世界蘭展日本大賞2014(最終日)
最終日の魅力は、「コチョウラン、3個で千円ッ!!」とか活気ある声が飛び交っているところ。
海外や遠方の業者は、割と値引き販売している印象があります。
展示されている花は結構くたびれているので、どちらを優先するかで、訪れる日を決められると良いと思います。
さて、これが私の中の世界らん展2014の最後の報告になります。
これまで書いてきた世界蘭展2014のレポートも、少し修正したので時間のある方は見てみて下さい。
どこかを(未来?)見つめる少女に再会。
初日は雪の影響で人が少なかったですが、最終日は結構混んでいました。
初日はまだ7割咲きくらいだったのですが、この1週間で咲き進んでいて、ほぼ満開になっていました。
今回は、あまり紹介されてなそうな一面や、ちょっとモヤモヤする要素を、私なりに紹介したいと思います。
まず、ワインの試飲コーナー。
なんでこんなコーナーあるんだろ?って思うのですが、とりあえず試飲(笑)
(4種類くらい飲ませてくれます。)
他にも真珠だか、毛皮を売っている不思議なコーナーもあります。
そして、足裏マッサージ機を売っているコーナーもあります(もちろん毎年冷やかしで行きます)。
この一角が、世界らん展最大の謎です。
そして、ワークショップ。
コサージュだかブリザーブトフラワーだか、、、?を作るコーナー(多分有料)。
私は足早に通り過ぎます。
蘭に関する様々な報告を展示するコーナー。
一生懸命な取り組みをみると、歳とともに涙腺のゆるくなった私は、目頭が熱くなるときがあります。
展示花の観賞より、感動する時があります。
こちらはパフィオを真っ二つに。
面白い見せ方・学ばせ方。
こちらは栽培相談コーナー。
栽培で困ったことはここで聞きましょう。
様々な国の大使の方々がディスプレイを展示して下さっているコーナーもあります。
これまた、「日本の為にここまでして下さって、、、、」と、私の涙腺がゆるくなるパターンです。
会場内のふれあいステージでは、植え替えや栽培に関する講習会みたいなことをやっています。
ちょっと大きなステージでは、スパリゾートハワイアンズのフラガール達によるショーや、よくわからないトークショー?みたいなヤツをやってます。
フラガールは割と人気ですが、それ以外は、、、、察して頂けると思います(汗)
1度やってみたい、ボタニカルアート。
それにしても、この作者はなんでこの花を題材に選んだのか。
作者の目のつけどころ、好きです。
世界らん展の惜しいところは飲食系が弱いところ。
どこにでもありそうな販売弁当や、屋台で買ったしゅうまいとかだんご?等を客席スタンドに座って食べます。
硬い椅子に並んで座って、空腹をさっさと満たしているだけのように見えて、殺風景な感じ。
家族連れの方々はちょっと可哀想です。
時期的にも温かいものを充実して欲しいところ。
お土産系もデザインに面白味がなく、お菓子類も可もなく不可もなくという感じで、消費意欲が沸かないものが多いです。
もう少し充実していたら、皆お金を落としそうなのに。
しかし、そんなモヤモヤ要素も世界らん展の醍醐味なのかもしれません。
折角なので、花もいくつか紹介します。
【個別審査部門:ゲテモノとか】
Ptst.nutans alba 'Swan'
エイリアンのように透き通った頭。
Caladenia hirta 'Lucky Sprite'
Ophrys ma??sa 'Lucky Sprite'
虫のように擬態化を果たしたオフィリス。名前が分からず、すいません。
Bulb. comosum 'Fantasy'
なんかとても繊細な花。
【個別審査部門:和蘭とか】
華やかだったエビネ。
エビネって、根が海老に似てるから「エビネ」、なんですって。会場で私もちょっと勉強しました。
3枚目、セミアルバの美しさ。
こんな良い花咲いたらもったいなくて地植えできないですね。
春蘭にも様々な花があるようです。
このシンプルさも良いですね。
あのフグ達もいました!
私が再会を懐かしんでいた最中、おばちゃん達から「美味しそう」、「フグは美味しいのよね」と言われてました、、、、、
ごめん、聞かなかったことにしてね、、、、
あ、アイツ(怒)!!美女と!!
桜も咲き進んでいました。
もうあと1ヶ月もすれば、ソメイヨシノですね。
そうそう、以前の世界蘭展の写真を眺めていたら、
これってもしかして、、、、!?(2011年)
そしてこちらも(2013年)。
株がパワーアップして入賞された過程をみせて頂き、嬉しい気持ちもお裾分けして頂いた気分になりました。
そろそろ終わりが近づいて来ました。
写真を撮ってきた会場の風景を振り返ってみました。
私が歩いていた場所は、こうなっていたのでした。
名残惜しくて、1番好きな場所へもう1度。
毎年最後に必ず撮る景色。
「また来年もここに来れますように」と願いながら。
今回は展示会に出しても恥ずかしくない、素晴らしいゲテモノを集めてみました。
興味のある方はもうしばらくお付き合い下さいませ。
Bulb.rothschildianum(ロスチャイルディアナム) FCC/RHS
餌に群がる鯉を見ているような、高貴な気分に浸れるバルボ。
バルボフィラム ロスチャイルディアナムBulb.rothschildianum FCC/RHS【花なし株】 価格:4,200円 |
Bulb. rothschildianum ‘Red Chimney’ (ロスチャイルディアナム ’レッドチムニー’)
AM/AOS
そのAOS入賞個体。
バルボフィラム ロスチャイルディアナム ‘レッドチムニー’Bulb.rothschildianum ‘Red Chimney’ AM/AOS【花なし株】 価格:8,400円 |
Bulb. dearei ‘Shonan’ (デアレイ ‘ショーナン’) BM/JOGA
ヒトデのような美しさ?のバルボ。
バルボフィラム デアレイ ‘ショーナン’Bulb.dearei ‘Shonan’ BM/JOGA【花なし株】 価格:5,250円 |
Bulb. grandiflorum ‘Wakuta’ (グランディフロラム ’ワクタ’)BM/JOGA
色彩も形も独特すぎて、表現の限界を超えているバルボ。
価格:4,200円 |
Bulb.wendlandianum ‘Abe’ (ウェンドランディアナム ‘アベ’)
一見ゴミが付いているかと錯覚するかのような、魅力的なバルボ。
バルボフィラム ウェンドランディアナム ‘アベ’ Bulb.wendlandianum ‘Abe’【花なし株】 価格:2,100円 |
Bulb. medusa ‘Orchidglade’(メディーセ ‘オーキッドグレード’)
見たものを石にしてしまう、メデューサのような怪物系バルボ。
価格:5,250円 |
Bulb. longiflorum ‘Tokyo’ (ロンギフロラム ‘トーキョー’) CBM/JOGA
上品な傘のようなバルボ。
価格:4,200円 |
Bulb. Daisy Chain ‘Loves Me’ (デイジーチェイン ‘ラブスミー’)
センスの良い扇子のようなバルボ(また言ってしまった・・・)
バルボフィラム デイジーチェイン ラブスミーBulb.Daisy Chain‘Loves Me’ 価格:2,100円 |
Bulb. lasiochilum var. aureum(ラシオキラム オーレウム)
珍しい色彩の変種。
バルボフィラム ラシオキラム オーレウムBulb.lasiochilum var. aureum【花なし株】 価格:5,250円 |
Bulb. graviolense ’Mont Millais’ (グラビオレンス ’モンミレー’)
有名個体の分け株。丈夫で良く増えます。
バルボフィラム グラビオレンス‘モンミレー’オリジナル分け株 価格:21,000円 |
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