2013年05月07日
C. eldoradoの栽培
今日は、C. eldorado(カトレア エルドラド)の冬の栽培についてです。
我が家にはエルドラドは2株あります。
1つ目はよく見かける実生、C.eldorado s/a'Rosa Esplendor'×flamea'Alves'、もう1つはC.eldorado concolor×selfです。
どちらもまだ小苗です。
そもそもエルドラドはブラジルのアマゾン川流域、暑いアマゾン盆地の熱帯雨林に自生しているそうで、高温・高湿度を好み、日本の冬季の低温や、冬季以外でも夜間の低温は苦手とすると言われています。
しかし、一方で、「エルドラドは元がlabiata系なので、さほど高温でなくても育つ」とも聞いたことがあります。
さて、エルドラドは我が家の低温に耐えられるでしょうか。
結果報告です。
まずは、C.eldorado s/a'Rosa Esplendor'×flamea'Alves'です。
やはり低温はダメみたい・・・。
根が逝ってしまいます・・・・。
「蘭の神様」、ごめんなさい・・・。
我が家の冬の最低温度は12℃くらい。
他のカトレアの苗はどうにか耐えられますが、エルドラドはちょっと調子を崩します。
低温になると株が弱るというより、低温状態でかつ、コンポストが過湿で濡れ濡れになることで、根が弱るような印象を受けました。
写真の根、黒ずんでいて、イクナイですね。
念の為載せておきますが、この株は温かくなって新根も出てきているので、いっときよりは山は越えたと安心しています。
それにしても、もっと早い時期に、適切に植え替えしてあげれば良かったかな・・・
対してこちらは新たな栽培法を試した、エルドラド。
コンカラーのセルフで、根の色もちょっとイイ感じなので、もしかしたらコンカラーイッちゃうんでは(!?)、とうっすら期待しているんです。
それにしてもこの株、購入時は根が1本しかなく、葉もシワシワでかつ汚く、株の状態が最悪でした。
だから安かったのですが。
私が試した栽培方法は、偶然思いついて即採用した、セッコクのように高植え(?)にしてみるという方法。
さらにこれを、ホットマットに直置きして栽培しています。
高植えの狙いは、根が1本しかなかったので、残った根も出てきた根も枯らす訳にはいかず、コンポストをすぐ乾かす環境を作りたかったから。
思い切ってバークに植えかえようかと思ったのですが、残った1本の根がバークになじむとは考えにくく、新しい根が出揃う前に葉が全部落ちて、株がダメージを受けてしまうことが予想されました。
しかし、だからといってミズゴケで普通に植えても、残った根も新しい根も過湿で枯れてしまっては、株にとってクリティカルダメージです。
この高植えはウォータースペースも十分にとらなかったので、コンポストが加湿になることをより一層防いでくれると思います。
ホットマットは根の温度を保ちつつ、コンポストの加湿を早急に乾かす為です。
以前からセッコクの植え方をみていて思っていたのですが、こうやって半分空気に触れている根は、ミズゴケに埋まっている根より、枯れにくい印象を受けます。
今回の私の植え方は、ミズゴケをあまり硬くなり過ぎないように植えているので、適当なところで根がミズゴケに潜ってくれても良いし、表面を這ってくれても良いし、株がどう動きたいのか、私も注目しています。
この植え方をしておけば、いずれコンポストをバークに変更しても、表面の根はいくらか適応しやすいのではないかと期待しています。
そんな最中、根が1本空中に飛び出してきました(!)
このKY(空気読めない)な根は、できればコンポストに接触させ、鉢から飛び出さないようにきつく説教をしてやりたいのですが、根元が折れそうな程細いので、十分に更生させてあげることができませんでした。残念!!
見えにくいですが、現在は根が3本出てきたため、合計4本となり、こちらもなんとかひと山超えた感じになりました。
そういう訳で、エルドラドの栽培方法をまとめると、
@高温の方が調子を崩さないが、低温でも乾燥気味に育てれば、ある程度大丈夫かもしれない
A低温で、かつコンポストが過湿になると根が腐りやすいかもしれない
Bどうしても温度が保てない時は、水遣りは少量とし、水をあげた日やコンポストが濡れ濡れに濡れている日だけは、どうにかして(気合いで)温度を上げると良いのではないか
といった感じでしょうか。
個人的には、こういった温度が必要な品種を、温度が保てない環境で育てるには、水をやってもすぐに乾く、生バークで植えてあげた方が調子が良いのではないかと思っています。
根が細いのでバークとの相性が合うか心配ですが、私はこの株達がもうちょっと力をつけてきたら、バークに植え替え予定です。
自生地は高温・高湿度ということですが、高温ではない我が家では、病気の発生を懸念して、高湿度が及ぼす影響の検証は実践できておりません。
いつか私も憧れの温室をもった時、さらに栽培方法を追求できると嬉しいなぁ、と妄想しています。
今回はエルドラドの、ちょっとヤバい小苗の冬の栽培方法についてでしたが、花を咲かせる→良い花を咲かせるとなると、更にレベルの高い栽培技術が必要ではないかと思います。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、今後も追及していければと思っています。
また何か気付いたら、報告します。
朝から実はドーナツ以外にもチョコレートやバナナも食べて、さらにバタートーストに砂糖をふりかけて食べている、糖尿予備群の、どうしようもない私の日々の励みになりますので、どうかひとつ何卒投票お願い致しますm(__)m
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こちらは現在8位なので、、、板野友美(ともちん)のポジションです。
こちらでもいずれセンター獲れるように頑張りたいです!
(バブルの)皆様、どうかひとつ何卒お力添え宜しくお願い致します!!
我が家にはエルドラドは2株あります。
1つ目はよく見かける実生、C.eldorado s/a'Rosa Esplendor'×flamea'Alves'、もう1つはC.eldorado concolor×selfです。
どちらもまだ小苗です。
そもそもエルドラドはブラジルのアマゾン川流域、暑いアマゾン盆地の熱帯雨林に自生しているそうで、高温・高湿度を好み、日本の冬季の低温や、冬季以外でも夜間の低温は苦手とすると言われています。
しかし、一方で、「エルドラドは元がlabiata系なので、さほど高温でなくても育つ」とも聞いたことがあります。
さて、エルドラドは我が家の低温に耐えられるでしょうか。
結果報告です。
まずは、C.eldorado s/a'Rosa Esplendor'×flamea'Alves'です。
やはり低温はダメみたい・・・。
根が逝ってしまいます・・・・。
「蘭の神様」、ごめんなさい・・・。
我が家の冬の最低温度は12℃くらい。
他のカトレアの苗はどうにか耐えられますが、エルドラドはちょっと調子を崩します。
低温になると株が弱るというより、低温状態でかつ、コンポストが過湿で濡れ濡れになることで、根が弱るような印象を受けました。
写真の根、黒ずんでいて、イクナイですね。
念の為載せておきますが、この株は温かくなって新根も出てきているので、いっときよりは山は越えたと安心しています。
それにしても、もっと早い時期に、適切に植え替えしてあげれば良かったかな・・・
対してこちらは新たな栽培法を試した、エルドラド。
コンカラーのセルフで、根の色もちょっとイイ感じなので、もしかしたらコンカラーイッちゃうんでは(!?)、とうっすら期待しているんです。
それにしてもこの株、購入時は根が1本しかなく、葉もシワシワでかつ汚く、株の状態が最悪でした。
だから安かったのですが。
私が試した栽培方法は、偶然思いついて即採用した、セッコクのように高植え(?)にしてみるという方法。
さらにこれを、ホットマットに直置きして栽培しています。
高植えの狙いは、根が1本しかなかったので、残った根も出てきた根も枯らす訳にはいかず、コンポストをすぐ乾かす環境を作りたかったから。
思い切ってバークに植えかえようかと思ったのですが、残った1本の根がバークになじむとは考えにくく、新しい根が出揃う前に葉が全部落ちて、株がダメージを受けてしまうことが予想されました。
しかし、だからといってミズゴケで普通に植えても、残った根も新しい根も過湿で枯れてしまっては、株にとってクリティカルダメージです。
この高植えはウォータースペースも十分にとらなかったので、コンポストが加湿になることをより一層防いでくれると思います。
ホットマットは根の温度を保ちつつ、コンポストの加湿を早急に乾かす為です。
以前からセッコクの植え方をみていて思っていたのですが、こうやって半分空気に触れている根は、ミズゴケに埋まっている根より、枯れにくい印象を受けます。
今回の私の植え方は、ミズゴケをあまり硬くなり過ぎないように植えているので、適当なところで根がミズゴケに潜ってくれても良いし、表面を這ってくれても良いし、株がどう動きたいのか、私も注目しています。
この植え方をしておけば、いずれコンポストをバークに変更しても、表面の根はいくらか適応しやすいのではないかと期待しています。
そんな最中、根が1本空中に飛び出してきました(!)
このKY(空気読めない)な根は、できればコンポストに接触させ、鉢から飛び出さないようにきつく説教をしてやりたいのですが、根元が折れそうな程細いので、十分に更生させてあげることができませんでした。残念!!
見えにくいですが、現在は根が3本出てきたため、合計4本となり、こちらもなんとかひと山超えた感じになりました。
そういう訳で、エルドラドの栽培方法をまとめると、
@高温の方が調子を崩さないが、低温でも乾燥気味に育てれば、ある程度大丈夫かもしれない
A低温で、かつコンポストが過湿になると根が腐りやすいかもしれない
Bどうしても温度が保てない時は、水遣りは少量とし、水をあげた日やコンポストが濡れ濡れに濡れている日だけは、どうにかして(気合いで)温度を上げると良いのではないか
といった感じでしょうか。
個人的には、こういった温度が必要な品種を、温度が保てない環境で育てるには、水をやってもすぐに乾く、生バークで植えてあげた方が調子が良いのではないかと思っています。
根が細いのでバークとの相性が合うか心配ですが、私はこの株達がもうちょっと力をつけてきたら、バークに植え替え予定です。
自生地は高温・高湿度ということですが、高温ではない我が家では、病気の発生を懸念して、高湿度が及ぼす影響の検証は実践できておりません。
いつか私も憧れの温室をもった時、さらに栽培方法を追求できると嬉しいなぁ、と妄想しています。
今回はエルドラドの、ちょっとヤバい小苗の冬の栽培方法についてでしたが、花を咲かせる→良い花を咲かせるとなると、更にレベルの高い栽培技術が必要ではないかと思います。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、今後も追及していければと思っています。
また何か気付いたら、報告します。
朝から実はドーナツ以外にもチョコレートやバナナも食べて、さらにバタートーストに砂糖をふりかけて食べている、糖尿予備群の、どうしようもない私の日々の励みになりますので、どうかひとつ何卒投票お願い致しますm(__)m
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こちらでもいずれセンター獲れるように頑張りたいです!
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投稿者:チームB|20:28
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