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C. trianaei 'The Grand'

C. trianaei 'The Grand'(カトレア トリアネ 'ザ グランド')が咲きました。
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 今回9.0×9.2cmでした。

ペタルが垂れたり、展開が悪くなったり、セパルが反るクセがあるそうです。

また、樹勢が強くて株は増えるのですが、花はややつきにくいと言われているようです。

やや古い品種で、上記のような欠点がみられるため、手放した人も多いのか、最近あまり見かけなくなりました。

しかし、逆に展開が悪いが故にオーバーラップすることもあり、またスプラッシュも入るため、個人的には割と好きな花です。

リップの赤が広い面積を占め、そこも良いと思います。




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 この花で私が気になったところは、「花が付きにくい」と言われている点です。

何故、花が付きにくい個体なのか。

たいていの事象には必ず理由があると思います。

この株を観察すると、やはり樹勢が強く、花が咲きつつも新芽が生育を続けています。

よって考えられる理由として、単純にこの栄養成長にエネルギーをとられて、生殖成長にエネルギーが回せないのではないだろうか、ということがまず挙げられます。

よって花を咲かせたい場合は、秋冬も頑張って積極的に栽培するか、もしくは夏~秋に出てくる押し子を思い切って掻いてしまう(私にはできませんが)等の対策があるのではないかと思います。

もしかしたら他の理由もあるのかもしれませんが、それはもう少しこの個体の栽培を続けてみないと見えてこないと思います。



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 株の状態はまだまだ不十分ですが、私は古い個体が結構好きなので、時代に逆走して頑張っていこうと思います。


 

C. quadricolor select

C. quadricolor select(カトレア クワドリカラー セレクト)が咲きました。
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 'Victoria' x 'Select'からの選抜個体とのことです。

今回、6.6×5.9cmでした。



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 株ができていないので、今後の栽培によって花が変わるのではないかと期待しています。

もう少し大きく、花型も、特にこのセパルの基部のちょっと巻いた感じとかが改善されれば、より力強い花になると思います。




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 今回、見てお分かりの通り、私が編み出した最凶の植え方をしています。

なんと、思いっきりハミ出しています!!




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 生きている根がほとんど無かったので、本来だったらバック側をカットして、小さい鉢で根鉢を作り直していった方が成績は良くなると思うのですが、作落ちした3バルブだけではリードをしっかり育てられる気がしなかったし、かといってバック側を多く残すと鉢が大きくなってしまうので、今回は敢えてのハミに仕上げました。

 これをひらめいた時には、なんて素晴らしいアイデア!て思ったんですけどねー、ヴィジュアル的に完全にアウトですね、、、

てか、こーゆー植え方思いついて実践した人、他にもいると思うんだけどなー。

ただただ、違和感が凄いというだけで、、、、





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 この方法によって、根もいくらか回ったし、どうにか咲いてくれたから、とりあえず良しとします。

これから先どうすればいいか、ちょっと途方に暮れるんですけど、ここまでできたので、花を早めに切った後に特等席に置く→新芽・新根を早めに動かす→トップ3バルブとバック2バルブで分けて、さらに鉢を1回り小さくしてしっかり根を張らせる→7月頃にもう1度リードが出た頃に鉢増しする、という攻め方をしてみようかと考えています。


 この状態の株を、これから先どのように栽培していくか。

人によっては、だまってそのまま鉢増しする、ハミ出してるヤツだけ切って鉢増しする、などいくつかの異なる意見が挙がりそうで、それぞれの立場の人と栽培に関する話ができたら勉強になりそうですね。

私の栽培方法はマイノリティかもしれませんが、とりあえずわが道を信じてイケるとこまで突っ走ってみようと思います!

もしも私が曲がった道へ突っ走って非行中年になったら、どなたか修正して頂けるとありがたいです。


Van. Blue Star

Van. Blue Star(バンダコスティリス ブルースター)が咲きました。
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 旧Yonezawara(ヨネザワラ)属なので、そちらの方がなじみ深いかもしれません。

夕方くらいからフウラン系独特の、すがすがしい香りを放ち始めます。



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 株がまた一回り大きくなりました。

まだつぼみがあるのでこれからも咲くようですが、相変わらず1花茎のみという、、、




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 前回、根が鉢から飛び出していることが気になっていました。

そして、飛び出した根が湿度のある鉢に向かって伸びていることに気付いたため、鉢の向きを真っ直ぐに直したら、重力と湿度の影響で、新根が鉢内に収まるのではないかと推測しました。

しかし結局、案外順調に育っているから変にいじらずこのままいった方が良いんじゃないかと思い直し、鉢の向きも変えず、植え替えもせず、そのままにしてしまいました、、、

だって、こういう系統、調子を崩したら復活させるの大変そうなんですもん。


 途中まで湿度のある鉢に向かって伸びていた根は、鉢より長く伸びると、今度は重力に引かれてか、下方に伸び始めました。

やっぱり何か理由がありそうだ、と今回も興味津々の私ですが、さて今年はちゃんと植え替えや仕立てを頑張るのか、、、

鉢内の根の状態や株の状態をもっと観察して、そのタイミングを間違えないようにしたいと思います。






Van. Blue Star
耐寒性があり、栽培し易いです。水が結構好きです。

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こちらはマニアックなので、どんな人が購入するのか謎ですが、見れば見る程、、、やっぱり謎です。

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こちらも存在感のある良い花なんです。実物を見ると、ゾッコンで好きになると思います。

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C. trianaei 'The King'

C. trianaei 'The King'(カトレア トリアネ 'ザ キング')が咲きました。
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 ヨコ11.2×タテ11.4cmでした。

現在根が生育中なので、トレーに入れたまま撮影しています。

この株は、すごい方が大切にしていた株なので、むやみに傷つけるものではないと思います。

逆光になってしまい、花の特徴が分かりにくい写真になってしまいました。



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 C. trianaei 'The King'の特徴は、栽培されたことのある方はご存知だと思いますが、株高がかなりあることに加え、リゾームも間延びし易く、縦にも横にも場所をとることです。

加えて、性質が強健なのでガンガン増えて、たちまち大きくなり、しょっちゅう鉢増しが必要になります。

よって、だんだん手に負えなくなって、手放す方も多いのではないかと思います。




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 こちらは先日の埼玉洋らん展で展示されていた株達です。

写真が上手く撮れているので、こちらの方が花の特徴が分かりやすいです。


 'The King'は、良型で嫌味がなく、どこか奥ゆかしい美しさがあります。

大山ア山荘で加賀正太郎氏が愛でた蘭を、約70年~が経過した現在、私がみていることに感動します。

どれ程科学が進歩しても、タイムマシーンなんて作れないし、どんなに望んでも過去のあの場所へ行くことは不可能です。

こうして株と資料が残っていることで、私たちはあの時代を感じることができ、それは新しい感動を芽生えさせ、また次の世代へと伝承していくことができる。

咲かせられて良かった、と思った1株です。




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 どの株も丁寧に栽培されていますね。

私の持っている'The King'も、こちらの会にゆかりがある株だと思うので、こうやって元株が大切に大株に栽培されている様子が見れて嬉しい限りでした。

 実際は、'The King'がもう数点展示されていたのですが、写真が上手く撮れていなかったので割愛しています。



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 'The King'は前述した通り由緒ある蘭で、あの蘭花譜にも登場している、数少ない原種カトレアの1つです。

蘭花譜自体が古いものだし、その中で個体名のついた原種カトレアで現存するものは、おそらくこの個体とC. purpurata 'Oyamazaki'だけではないでしょうか。


 歴史的価値のある1株。

大切にしていきたいものです。




 、、、、と綺麗にまとめましたが、私が本当に言いたいことはここからです、、、

書くべきか戸惑いましたが、書いておきたいです。

この花が咲いた時に、確かに感動しました。私にも咲かせることができたことに、正直また感動しました。

 しかし、この現実を大富豪だった加賀正太郎氏は望んでいたのでしょうか。

強健であるが故に、どんどん安値で切り売りされ、現在ではありふれて、この個体の価値を重要視していない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

美しいのですが、、、この花を、私が見ていることに、、、正直少し悲しいと感じました。


 しかし、もう数十年すれば、この個体自体の寿命が尽きていき、所有者は激減するでしょう。

そのとき必ずこの個体の価値が再び見直されます。

何故なら、それだけ意義のある株だからです。

私はその瞬間をきちんと見届け、伝承していこうと思ったのでした。



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 って、あれ?

この本に登場する'The King'、現在出回っている'The King'と同一個体?

なんかリップの色合いも、色の配置もちょっと違うような、、、、


 てか、昔は版画だからしょうがないのかもしれません。

おそらく薄い赤と、濃い赤を微妙に色分け出来る程、赤色が存在していなかったのではないかと思います。

写真の'The King'のリップの赤い部分を全部同一色の赤にすると、確かに蘭花譜の版画に近づく気がしますね。

万が一、版画の個体と現在出回っている個体が異なっていても、この個体に限ってはそれはそれで良かったと思えます。

そういう訳で、一件落着(!?)なのでした。




L.anceps v.delicata 'H&R'×self

L.anceps delicata 'H&R'×self(レリア アンセプス)が咲きました。
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 我が家のアンセプスの中には、まだ1度も咲いたことのない個体('KG gerrero')もあるのですが、この個体は毎年咲きます。

実生だから咲きやすいのかもしれません。

花の大きさは7.2×9.1cmです。

てか、ゲレーロの咲かないっぷりは一体何なんでしょうねw




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 この個体は毎年確実に咲いてくれるので、今年はどこまで花茎が伸びるのか試してやろうと思って、昨年より温かい場所に置き、水をジャージャーあげてみました。

なんでそんなことをやろうと思ったかというと、「温度を低めにして、水を辛めにすると花茎があまり伸びない」という仮説を逆説的に立証するためです。




(今年の花茎の様子)
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(昨年の花茎の様子)
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(2年前の花茎の様子)
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 結果、遠近感により写真だと分かりにくいですが、やはり今までで1番伸びた気がします。

前回の花径の長さは計測していないので目測での比較となりますが、前回より更にお邪魔に、扱いにくく、支柱を立てないとどうしようもないくらいなので、きっと前回より伸びているのですが、数値で比較出来ない為断定できません。

ちなみに、今回は約62cmでした。


 そういう訳で、アンセプスは花茎が伸びている時期に温度低めで水辛めにすると花茎が伸びにくく、逆に温かめで水多めにすると花茎が伸びやすいのではないか、と思うのですが、まだ仮説から抜け出せません。

しかも、我が家の1個体で試しただけなので全てに共通するかは分かりません。

これが明らかになれば、例えばパフィオ等の花茎を伸ばしたい時や、短めにしたい時などに応用できる可能性があるのではないかと期待しています。




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 以下に記載する内容は、恐ろしいことに全て私の妄想です。

筋金入りの中二病なもので、、、

そもそもアンセプスに限らず、植物の花茎の長短に関する性質は、自生環境とポリネーターとの関係の中で進化した結果ではないかと考えます。

アンセプスに関しては、花茎を長く伸ばさなければポリネーターを介して受粉できない状況にあった(短いものは子孫を残せず淘汰されていった)、のではないかと思います。

これは、他の背の高い植物や派手な色彩、強い芳香を持った花等のライバルが多かったから、とか、そもそもポリネーターが限局的で絶対数が少なかったから、などの理由が考えられます。

ここで、アンセプスは自生地ではほぼ直射光下に自生しているそうなので、背の高い植物に囲まれて進化したとは考えにくいです。

よって、近辺にポリネーターにとって魅力的な植物、つまりアンセプスのライバルがいたか、ポリネーターが限局的だったのではないかと考えます。


 ところで、我が家ではアンセプスの花茎は必ず窓の方、つまり最も明るい方角に向かって伸びます。

たいていの花は太陽に向かって花茎を伸ばして咲きます。

これは、光があたっていない側の細胞がより早く成長する光屈性という性質のためで、植物ホルモンの1つであるオーキシンが関与するそうです。

おそらく逆光よりも、花全面にきちんと光があたった方が、ポリネーターに存在を認識してもらい易くなるのでしょう。

 
 さて、アンセプスがほぼ直射光を受けながら、太陽に向かって花茎を長く伸ばして、中輪の花をある程度の輪数を付けて、微香で咲く性質は、ポリネーターの嗅覚より、視覚に訴えている気がします。

これはポリネーターの行動範囲が広い、つまり飛行系のポリネーターをターゲットにしているのではないかと推測します。

そのような状況が影響して、アンセプスは花茎を伸ばして目立ったり、風で揺れることでさらに気付いてもらいやすくしたのではないでしょうか。



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 花茎が伸びるためには細胞分裂を繰り返さなければならないと思うので、エネルギーをかなり消耗する気がします。

未熟な株は消耗を抑えるため、花茎をあまり伸ばさないようにほどほどでコントロールしたいものです。

 このエネルギーは、バルブや葉に蓄えられた養分や、光合成によって賄われているのではないかと考えます。

光合成には、水と二酸化炭素と光と温度(あと微量のミネラルとか?)が重要だった気がします。

よって、花茎の長さをコントロールするには、水と温度以外に、光の調整も重要なのではないかと思います。

きちんと光合成ができるように、明るい環境に置いてあげた方が、花茎が伸びるのではないかと考えます。

蛇足ですが、折角の光合成をフルで稼働させるためには、植物体自体の活性が必要だと思うので、やはりある程度の温度は重要な気がします。


 そういう訳で、アンセプスを通して直感した、蘭の花茎の長さをコントロールするための私なりの仮説は、

「生育期に株をきちんと充実させ、花茎が伸びている時期は温度が高く明るい場所に置き、水を多めに与えて管理すると、花茎が長く伸びる。

逆に、花茎は短くして消耗を抑えつつ花を確認したいときは、温度が低く暗い場所に置き、水を少なめに管理すると良い。」


です。
 
 他にも、他の植物ホルモンの影響とか、個体毎の性質(variety、遺伝的要素)も関与しているような気がするので、花茎の長さは温度や水や光だけで決まる訳ではないと思います。

しかし、我々が恣意的に最もコントロールしやすい部分は温度や水や光なので、この関係が明らかになれば、さらに蘭を咲かせたいようにコントロールできるのではないか考えています。

突飛なことを書いてしまったので、もしこれが全部間違っていたら大変申し訳ないのですが、何か分かったらまた報告したいと思います。




L.anceps var. Guerrero
ちょっと咲きにくいと言われていますが、ancepsの中で最も美しい色彩といわれています。

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2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(他の原種カトレア編)

 2015 サンシャイン蘭展(・埼玉洋らん展・船橋洋らん展)のラストです。

本当は、前回で出し尽して、精根尽き果てたのですが、ダラダラと余韻に浸る時間もまた楽しいので、番外編です。

最後は私が気になった原種カトレア(クワドリ・ワルケ)でフィニッシュです。




C. quadricolor s/a ocurata 'Grato'
珍しいocurata個体でした。

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C. quadricolor 'Actaeon'
ocurataが更にはっきり入った個体でした。

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C. quadricolor 'MU'
濃色で綺麗でした。

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 ワルケはコアなファンが多く、下手すると炎上する、取り扱い注意物件です。

私はワルケヲタではないので、あまりにマニアックな情報はついていけないし、最近のトピックスもよくわかりません(Perfect Blushやrubra系実生がせいぜい)。

しかし今回美しい個体が数点あったので、死ぬ覚悟で紹介してみたいと思います。



C. walkeriana 'Magobe'
オーバーラップして完璧な展開の、雫系ワルケでした。花のレベルも高いですが、この花付きが他に類がない程圧倒的で、咲かせ方のレベルも秀逸でした。ドラえもんを呼んで、スモールライトで小人になって、この下で花見がしてみたいです。それには、まずはドラえもんを作る材料を探すところから始めないといけない訳で、、、、と色々想像させられました。

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C. walkeriana s/a 'Sancha'
迫力や整形感には乏しいですが、ワルケらしいs/aで、嫌味がなくて好きです。

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C. walkeriana (s/a 'Tokyo No.1' × aquinii 'Gloriosa')
ワイハ系s/aは諸説あるようですが、プンクタータのような珍しい色彩がでていて非常に美しかったです。

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C. walkeriana perola-amoena 'Ice Doll'
ちょっと触れると壊れてしまうような、繊細な色彩でした。

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C. walkeriana perola-amoena 'Usubeni'
こちらもそこら辺ではあまり見かけない色彩で、目を惹きました。

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C. walkeriana 'Jungle Queen'
古くからある銘花です。ジャングルの女王、という名前も良い。

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C.walkeriana var. semi-alba ‘Carmela’
形の良いs/a個体。

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C.walkeriana coerulea“Nagara”
こちらはワルケで有名な業者名を冠した個体。

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 そういう訳で、2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の特集は終わりです。

次回からはまた我が家のどうしようもない花や、どうでも良いお話を少しずつ紹介していきますので、夜露死苦。


2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(その他編)

 2015 サンシャイン蘭展(・埼玉洋らん展・船橋洋らん展)の続きです。

今回は私が最近やたらと推しのCymbidiumです。

何故なら、原種のシンビジュームは1秒でフルボッコにされるくらいの美しさがあるからです。

他にも気になっているPhalaenopsisと、綺麗だったVandaにもフューチャーしてみました。



Cym. maguanense
雲南省産のシンビらしいのですが、それ以上の情報はよく分かりません。変わっているシンビです。

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Cym. insigne
半端者だった私を、瞬殺でフルボッコにしたシンビ。ベトナム、中国(海南省)、タイ北部の1000~1700mの冷涼な場所に自生するそうです。花が比較的大きく、白やピンクのカラーバリエーションがあり、交配種の品種改良に大きく貢献した花です。

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Cym. insigne ssp. seidenfadenii no stripe semialba
こちらはストライプがない、セミアルバとのこと。原種の無駄のないシンプルな美しさ、その中でもきらめきを放つ個体、これも美しいですね。

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Cym. insigne
こちらは形の整ったアルバ系。アルバは形の良い個体が少ないそうです。

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Cym. eburneum f.maguanence
芳香のあるピンク色の花を数輪咲かせるが、輪数が少ない。北インド(シッキム、アッサム、カシー山地)、ネパール、ベトナム、北ミャンマー、中国(雲南省の南部)の300~2000mに自生するそうです。4Nがあるそうです。私も先日購入し、栽培しています。「芳香がある」というところが購入の決め手でした。匂いフェチとしては嗅ぎたくて、嗅ぎたくて、、、、。現在のところ多分順調に育っています。ある程度高地に自生するため、寒さに強く、夏はちょっと暑がると教わりました。しかし、自生範囲が広いので、寒暖の適応能力は高いと期待して栽培しています。

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Cym. eburneum f. maguanence
これは名札が合っているのかちょっと疑問でした。eburneum f. maguanenceとして展示されていましたが、インシグネ系に見えました。花が展開していないからそう見えるだけかもしれませんが。

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Cym. hookerianum
緑の光沢のある花で、東ネパール、インド(シッキム、アッサム)、ブータン、中国南西部の1500~2600mに自生するそうです。かなり高地にあるので、こちらはシンビの中でもクール系のようで、warmな環境でも育てることは可能だが、十分に生育・開花させることは難しいとのことです。

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Cym. sichuanicum
中国(四川省)の1200~1600mに自生する希少種だそうです。

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Cym. erythraeum
ネパール、インド北部(Kumaon、シッキム、アッサム)、ブータン、ビルマ、中国(雲南省, 四川省, チベット自治区)の1000~2800mに自生する、花の小さいシンビです。

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Cym. ?
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、インシグネ系でしょうか。

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Cym. Oiso
小型シンビ開発の初期段階で誕生した、有名な品種。片親にキンリョウヘンを使用した交配種で、池田成功氏によって1956年にRHSに登録されたそうです。Cym. Sazanamiもそうですが、古い交配種は興味をそそります。

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 ここからはバンダの仲間を紹介します。


V. luzonica 'Rio Arroz'
ろまんちっく村でよく見かける個体名?色彩が人目を惹く、ろまんちっくな個体でした。

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Rhy. gigantea
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、美しい花でお立ち台でした。

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Rhy. gigantea alba
この種はフォルマが多いそうで、こちらはアルバ個体でした。

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Rhy. gigantea 'White'
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V. coerulescens
良い写真が撮れておらず非常に残念ですが、ブドウのような香りのするバンダで個人的に好きです。

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V. sanderiana alba
通常は赤ですが、アルバなので緑で綺麗でした。

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V. coerulea 'PW01'
Pink typeのセルレアということですが、淡い色彩が美しかったです。

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V. yamiensis
V. yamiensisは、V. lamellataのsynonymとのこと。この個体はV. lamellataのやや色が薄めの、基準的な個体だと思います。

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V. lamellata
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V. ?
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、おそらくV. lamellataのvar. remediosaではないかと思います。 黄色が濃くて素敵です。var. remediosaは、ドーサルとペタルが黄色、lower sepalが茶色、リップが薄いピンクです。

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V. lamellata
こちらも名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、おそらくV. lamellataのvar. boxalliiではないかと思います。しかも、かなり良い個体だと思います。var. boxalliiは、ドーサルとペタルが白、lower sepalが茶色、リップがピンクです。

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V. lamellata 'FN-Beat#6'
こちらもvar. boxalliiですね。こちらも、良い個体だと思います。

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 V. lamellataには他にも、全体的に黄色で、リップに赤い筋が入るvar. flavaというvarietyがあります。

今回は見かけませんでしたが、いつか見てみたいですね。





 ここからは、ファレノプシスです。


Phal. ?
名札が上手く撮れておらず申し訳ないのですが、みて下さい、この色彩!血管のような赤い葉脈(花脈?)が、もう、なんていうか、、、くっきりと、、、!

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Phal. lueddemanniana 'Noi'
赤と黄色のコントラストが綺麗な良形のルデマニアナでした。株の状態もさすがですね。

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Phal. lueddemanniana 'You-Oishi' HCC/AJOS
こちらは赤が多めで、Pが覆輪ぽくなっている面白い個体でした。

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Phal. speciosa 'Yuko'
不思議な染め分けがされていて奇妙なのに、何故か品性が感じられ、不思議な存在感を持つ花でした。

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Phal. celebensis 'Spring Grand' SM/JOGA
通常白っぽい花ですが、黄色で、しかも春っぽい黄色で、好きになりました。

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Phal. Lueddeviolacea
多分lueddemannianaとviolaceaの交配だと思うのですが、私好みの花でした。

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 以上が、私が気になった部門でした。







V.tessellata var. semi-alba
こちらはテッセラータのs/a。通常紫ですが、珍しい色彩のフォルマです。

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V.denisoniana
バンダの中では変わった色彩の、芳香のある種。

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Rhy.retusa
こちらは先っちょがピンク色のリンコ。

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Rhy.coelestis
こちらは先っちょがセルレア色の幻想的リンコ。

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’Phal.Brother Girl ‘Brother’
1988年というやや古い品種。色彩が面白いです。

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Phal.cornu-cervi var. alba
コルヌセルビの珍しい色彩アルバ。

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 話は全く変わりますが、マジすか学園4毎週面白いですね。

さくらの演技にはヒヤヒヤしますが、トリゴヤ・スキャンダルの出演、火鍋のケンポウや激尾古高校のKYがなかなかキャラ立ちしていること、1年最強コンビの立ち位置が個人的には嬉しいです。

四天王ヨガのキャラがやや薄かったのが痛かったですが、バカモノに期待しましょう。

やはり1が濃すぎたので(特にゲキカラは神)、あの壁を超えるのは大変です。


 てか、私は今とても忙しいのです。

Zガンダムにもハマっています。

更新が遅れているのはZガンダムのせい。

ガンダムって、アニメのくせにこんなに暗くて良いんでしたっけ?

女・子供が戦争に駆り立てられる悲惨な未来が、複雑な勢力間の相関図の中で描かれています。

戦争をしている両戦士たちは、善と悪だけで割り切ることのできない背景を抱え、各々に小さな正義と大義名分があり、未熟なカミーユを通して描かれる不条理は現在のこのリアルにも通じるものがあり、思わず引き込まれます。


 主人公はいつもだいたい、結局強くて正しくてまぶしくて、我々大半の一般人からはかけ離れている存在でした。

しかし、カミーユをはじめ、アムロ、碇シンジ、エレンなど、絶対的に愛される主人公は未熟で不器用で時にギラギラ尖り、その人間臭さの中にどこか美しさを感じます。

それはかつて絶対的エースだった前田敦子にも感じる素質で、ヒトを惹きつけます。


 子供に何を学ばせようとしているのか。

大人になってから別の視点でみたとき、このクレイジーな作品達は、原種の蘭と同様に凄まじいきらめきを持っていたことに気付かされます。



2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(原種パフィオ編)

 2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。

今回は私の好きなPaph. fairrieanumをはじめ、原種パフィオにフューチャーしてみました。

まずは、他の原種パフィオとは造詣がやや異なる、Paph. fairrieanumから。

原種パフィオの中でも飛び抜けて異質なこの存在感、どうしても気になります。




Paph. fairrieanum
'Horatio'という個体を使った実生の子供で、親は'Horatio' × 'Grissom'とのこと。この実生からはレベルの高い個体も咲いているようです。'Horatio'を用いた実生は、他にも'Horatio' × 'Tailor'もあるようです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Kinako'
形の良い、大きめの個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum
'Mayumi' × 'Ruru'のsib.から出た個体とのこと。濃色で、特にドーサルの色がくっきりしていて、力強さを感じさせる個体した。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Purple Fair'
親は不明ですが、sib.から出た個体とのこと。こちらも濃色で、リップの色彩も特徴があり面白かったです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Yoko'
濃色で、ドーサルが広くて線の入り方も綺麗で、個人的にはこの個体が1番好きです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. fairrieanum 'Madchen'
ドーサルもそうですが、ペタルの色や形も綺麗な個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 続いて、アルバム個体です。

ちょっと個体数が少ないですが、フェイリアナムのアルバムは神々しい美しさです。



Paph. fairrieanum album
花が大きくて、しっかりしていた個体。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. fairrieanum album 'Ducks'
色彩はこちらの方が透明感があり、美しかったです。

*埼玉洋らん展にて
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P1180330.jpg






 ここからは、私が気になったその他の原種パフィオです。




Paph. insigne 'Oddity'
100年以上前に発見されたと言われる、ペロリック個体。'Oddity'とは、奇人変人という意味らしいです。強健なのかあちこちで見かけますが、こんな大株に出会ったのは多分初めてです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. roebelinii album
フィリピンの低地に自生する種で、philippinenseの変種として扱われているそうですが、フィリピネンセより花が小さいです。その貴重なアルバム個体で美しかったです。今回サンシャイン蘭展では、1000株を超える展示があったそうです。原種パフィオは地味なのでうっかり見落とされがちですが、宝石のような、こんなにも神秘的な美しさを秘めた花が展示されていたことを、1人でも多くの方に再確認して頂ければ幸いです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. micranthum
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. micranthum 'Yoko'
色といい、形といい、完璧だった個体。周囲のものがかすんで見えてしまうくらい、別次元に引きずり込まれるような、圧倒的存在感。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph.insigne ’Oditty'
文中にも登場したペロリック個体、オディッティー。

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Paph.insigne variegata
斑入りのインシグネ。

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Paph.insigne var. sylhetense

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Paph.insigne sanderianum
sanderaeには斑点が入りますが、sanderianumにはその斑点さえ消えて、美しいアルバム個体になります。

Paph.insigne var. sanderianum (insigne var. sanderianum‘Hanes’×insigne var. sanderianum‘Elk Grove’ )パフィオペディラム インシグネ サンデリアナム TIZR-80605【現物品】【原種】【耐寒性】

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Paph.micranthum eburneum
eburneumとは通常ピンクのリップが白く、ドーサルやペタルの黄色が濃い個体のことです。

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2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(Paph. wardii編)

 2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。

今回は特にPaph. wardiiにフューチャーしてみました。

何故なら、、、なんとなくです!!



Paph. wardii
ペタルが短め(反ってるため余計に短く見える?)個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
sibから出た個体のようで、ペタルが長い(リップがコンパクトだから余計にそう見える?)個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 'Green Space'(SM/JOGA) × 'Sibusawa'(SSM/JOGA)の子供が、4個体出展されていました。

'Green Space'(SM/JOGA)という山木の最高峰個体を使用しているためか、花型が良く、緑の占有率が高い花が咲いていました。

今回出展されていた'Riki'の実生に比べると、ペタルの基部がやや細いものもありますが、好みの問題もあるので何とも言えません。



Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
この実生の中で緑の占める面積が最も多く、ペタルの先端にすすむにつれて、斑点が少なくなっていく個体でした。濃い色も良いですが、このような色も素敵だと思います。花型も良い個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 今回、Paph. wardiiで面白かったのは何と言っても’Riki’(SM/JOGA)の次世代達でしょう。

’Riki’(SM/JOGA) × selfが4個体ほど出展されていましたが、この実生は他とは一線を画した、圧倒的な存在感がありました。


Paph. wardii 'Miyakko'
’Riki’ × selfから出た個体のようで、リップがずんぐりと丸く、ペタル・リップとも斑点の入り方が良く、色のムラもありません。P幅もあり、形も左右均等でバランスが良く、美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
こちらも’Riki’ × selfから出た個体のようです。ペタルの先端に小豆色が差し、上の個体とは雰囲気が異なります。リップの先端の若干の色ムラ、ドーサルの形状が改善されれば、さらにレベルが高くなりそうです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Sun future' (’Riki’ × self)
形が非常に良く、ペタルの斑点の具合や、ドーサルの形も線の太さや入り方も綺麗。スタミノートの周りの透明感もスッキリしていて綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Sun dream' (’Riki’ × self)
こちらも形が非常に良く、リップやペタルの色が綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 他にも、特徴を持った個体や、個体名の付いたPaph. wardii が数点出展されていたので紹介します。



Paph. wardii 'Asahina No.2' SM/JGP
以前ドームでSMを獲った個体のようです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Croe'
*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii '#4'
アップの写真がピンボケで申し訳ないです。half albinoなので、albumを作出する過程で形の良いtipoと掛け合わせてできた、次世代にalbumを産む可能性を持ったtipoということになると思います。中には色の薄い個体もあるかもしれませんが、この交配から純粋なalbumがでることは恐らくないと思います(掛け合わせたtipoのおじいちゃんとかにalbumが使用されていれば話は別ですが)。個体名の#4は、おそらくその識別番号でしょうか。パフィオにおいては、アメリカ等でよく行われる交配の1つのメソッドだそうです。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii
全体的に緑が多い個体でした。albumを作る過程で生まれた子供でしょうか。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Obata'
ペタル全体にまんべんなくスポットが入り、綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Minot'
ペタルの長さと、垂れる角度によるのか、ちょっと独特な雰囲気を持った個体でした。ペタルがもう少し横に張り出していれば、花が大きく見えたのかもしれませんが、この個体はドーサルとペタルの関係が各々120°くらいで、数学的バランスがとれていました。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Purple Wings'
色も綺麗で、形も左右対称でバランスが良い個体だと思いました。

*サンシャイン蘭展にて
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P1190120.jpg


Paph. wardii
背景との兼ね合いもあると思いますが、ガンメタでカッコイイ個体でした。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii 'Lulu'
とにかく濃色で、形は決して良いとはいえませんが、逆にそれが独特な雰囲気を醸し出していて、欲しいなと思った個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii 'Silk Hill' AM/AJOS
ペタルもリップも全体的に黒い、カッコイイ個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 続いて、albumの個体です。

albumは通常のtipoに比べると、ペタルが反ったり、各パーツ、特にPが貧弱にみえるものが多かった気がします。



Paph. wardii album
album同士のsib.から出た個体。

*埼玉洋らん展にて
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P1180322.jpg


Paph. wardii album
'Green Kite' × 'Green Pepper'から出た子供のようです。色も形も良いですね。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii album
*サンシャイン蘭展にて
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P1190145.jpg


Paph. wardii album 'Duck'
ドーサルやペタルが細いこともあって、ポーチの入り口が強調されて、ちょうどアヒルのようにみえますね。

*埼玉洋らん展にて
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Paph. wardii album R&T'
ペタルが反っていますが、色は非常に美しく、株も綺麗です。

*サンシャイン蘭展にて
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Paph. wardii album 'Robinson'
色も花型も素晴らしい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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 そういう訳で、Paph. wardiiは'Riki'を使った次世代の個体達が時代を牽引しているようで、濃色、albumにはまだまだ改良の余地がありそうだな、ということが分かった2015年の蘭展でした。


2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(C. trianaei編)

 C. trianaeiには様々なフォルマが存在します。

花型も良いし、我が家でも工夫すればどうにか咲くし、数が多いので入手しやすく、コレクションし易い原種カトレアの1つです。

もしかしたら、原種カトレアの中で最もファンが多いかもしれません。

C. labiata同様、C. trianaeiなしには原種カトレアは語れません。

そういう訳で、折角なので他のフォルマも特集してみようと思います。

 まずはtipo系統から。


C. trianaei 'Kameyama' 
写真だと分かりにくいですが、スラーデン系で一段と大きい花で、迫力があります。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei? 
名札が異なっていたようなので、もしかしたら私の間違いかもしれませんが、trianaeiとしてはsemialbaのような上品な花で、かなりレベルの高い個体だと思います。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'O25~Q' 
スロートにも色が乗った、s/a風の良個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'Franco' 
こちらもセミアルバのような色彩をした、形の良い上品な個体でした。orlata状のリップが特に美しいです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'Rotunda' 
花弁の色がパステルピンクの素敵な個体でした。ロツンダと言われているようですが、「円形」を意味するrotundus(ロトゥンドゥス)から派生したラテン語で、正確にはロトゥンダと発音するようです。ただし、外国語を強引に日本語風に発音しているだけなので、聞き取った人によって捉え方が異なると思います。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei 'Asahina' 
ちょっと他とはテイストの異なる、ふくよか系の個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Ji Roberto' 
ふくよかにsplashが入ったタイプ。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei 'Rot Hexe' 
スロートまで深紅に染まる、labio solid系の美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei rubra 'TOTO' 
こちらもlabio solid系。ため息が出るくらい美しいです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei pincelada 'San Agusto' 
現在のスプラッシュ系の元祖、山採りの貴重な個体だそうです。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei splash 'Lyra' 
オープンリップでしたが、P幅があり、リップの色も、splashの入り方も綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Stewart' 
こちらはsplashの有名な個体。今回はオープンリップですが、筋が太くて綺麗でした。

*サンシャイン蘭展にて
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P1180944.jpg


C. trianaei splash 'Cometa de Misato' 
スジがペタルの基部まで届き、美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Kaiser' 
こちらもスジがペタルの基部まで届き、さらに開花してから時間が経っているためなのかもしれませんが、ちょっとcoeruleaがかったtipoのように見えて美しかったです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei splash 'Rain Drop' 
rubra系splashで、個人的にはcoerulea splashより好きです。

*埼玉洋らん展
P1180337.jpg

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C. trianaei rubra flamea 'Gnomos' 
rubra系flameaということで、リップの色も素敵だし、花型も良いし、素晴らしいです。

*サンシャイン蘭展にて
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 続いて、アメシアナやアルバ系。

アルバ系は良い花が非常に少ないです。

フォルマが多いC. trianaeiにおいて、恐らく最も改良の遅れている分野です。

その中でもレベルの高い個体を厳選してみました。



C. trianaei amesiana 
幻想的な色彩のアメシアナでした。色も形も良いと思います。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei albescens 'B' 
こちらも野趣と品を兼ね備えた、美しい個体でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei ('Martha' × 'Pompeo') 
超絶魅惑的交配。このスプラッシュの色、固定していたらとても貴重だと思います。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei alba 'Gold' 
スロートまで黄に染まる印象的な美個体。

*サンシャイン蘭展にて
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 最後は、coeruleaです。

現在はあふれんばかりに存在していますが、ひと昔前までC. trianaeiのcoeruleaは非常に高価だったそうです。

改良が進んで、現在はcoerulea splashの時代です。

ここ最近では、coerulea splashを狙った実生苗が最も売れているのではないでしょうか。



C. trianaei coerulea 'Sulla' 
セルレアの最高峰といわれている個体。やはり素晴らしい花ですね。

*埼玉洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Luna de Laja' 
あまり聞いたことのない個体名ですが、均等のとれた花で大株仕立てでした。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Harry' 
株が出来ていない為かわかりませんが、全体的に細めの花でした。情報がないので、本来のポテンシャルもよくわかりませんでした。個人的にはこのくらいの花型の方が、整い過ぎた感がなくて好感が持てます。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea ('Nadiata' × 'Reo Angel') 
色味が深めで、美しい個体でした。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Marina' 
今回はややオープンリップでしたが、P幅もあり、さわやかで明るい感じの良個体でした。MCがあるようです。MCされるくらい、当時人気のあった花だったのだなということが伺えます。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'ESC' 
こちらも情報が少なくて良く分かりませんでしたが、もしかしたら昨年も出展されていたのかも。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Blass Kaiser' 
形の良い良個体でした。実生から出たようです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Blass Drache' 
こちらも同じく良個体でした。上の個体と同一者が出展されたようですが、親が異なり、リップの感じや株高が大きく異なります。どちらも素敵でした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 
出回り始めた頃のcoeruleaは貧相だったそうですが、改良が進み、短期間でここまで進化しました。非常にゆったりとした美しい個体だと思います。貧相なcoeruleaの形を改良するため、albaが使用されてきたそうなのですが、如何せんalbaにも良花がありません。時代のニーズに押される形で、自然とあの代表的な花が使われたのでしょう。花型やスロートにその面影が残り、3段飛ばしくらいの勢いで、ふくよかでハイレベルな花にジャンプアップしたのだろうな、という経緯を想像します。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Kamata' 
今回お立ち台にあがった良個体。リップが丸く、青の面積がえらく広いorlata系個体。こういう個体すごく好きです。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Taky Huaylla’ 
この個体の放つ青は他の青とは異なっていて、形も良く、更にオーバーラップしていたので、非常に目立っていました。もしかしたらこの個体はflameaも入るのか、、、

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Fusa' 
品のある、希少な個体。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Dos Pinhos' 
こちらも根強い人気のある良個体。

*船橋洋らん展
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C. trianaei coerulea 'Buga de Azul' 
こちらもセルレアの最高峰個体ですね。素敵です。昨年も出展されていたようでした。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Gesia' 
出ました、coerulea pincelada系。形も良いし、もう言うことないですね。

*サンシャイン蘭展にて
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C. trianaei coerulea 'Star' 
こちらもcoerulea pinceladaになっていました。よく出ましたね。てか、皆さん良い株をお持ちですよね。

*船橋洋らん展
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 そういう訳で、物凄い速さで進化し続けているトリアネーの特集でした。

個体数が多いので、多くの方が自分の気にいったトリアネーに出会えることを願っています。


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チームB
 ベランダ(B)、蘭(R)、栽培(S)48のブログへようこそ。 48Gが好きな私ですが、そろそろAKBにも翳りがみられ、このタイトルもキツくなってきました、、、 近々ブログタイトルを思い切って変えるかもしれません。 名前はチームBですが、現在も1人で活動中です。
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