ! マンガ家 53歳でもサブスリー
この本に救われ自己ベストを出せたのかもしれない。参考になった内容をまとめてみよう。
その前に、前著である走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー 運動オンチで85kg 52歳フルマラソン挑戦記!
であるが、これまでの言われてきたマラソンの常識を覆す理論で興味深い内容であった。「背筋を伸ばし腰高のイメージで走るのではなく、重心を低くして走る。」「着地する脚を反対側の脚が追い越すイメージの動き(シザース)を意識して走る」特にこの2点が印象的だったが具体的にどのように走ればよいのか分からず読んだだけで身にはならなかった。
さて、この「大転子ランニング」は前著の内容を図解やイラストを多く使い分かりやすくしたもの。この本もこれまでのランニングの常識を否定する内容であり参考になった理論を書いていく。
「背骨をひねらさせて走るのは間違い」
マラソン本によく載っているツイストのエクササイズを例に上げ、骨盤と肩甲骨の動きが対角になるように動かすのは間違いで肩甲骨と骨盤は同じ向きに動かし(手足は逆向きに振られる)背骨をねじる意識は持つべきでない。
マラソン2年目までのフォームは骨盤をひねりまくることで推進力を得られると思って走っていました。今、この動きで(フォームで)走ってみると上体が大きく振られてとても走りづらい。いかに無駄な動きなのかがよく分かる。
「左肘を強く引けば右足が前に出て前に進むのは間違い」
肘を引けば足が出る理論が正しいのであれば、ベッドに仰向けに寝て左腕をベッドの下に下げると右足が勝手に前に出るはずだが。。。
ランニング(全てのスポーツ)は骨盤から動き出すということ。腕を振って(肘を強く引いて)肩甲骨を動かし、それが骨盤に伝わり脚が動く。こういう間違った理論で教えている指導者がいまだにいるとのこと。
「腕は振るのではなく勝手に振られる」「腕ふりは上体の免震装置と重力スイッチ」
真っ直ぐに立って思いっきり腕振りをしたら勝手に足が前に出るのだろうか?腕振りというのは意識してするものではなく、走る際の上体のブレを腕が勝手に振られることによって抑えている。フィギュアスケートのジャンプの際はコンパクトに腕をたたんで上体のブレを抑えており、ランニングも同じことが言えるとのこと。アフリカ勢の女性ランナーに多く見られるコンパクトに腕をたたんだ腕の位置が理想。著者は腕を60度くらいにたたんで走っているとのこと。
上記が「免震装置」。では「重力スイッチ」とは?アナログの体重計に乗って腕を振ると一瞬体重が軽くなる瞬間がある。これを上手く利用できれば軽やかに走ることができる。百獣の王こと武井壮さんがテレビで速い人は皆、腕振りによって体を浮かせて(軽くして)走っていると言っていたような記憶がある。具体的にどうすればよいのかこの本ではよく分からなかった。
肝である大転子ランニングをより深く理解し確実なものにするため同著者の本、
あなたの歩き方が劇的に変わる! 驚異の大転子ウォーキング
を最初に読んでウォーキングから始めた。右足を浮かし左足の膝を曲げないで立つ。しっかり骨盤(大転子)に体重が乗っていれば左のお尻が上に上がる。着地の際、体重が骨盤(大転子)に乗るよう意識する。走る際、膝は曲がるがコンパクトにリズムよく骨盤(大転子)に体重を乗せていく。
これまでは骨盤をねじるか意識をしていないかで走っていたため骨盤(大転子)を意識して走るだけでも随分軽やかに感じられる。
その他、トレーニング方法の頁もありますが内容からすると著者はダニエルズのランニング・フォーミュラを参考にして効率的に実力を付けていったものと思われます。
ただ、この本を読んでフォームを直したところで大幅な記録更新ができるほどマラソンは甘くありません。ですが、ランニングエコノミーは向上した実感はあります。
マラソン完走後、いつもなら肩から上腕にかけて筋肉痛や痛みがあるのですが、腕が振られるイメージで力まなくなったので全く痛みは無くなりました。脚も激しい筋肉痛になるのですが、地面からしっかり反発力を貰い大きな筋肉が使えるようになっためダメージが減った。自己ベストを出したこの前のレースでは脚は余力があるのに心肺がついてこないという初めての感覚でした。
何だかまとまりのない記事になってしまったが、上記の間違った意識で走っている方、自分のフォームに納得いっていない方は一読の価値はある本だと思う。
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