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C. trianae concolor

Cattleya trianae concolor(カトレア トリアネ コンカラー)が咲きました。
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 今日も皆様に謝らなければならないことがあります。

毎度謝ることばかりで申し訳ないですが、申し訳ありません。

私は今までトリアネのことをC. trianaeiと記載してきたのですが、改めてkewで調べたところ、「Cattleya trianae」がアクセプトされていました。

よって「C. trianae」と記載するのが正しいので、以後そのように記載していこうと思います。


 我が家にきてから数年経ちますが初花で、今回NS8.5×7.7cm、P幅3.5cm、L幅2.6cmでした。

名札ではformaはconcolorとなっていますが、delicataでも良さそうな品の良い色彩です。

このトリアネは今のところ微香程度で、そこがこの花の最大のプラスポイントです。

個人的には色彩、薄くて繊細な弁質、細長いスロートと広過ぎないペタルを含めた野趣のある花型、コンパクトなサイズ、C. trianaeの割にちょっと育てにくく咲きにくいところがどれをとっても好きで、私がC. trianaeに求める条件を全て満たしており、我が家のC. trianaeの中ではトップ3に入るかもしれません。

念のため悪く言うと、「微香って、、ちょっと香りあるじゃねーかというところと、中途半端な色、ペらっぺらで貧相な形、しかもちっちぇーし、さらに育てにくくて咲きにくいなんて最悪じゃん」だと思います。

個人的には個体名があっても良いのではないかと思う花なのですが、もともと付いておらず、もしかしたらジャングル?の可能性もあるのかなと想像します。

ただ、見る人によってはただのしょぼい花なので、最初の所有者が名前を付けなかっただけなのかもしれません。


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 バルブの形は良いのですが、開花時期、葉の形や厚さと根の細さと張り方、花の色味、輪数がつかなかったことが何なのかちょっと引っかかります。


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 個体の特性なのかもしれないし、栽培の影響を受けている可能性もあります。

初花なので経過観察していこうと思います。



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 開花して数日経過したら、concolorっぽくなってきました。

朝晩の移動の際に棚か他の株に当たっていたのか、向かって左ペタルが折れました(笑)



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 良く観察するとペタルの縁にごく僅かに色がノッているようにもみえ、面白い花だなと思います。


C. trianaei concolor 'Orion'(MC)

C. trianaei concolor 'Orion'(MC)(カトレア トリアネー コンカラー 'オリオン' メリクロン)が咲きました。
P1200718.jpg



  'Orion'は理由はわかりませんが、出回っている株はほぼMCで、OGはまず見かけることがありません。

おそらくですが、OGがウイルスに感染したため、MCにかけて処分したのではないかと思われます。

よって、存在するかどうかはわかりかねますが、もしOG(ウイルス陰性)を持っている方がいらっしゃったら、ウイルスに感染する前に株分けされた貴重な株になると思われるので、大切にされた方が良ろしいです。




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 私が所有するこの株の特徴は、やや抱え咲き、ペタルの先端に進むにつれて薄っすら筋が入り、セパルの先端も僅かに色付き、リップは大きく黄目もしっかり入り、リップの色が完全なコンカラーではなく、周囲よりやや濃い色がノッて、厳密にはセミコンカラーみたいになるところです。
 

 
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 以前、C. schroederaeやC. quadricolorは、C. trianaeiのvarietyとされていました。

よって非意図的に、あるいは意図的な場合もあったかもしれませんが、これら3種は混血しているものが多いです。


 C. trianaei concolorにおいては、C. schroederaeが混血しているものが多いです。


 その中で、純粋なC. trianaei concolorを見分ける方法はいくつかあります。

まず、C. trianaeiは本来香りがありません。

そして、花弁のフリルもC. schroederaeほど多くありません。


 その視点で判断すると、この個体は香りが強く(ただしC. schroederae単体の香りでもない)、フリルや黄目もしっかり入ります。

以上から判断すると、私が所有しているC. trianaei concolor 'Orion'は、C. trianaei(40%)+C. schroederae(40%)+C. quadricolor(20%)くらいの比率ではないかと予想します。

なお、この成分と比率は、私が勝手におおまかに判断したものなので、真実か否かはわかりません。



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 生育・根張りとも旺盛で、非常に栽培しやすいですが、裏を返すと、雑種強勢の可能性があるため、生育が旺盛なのかもしれません。



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 私はこの花をそのようにみましたが、一般的には良いC. trianaei concolorの1つだと思います。

そもそも厳密なC. trianaei concolorは、ほとんど存在しません。

年に1回でも出会えればラッキーな方で、それでも花が小さかったりとかで、良花になるとかなりコアな数名の方しか持っていないでしょう。




 さて、1月の埼玉洋らん展において、オリオンが3点展示されていたので紹介します。


C. trianaei concolor 'Orion'(埼玉1)
私の株と同じく花弁に薄っすら筋がはいるが、リップに(セミコンカラー的な)色はノッテおらず、ややオープンリップ。
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C. trianaei concolor 'Orion'(埼玉2)
向かって右ペタルがタラーンとなっているが、おそらく1と同じような花で、リップは締まっている。
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P1180350.jpg


C. trianaei concolor 'Orion'(埼玉3)
私の株と同じく花弁に筋、リップに色が入るが、セミコンカラー的な色が小さく、かつ薄め。
P1180381.jpg

P1180382.jpg




 ここで、何が言いたいのかといいますと、MCはOGのコピーです。

紙をコピー機でコピーする場合もそうですが、やはり原本とは位置がちょっとずれたり、インクの色が異なったり、違いが出てくる場合があります。

MCにおいても同様で、もしもMCの数を沢山とったり、MC株からさらにMCを作る(いわゆる再MC)場合もそうですが、遺伝子情報が傷ついて、正確にコピーされない確率が高くなります。

これがいわゆるMC変異で、これがなかなか厄介です。

MC変異はごく稀に良い方に変異することもあるのですが、ただでさえ銘花と呼ばれるレベルの高い花をコピーしているだけあって、その花よりレベルの高い花に化ける確率は非常に低く、大抵は元の花に届きません。

よって、同じ個体名のMCなのに、様々な個体が出現してしまうのです。

つまり、私の持っている'Orion'と、他の方が持っている'Orion'が異なる場合が出てくるのです。

上記3個体や私の個体が異なるのは、その可能性があります。

ただし、花は栽培環境や株の状態にも影響されるので、断定はできません。


 上記のような問題を回避するためにはOGをコレクションした方が良いのですが、OGは高価ですし、古い個体ともなると病気やウイルス等の曝露を受けている可能性も高くなるため、一概にどちらが良いとは言えません。

'Orion'に関しては、OGがおそらくないため、本来の花がどのような花だったのか私には知る由もありません。


 ただ言えることは、この花はC. trianaei concolorとして現在でも十分通用する美花だし、そのような歴史的背景を持つ稀な個体で、花もバラついているようなので、出所の異なる株を複数観察したり、各自が持っている株を大切にした方が良いということです。

私は'Orion'を2つ持っていたのですが、1つは栽培スペースの問題で、花を確認せずに手放してしまいました。

いつか複数の'Orion'を並べて、同一の条件下で栽培して、花の違いの有無を確認してみたいと妄想しています。









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C. trianaei 'The Grand'

C. trianaei 'The Grand'(カトレア トリアネ 'ザ グランド')が咲きました。
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 今回9.0×9.2cmでした。

ペタルが垂れたり、展開が悪くなったり、セパルが反るクセがあるそうです。

また、樹勢が強くて株は増えるのですが、花はややつきにくいと言われているようです。

やや古い品種で、上記のような欠点がみられるため、手放した人も多いのか、最近あまり見かけなくなりました。

しかし、逆に展開が悪いが故にオーバーラップすることもあり、またスプラッシュも入るため、個人的には割と好きな花です。

リップの赤が広い面積を占め、そこも良いと思います。




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 この花で私が気になったところは、「花が付きにくい」と言われている点です。

何故、花が付きにくい個体なのか。

たいていの事象には必ず理由があると思います。

この株を観察すると、やはり樹勢が強く、花が咲きつつも新芽が生育を続けています。

よって考えられる理由として、単純にこの栄養成長にエネルギーをとられて、生殖成長にエネルギーが回せないのではないだろうか、ということがまず挙げられます。

よって花を咲かせたい場合は、秋冬も頑張って積極的に栽培するか、もしくは夏~秋に出てくる押し子を思い切って掻いてしまう(私にはできませんが)等の対策があるのではないかと思います。

もしかしたら他の理由もあるのかもしれませんが、それはもう少しこの個体の栽培を続けてみないと見えてこないと思います。



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 株の状態はまだまだ不十分ですが、私は古い個体が結構好きなので、時代に逆走して頑張っていこうと思います。


 

C. trianaei 'The King'

C. trianaei 'The King'(カトレア トリアネ 'ザ キング')が咲きました。
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 ヨコ11.2×タテ11.4cmでした。

現在根が生育中なので、トレーに入れたまま撮影しています。

この株は、すごい方が大切にしていた株なので、むやみに傷つけるものではないと思います。

逆光になってしまい、花の特徴が分かりにくい写真になってしまいました。



P1190313.jpg



 C. trianaei 'The King'の特徴は、栽培されたことのある方はご存知だと思いますが、株高がかなりあることに加え、リゾームも間延びし易く、縦にも横にも場所をとることです。

加えて、性質が強健なのでガンガン増えて、たちまち大きくなり、しょっちゅう鉢増しが必要になります。

よって、だんだん手に負えなくなって、手放す方も多いのではないかと思います。




P1180293.jpg

P1180292.jpg




 こちらは先日の埼玉洋らん展で展示されていた株達です。

写真が上手く撮れているので、こちらの方が花の特徴が分かりやすいです。


 'The King'は、良型で嫌味がなく、どこか奥ゆかしい美しさがあります。

大山ア山荘で加賀正太郎氏が愛でた蘭を、約70年~が経過した現在、私がみていることに感動します。

どれ程科学が進歩しても、タイムマシーンなんて作れないし、どんなに望んでも過去のあの場所へ行くことは不可能です。

こうして株と資料が残っていることで、私たちはあの時代を感じることができ、それは新しい感動を芽生えさせ、また次の世代へと伝承していくことができる。

咲かせられて良かった、と思った1株です。




P1180344.jpg



 どの株も丁寧に栽培されていますね。

私の持っている'The King'も、こちらの会にゆかりがある株だと思うので、こうやって元株が大切に大株に栽培されている様子が見れて嬉しい限りでした。

 実際は、'The King'がもう数点展示されていたのですが、写真が上手く撮れていなかったので割愛しています。



P1180343.jpg




 'The King'は前述した通り由緒ある蘭で、あの蘭花譜にも登場している、数少ない原種カトレアの1つです。

蘭花譜自体が古いものだし、その中で個体名のついた原種カトレアで現存するものは、おそらくこの個体とC. purpurata 'Oyamazaki'だけではないでしょうか。


 歴史的価値のある1株。

大切にしていきたいものです。




 、、、、と綺麗にまとめましたが、私が本当に言いたいことはここからです、、、

書くべきか戸惑いましたが、書いておきたいです。

この花が咲いた時に、確かに感動しました。私にも咲かせることができたことに、正直また感動しました。

 しかし、この現実を大富豪だった加賀正太郎氏は望んでいたのでしょうか。

強健であるが故に、どんどん安値で切り売りされ、現在ではありふれて、この個体の価値を重要視していない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

美しいのですが、、、この花を、私が見ていることに、、、正直少し悲しいと感じました。


 しかし、もう数十年すれば、この個体自体の寿命が尽きていき、所有者は激減するでしょう。

そのとき必ずこの個体の価値が再び見直されます。

何故なら、それだけ意義のある株だからです。

私はその瞬間をきちんと見届け、伝承していこうと思ったのでした。



P1190536.jpg




 って、あれ?

この本に登場する'The King'、現在出回っている'The King'と同一個体?

なんかリップの色合いも、色の配置もちょっと違うような、、、、


 てか、昔は版画だからしょうがないのかもしれません。

おそらく薄い赤と、濃い赤を微妙に色分け出来る程、赤色が存在していなかったのではないかと思います。

写真の'The King'のリップの赤い部分を全部同一色の赤にすると、確かに蘭花譜の版画に近づく気がしますね。

万が一、版画の個体と現在出回っている個体が異なっていても、この個体に限ってはそれはそれで良かったと思えます。

そういう訳で、一件落着(!?)なのでした。




C. trianaei (coerulea 'Fusa'×'Pompen')

C. trianaei (coerulea 'Fusa'×'Pompen')(カトレア トリアネ)が咲きました。
P1180139.jpg


 株ができていないことが影響していると思いますが、抱え気味です、、、

本来は、もっと展開の良い個体でした。


 'Fusa'は流通量の少ないcoeruleaの有名な個体で、展開はこの個体ほど悪くはなかったと思います。

'Pompen'は確かcoeruleaの高価なレア個体だったと思うのですが、私は写真もナマも見たことがないので詳細がわかりません。

'Pompen'について調べたところ、やはりcoerulea個体のようなのですが、それ以上の情報はわかりませんでした。

他にも'Pompeo'や'Pompeu'といったcoerulea個体もあるようで、これらが別ものなのか、同一個体でただのスペルミスなのか、それも何だかよくわかりませんでした。


 そういう訳で、この交配はcoeruleaのハイレベルな個体を狙った実生だったのではないか、と予測しています。

その視点でみると、この個体はcoeruleaではないので狙いを外しているようです。

しかし、ほぼs/aで形が良く、しかもtipoの中でもcoeruleaがかった甘美なtipoをしており、ある意味coeruleaより当たりではないかと思います。




P1180140.jpg



今回、この個体は7.8×10.0cmでした。

trianaeiの花の大きさは、ヨコ11.41±1.71cm、タテ12.30±1.81cmです。

これを元に考えると、この個体はtrianaeiにしてはちょっと小さいです。

ちなみに、quadricolorの花の大きさは、ヨコ7.92±1.24cm、タテ8.22±1.54cmです。

花型や花弁の色彩、色の配置、そして大きさを加味して評価すると、もしかしたらquadricolorの血が混じっている可能性も否定できません。

しかし、我が家に来てから初花で、まだ株ができていないので、この状態では評価できないと思います。


P1180142.jpg



 どういう訳か、結構オーバーポットで植えていました。

確か植え替えの際、生きている根を切り詰めるのが怖くて、鉢を大きくした記憶があります。

もう一回り小さい鉢を使用していれば、もっと生育が良かったはずなのに、判断ミスをしたことが悔やまれます。

今後順調に生育すれば、今回より花のレベルは上がる可能性が高いので、今後の変化が楽しみな個体です。



P1180141.jpg



 元の持ち主の方に似て、エレガントで優しい花なので、大切に育てています。


C. trianaei (R)

C. trianaei (R)(カトレア トリアネ)が咲きました。
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 非常に美しい個体だと思います。

形も色も申し分なく、aquiniiといってもいいくらい、綺麗にsplashが入りました。

今回、9.0×12.1cmでした。

s/aのようにも見えますが、花弁にはごく淡く色素がノッテいます。



P1180249.jpg



 親はamesiana select x s/a 'Mother Dominican'だそうです、、、、、

この交配からは幅広いformaが出ることが予想され、狙いは多分albescensやamesiana等の淡い色、(quasi)semialba等で、それらが出れば当たりではないかと思います。

albaやs/aは劣性遺伝が関与するので、この交配から純粋なalbaやs/aは出ないはずで、むしろtipo系の方が出やすいのではないかと思います。

'Mother Dominican'を親に使った別の実生からはs/a splashも出ており、splashは出てもおかしくはないと思います。


 、、、、随分回りくどい言い方をしましたが、私が言いたいことは、、、

 この両親からsplashがでることは有り得るかもしれないが、このようなsplashの入り方をする子供が生まれる確率は存在するのか、ということです、、、

細い筋が出る程度なら分かるのですが、ここまでしっかり出るとなると、確率はかなり低いのではないかと。

 実生した業者が別の個体を親に使って、名札だけ書き変えた(もしくは書き間違った?もしくは名札を挿し間違った?もしくは親がそもそも偽物だったとか?)、というバックグランドをつい想像してしまいます、、、、

まあamesiana selectの方に、例えばそのおじいちゃんとかに、このようなsplashの入り方をする遺伝的な性質を持った個体が使われていたのかもしれないので、何とも言えません。

そういう訳で、この実生から本当にこの子供が出たのなら大当たりではないかと思います。


 多分、この個体、5弁に筋が入る素質を持っています。




(カールしているので分かりにくいですが、うっすらとスジが、、、、)
P1180247.jpg



 「いやらしい目でジロジロ見ないでよ!」「変な想像してんじゃないわよ!」とよく言われるド変態な私なので、間違っていたら本当に申し訳ないです。

その時は縛って、鞭とかローソクとかそういうのを、たくさんお願いします(笑)

 ハイレベルな個体が咲いたので、急に疑心暗鬼に陥った小心者で豚野郎の私ですが、それだけこの個体のことを美しいと思っているし、もっとレベルが上がりそうな個体故、様々な可能性を厳しい目で評価したのでした。

気にいっている個体なので、今後も経過を追ってみたいと思います。




C.trianaei ‘Passos Silva’
こちらは原種カトレア全書に掲載された、流通数が少ない銘品トリアネ

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チームB
 ベランダ(B)、蘭(R)、栽培(S)48のブログへようこそ。 48Gが好きな私ですが、そろそろAKBにも翳りがみられ、このタイトルもキツくなってきました、、、 近々ブログタイトルを思い切って変えるかもしれません。 名前はチームBですが、現在も1人で活動中です。
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