2015年01月21日
2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展(Paph. wardii編)
2015 サンシャイン蘭展・埼玉洋らん展・船橋洋らん展の続きです。
今回は特にPaph. wardiiにフューチャーしてみました。
何故なら、、、なんとなくです!!
Paph. wardii
ペタルが短め(反ってるため余計に短く見える?)個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
sibから出た個体のようで、ペタルが長い(リップがコンパクトだから余計にそう見える?)個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
'Green Space'(SM/JOGA) × 'Sibusawa'(SSM/JOGA)の子供が、4個体出展されていました。
'Green Space'(SM/JOGA)という山木の最高峰個体を使用しているためか、花型が良く、緑の占有率が高い花が咲いていました。
今回出展されていた'Riki'の実生に比べると、ペタルの基部がやや細いものもありますが、好みの問題もあるので何とも言えません。
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
この実生の中で緑の占める面積が最も多く、ペタルの先端にすすむにつれて、斑点が少なくなっていく個体でした。濃い色も良いですが、このような色も素敵だと思います。花型も良い個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
今回、Paph. wardiiで面白かったのは何と言っても’Riki’(SM/JOGA)の次世代達でしょう。
’Riki’(SM/JOGA) × selfが4個体ほど出展されていましたが、この実生は他とは一線を画した、圧倒的な存在感がありました。
Paph. wardii 'Miyakko'
’Riki’ × selfから出た個体のようで、リップがずんぐりと丸く、ペタル・リップとも斑点の入り方が良く、色のムラもありません。P幅もあり、形も左右均等でバランスが良く、美しい個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
こちらも’Riki’ × selfから出た個体のようです。ペタルの先端に小豆色が差し、上の個体とは雰囲気が異なります。リップの先端の若干の色ムラ、ドーサルの形状が改善されれば、さらにレベルが高くなりそうです。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Sun future' (’Riki’ × self)
形が非常に良く、ペタルの斑点の具合や、ドーサルの形も線の太さや入り方も綺麗。スタミノートの周りの透明感もスッキリしていて綺麗でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Sun dream' (’Riki’ × self)
こちらも形が非常に良く、リップやペタルの色が綺麗でした。
*サンシャイン蘭展にて
他にも、特徴を持った個体や、個体名の付いたPaph. wardii が数点出展されていたので紹介します。
Paph. wardii 'Asahina No.2' SM/JGP
以前ドームでSMを獲った個体のようです。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Croe'
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii '#4'
アップの写真がピンボケで申し訳ないです。half albinoなので、albumを作出する過程で形の良いtipoと掛け合わせてできた、次世代にalbumを産む可能性を持ったtipoということになると思います。中には色の薄い個体もあるかもしれませんが、この交配から純粋なalbumがでることは恐らくないと思います(掛け合わせたtipoのおじいちゃんとかにalbumが使用されていれば話は別ですが)。個体名の#4は、おそらくその識別番号でしょうか。パフィオにおいては、アメリカ等でよく行われる交配の1つのメソッドだそうです。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
全体的に緑が多い個体でした。albumを作る過程で生まれた子供でしょうか。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Obata'
ペタル全体にまんべんなくスポットが入り、綺麗でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Minot'
ペタルの長さと、垂れる角度によるのか、ちょっと独特な雰囲気を持った個体でした。ペタルがもう少し横に張り出していれば、花が大きく見えたのかもしれませんが、この個体はドーサルとペタルの関係が各々120°くらいで、数学的バランスがとれていました。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Purple Wings'
色も綺麗で、形も左右対称でバランスが良い個体だと思いました。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
背景との兼ね合いもあると思いますが、ガンメタでカッコイイ個体でした。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii 'Lulu'
とにかく濃色で、形は決して良いとはいえませんが、逆にそれが独特な雰囲気を醸し出していて、欲しいなと思った個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Silk Hill' AM/AJOS
ペタルもリップも全体的に黒い、カッコイイ個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
続いて、albumの個体です。
albumは通常のtipoに比べると、ペタルが反ったり、各パーツ、特にPが貧弱にみえるものが多かった気がします。
Paph. wardii album
album同士のsib.から出た個体。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii album
'Green Kite' × 'Green Pepper'から出た子供のようです。色も形も良いですね。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii album
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii album 'Duck'
ドーサルやペタルが細いこともあって、ポーチの入り口が強調されて、ちょうどアヒルのようにみえますね。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii album R&T'
ペタルが反っていますが、色は非常に美しく、株も綺麗です。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii album 'Robinson'
色も花型も素晴らしい個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
そういう訳で、Paph. wardiiは'Riki'を使った次世代の個体達が時代を牽引しているようで、濃色、albumにはまだまだ改良の余地がありそうだな、ということが分かった2015年の蘭展でした。
今回は特にPaph. wardiiにフューチャーしてみました。
何故なら、、、なんとなくです!!
Paph. wardii
ペタルが短め(反ってるため余計に短く見える?)個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
sibから出た個体のようで、ペタルが長い(リップがコンパクトだから余計にそう見える?)個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
'Green Space'(SM/JOGA) × 'Sibusawa'(SSM/JOGA)の子供が、4個体出展されていました。
'Green Space'(SM/JOGA)という山木の最高峰個体を使用しているためか、花型が良く、緑の占有率が高い花が咲いていました。
今回出展されていた'Riki'の実生に比べると、ペタルの基部がやや細いものもありますが、好みの問題もあるので何とも言えません。
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii ('Green Space' × 'Sibusawa')
この実生の中で緑の占める面積が最も多く、ペタルの先端にすすむにつれて、斑点が少なくなっていく個体でした。濃い色も良いですが、このような色も素敵だと思います。花型も良い個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
今回、Paph. wardiiで面白かったのは何と言っても’Riki’(SM/JOGA)の次世代達でしょう。
’Riki’(SM/JOGA) × selfが4個体ほど出展されていましたが、この実生は他とは一線を画した、圧倒的な存在感がありました。
Paph. wardii 'Miyakko'
’Riki’ × selfから出た個体のようで、リップがずんぐりと丸く、ペタル・リップとも斑点の入り方が良く、色のムラもありません。P幅もあり、形も左右均等でバランスが良く、美しい個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
こちらも’Riki’ × selfから出た個体のようです。ペタルの先端に小豆色が差し、上の個体とは雰囲気が異なります。リップの先端の若干の色ムラ、ドーサルの形状が改善されれば、さらにレベルが高くなりそうです。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Sun future' (’Riki’ × self)
形が非常に良く、ペタルの斑点の具合や、ドーサルの形も線の太さや入り方も綺麗。スタミノートの周りの透明感もスッキリしていて綺麗でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Sun dream' (’Riki’ × self)
こちらも形が非常に良く、リップやペタルの色が綺麗でした。
*サンシャイン蘭展にて
他にも、特徴を持った個体や、個体名の付いたPaph. wardii が数点出展されていたので紹介します。
Paph. wardii 'Asahina No.2' SM/JGP
以前ドームでSMを獲った個体のようです。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Croe'
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii '#4'
アップの写真がピンボケで申し訳ないです。half albinoなので、albumを作出する過程で形の良いtipoと掛け合わせてできた、次世代にalbumを産む可能性を持ったtipoということになると思います。中には色の薄い個体もあるかもしれませんが、この交配から純粋なalbumがでることは恐らくないと思います(掛け合わせたtipoのおじいちゃんとかにalbumが使用されていれば話は別ですが)。個体名の#4は、おそらくその識別番号でしょうか。パフィオにおいては、アメリカ等でよく行われる交配の1つのメソッドだそうです。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
全体的に緑が多い個体でした。albumを作る過程で生まれた子供でしょうか。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Obata'
ペタル全体にまんべんなくスポットが入り、綺麗でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Minot'
ペタルの長さと、垂れる角度によるのか、ちょっと独特な雰囲気を持った個体でした。ペタルがもう少し横に張り出していれば、花が大きく見えたのかもしれませんが、この個体はドーサルとペタルの関係が各々120°くらいで、数学的バランスがとれていました。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Purple Wings'
色も綺麗で、形も左右対称でバランスが良い個体だと思いました。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii
背景との兼ね合いもあると思いますが、ガンメタでカッコイイ個体でした。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii 'Lulu'
とにかく濃色で、形は決して良いとはいえませんが、逆にそれが独特な雰囲気を醸し出していて、欲しいなと思った個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii 'Silk Hill' AM/AJOS
ペタルもリップも全体的に黒い、カッコイイ個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
続いて、albumの個体です。
albumは通常のtipoに比べると、ペタルが反ったり、各パーツ、特にPが貧弱にみえるものが多かった気がします。
Paph. wardii album
album同士のsib.から出た個体。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii album
'Green Kite' × 'Green Pepper'から出た子供のようです。色も形も良いですね。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii album
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii album 'Duck'
ドーサルやペタルが細いこともあって、ポーチの入り口が強調されて、ちょうどアヒルのようにみえますね。
*埼玉洋らん展にて
Paph. wardii album R&T'
ペタルが反っていますが、色は非常に美しく、株も綺麗です。
*サンシャイン蘭展にて
Paph. wardii album 'Robinson'
色も花型も素晴らしい個体でした。
*サンシャイン蘭展にて
そういう訳で、Paph. wardiiは'Riki'を使った次世代の個体達が時代を牽引しているようで、濃色、albumにはまだまだ改良の余地がありそうだな、ということが分かった2015年の蘭展でした。
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