C. trianaei 'The Grand'
今回9.0×9.2cmでした。
ペタルが垂れたり、展開が悪くなったり、セパルが反るクセがあるそうです。
また、樹勢が強くて株は増えるのですが、花はややつきにくいと言われているようです。
やや古い品種で、上記のような欠点がみられるため、手放した人も多いのか、最近あまり見かけなくなりました。
しかし、逆に展開が悪いが故にオーバーラップすることもあり、またスプラッシュも入るため、個人的には割と好きな花です。
リップの赤が広い面積を占め、そこも良いと思います。
この花で私が気になったところは、「花が付きにくい」と言われている点です。
何故、花が付きにくい個体なのか。
たいていの事象には必ず理由があると思います。
この株を観察すると、やはり樹勢が強く、花が咲きつつも新芽が生育を続けています。
よって考えられる理由として、単純にこの栄養成長にエネルギーをとられて、生殖成長にエネルギーが回せないのではないだろうか、ということがまず挙げられます。
よって花を咲かせたい場合は、秋冬も頑張って積極的に栽培するか、もしくは夏~秋に出てくる押し子を思い切って掻いてしまう(私にはできませんが)等の対策があるのではないかと思います。
もしかしたら他の理由もあるのかもしれませんが、それはもう少しこの個体の栽培を続けてみないと見えてこないと思います。
株の状態はまだまだ不十分ですが、私は古い個体が結構好きなので、時代に逆走して頑張っていこうと思います。