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軽井沢オーキッドフェア 2015(5)

 軽井沢オーキッドフェアで宿泊した、「ホテル軽井沢1130」です。

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 私はこの通路が好きで、この通路の景色を見ると「あぁ、今年も軽井沢に来たんだな」と実感します。


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 軽井沢オーキッドフェア 2015の特集は、今回で最終回です。

最後はパフィオを紹介したいと思います。

パフィオを得意とする方々が集まるだけあって、珍しい種やレベルの高い個体がたくさん展示されていました。

折角最終回なので?、できるだけ多くの花を網羅したかったのですが、写真が上手く撮れていないものがあったり、容量の関係で全部は紹介できず残念です。




Paph. mastersianum
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Paph. violascens
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Paph. hookerae 'Purple Wings'
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Paph. henryanum
ドーサルの基部が広くて可愛い感じのヘンリアナムでした。早い時期に咲いていました。

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Paph. dayanum
ペタルが横に張る、色が薄めの個体でした。

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Paph. praestans
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Paph. gigantifolium
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Paph. parishii 'Easter River'
寒さに比較的強いポリアンサ系で、着生するものもあるようです。日本では日照時間の影響で輪数が少なくなる傾向にあるそうです。

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Paph. esquirolei 'Red River'
ペタルの捻じれの少ない、大輪良個体でした。

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Paph. roebelinii album 'Green Monster' × self
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Paph. curtisii var. sanderae
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Paph. tonsum album 'Matsumoto'
トンサムのアルバムは日本が最も育種が進んでいるそうです。

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Paph. fowliei album 'R&T'
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 交配種やフラグミも充実していました。



Paph. Magic Lantern ’Pearl’
micranthum x delenatiiという交配のアルバム個体。

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Paph. Wossner Godeen 'Matsumoto'
花弁の色と緑リップのバランスが良くて、さわやかで可愛いパフィオでした。

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Paph. U/R(Pacific Shamrock × Martian Man) 'Perfect'
山崎守勝賞を受賞された個体。

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Paph. Julius 'Tsurugi'
lowii x rothschildianumという交配で、ペタルの先端の色が濃い綺麗な個体でした。

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Paph. Lebeau 'R&T'
Transvaal × rothschildianumという交配、P幅があり、ドーサルも大きくて素晴らしかったです。

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Paph. Kolosand 'Tsurugi'
kolopakakingii x sanderianumという交配で、2花茎を綺麗に咲かせていらっしゃいました。このように花の向きを2方向に仕立てるのは結構手間がかかるそうです。

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Paph. Harold Koopowitz 'Green Goddes' BM/JOGA
東京オーキッドさんの出展で、malipoense x rothschildianumという交配。花が緑色がかり、形も良くて立派な花でした。

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Phrag. Fritz Schomburg
besseae x kovachiiという魅力的な交配で、外れ花が少ないそうです。

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Phrag. Dominianum 'Bob Mac'
caricinum x caudatumという交配で、HCC/AOSの受賞歴のある個体を見事に咲かせていらっしゃいました。

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 最後は私が気になっている小型のパフィオ達。



Paph. thaianum
私が気になっている超小型のパフィオ。

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Paph. thaianum AK-61
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Paph bellatulum 'Bacchus'
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Paph. concolor 'Moon Hare'
月のうさぎと名付けられたロマンチックな個体。

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Paph. concolor var.longpetalum
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Paph. leucochilum 'Black and Black'
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Paph. leucochilum
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Paph. leucochilum 'JOE'
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Paph. leucochilum album
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Paph. leucochilum ’Black Diamond’
ドーサルの縁とリップ側面に僅かに白い部分がありますが、ほぼ真っ黒の衝撃的なリューコでした。

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 以上、軽井沢オーキッドフェア 2015は今年も盛大に行われたのでした。

行く度に素敵な発見があって、非常に楽しい時間を過ごさせて頂いたのでした。




軽井沢オーキッドフェア 2015(4)

 実は購入品はもっとたくさんあったのでした!

フジナーセリーからC. warscewiczii coerulea 'La Floresta' × self、そして帰り道に望月蘭園に寄って、C. aclandiae coerulea 'Blue Sky' × selfとC. schilleriana(親不明の実生、既開花)も購入。

ヘンリアナムの予約までしてしまい、結構お金を降ろして行ったはずだったのですが、残金が数百円になるまで使いこんでしまいました。


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 さて、展示のカトレアの紹介です。

2枚葉が多く出展されていました。


C. tigrina 'Gnomos'
ベストカトレア賞、ホテル軽井沢1130賞、タイハナジマオーキッド賞というハットトリックを決めた、パーフェクトレオポルでした。

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C. tigrina
丸くて色も濃い個体でした。

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C. tigrina trilabelo
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C. tigrina
アップの写真がピンボケで申し訳ないですが、形の良いトリラベロ個体でした。

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C. tigrina 'Orchidglade'
古くからある銘花でMCもあります。このような個体を大切にしていかなければいけないと思ったのでした。

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C. tigrina ’Prosperar’
花も良いし、輪数も多く、栽培も綺麗でした。

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C. granulosa 'Gnomos'
リップの色が濃い個体でした。

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C. granulosa coerulea 'Nebulosa'
グラニュローサのセルレア個体のようで初めて見ました。青が濃かったです。

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C. schofieldiana 'Magechi'
リップ全体に色がのる個体でした。

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 1枚葉や近縁系も良い個体が多数あったので紹介します。


C. maxima coerulea 'Gunjyo A'
今回のカトレアの中でもかなり良かった、マキシマの濃色セルレア個体。ここまで濃い個体は初めて見ました。

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C. warnerii coerulea 'Mama'
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C. rex 'De Oro'
なかなか見かけることの少ないレックスを、綺麗に咲かせていらっしゃいました。

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C. tenebrosa aurea 'Lacadia'
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C. kerrii
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Prosthechea mariae
東京オーキッドさんの出展。遠くにあったので詳細に観察できなかったのですが、花が大きくて、非常に優れている個体ではないかと思いました。

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Prosthechea citrina 'Nice One'
花が大きいシトリナの良個体でした。良いものをお持ちです。

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 そういう訳で、カトレアは接戦でしたがC. tigrina ’Prosperar’、C. maxima coerulea 'Gunjyo A'、東京オーキッドさんのProsthechea mariae、Prosthechea citrina 'Nice One'が個人的に良いと思ったのでした。

なお、mariaeやcitrinaの属名がProsthecheaからEuchileに変更になったという情報も聞くのですが、現在のkewの分類に従って記載しています。

軽井沢オーキッドフェア 2015(3)

 こちらは、軽井沢の朝です。

軽井沢の森は、他の地方の森より黄緑の色彩が強い気がして、何度見ても美しいです。

どこを走っていても、木々の間に白樺の木肌がのぞき、高原にいることを実感してさわやかな気分になります。

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 私は人一倍早起きして、散歩→コーヒー→温泉を満喫していたのでした。

その間、購入した株達はホテルの部屋で光合成中。

タイハナジマオーキッドさんからPaph. malipoense('Mafia Red' × 'JY-3')、Paph. micranthum var. eburneum×2つ、岡田蘭園さんからC. aclaneae 'Nigella' × self、C. schilleriana sib.(rubra × rubra)という面白そうな実生を数点購入していたのでした。

1番手前が抽選で当たった賞品で、Paph. U/R(fairrieanum 'Glory' × Bloody Rain 'Royal Flash')という、フェイリアナム×比較的新しい点花の面白そうな実生。

フェイリアナムを親に使用すると、子供に確実にその特徴が遺伝するらしく、私はフェイリアナムが大好きなので、どのような花が咲くのか今からすごく楽しみです。


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 さて、今回も展示株を回想していきます。

レベルの高かったバンダ系統を3点。


V. ustii
あまり見かけないフィリピンのバンダで、私も多分初めて見ました。写真に収まりきらないくらい株が大きかったです。

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Rhynchostylis (retusa × multiflora)
リンコの綺麗な自然交雑種ということでした。花が密に並び、色も綺麗でした。タイの山奥に行くとこのような自然交雑種があるそうです。かなり大株で、何花茎も咲かせていらっしゃいました。

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Vanda farucata '春乃殿'
段咲きする銘花で、珍しい奇形花。

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 続いて、私が好きなファレノプシスを2点。


Phal. sumatorana 'Karasawa'
この種の中でも花の大きい個体だそうです。

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Phal. pulchra alba
魅力的なアルバ個体でした。

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 続いてオンシ系統を5点。

今回、オンシ系もバラエティがあって、個人的にちょっと面白かったです。


Rossioglossum schlieperianum album 'Pajaro Oro'
旧Odontoglossumで、綺麗なアルバム個体でした。

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Onc. leucochilu 'Antiigua'
長い花茎をぐるぐるに仕立てたのが面白く、後ろのミルトニア系交配種との兼ね合いがまた楽しげで、テーマパーク感が漂ってました。

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Psychopsis paphilio album
パピリオのアルバム個体の中でも濁りがなく、花が大きかった良個体。

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Comparettia speciosa
エクアドル南東部、ペルー北西部の700〜2000mに自生するコンパレッチアだそうです。この個体は黄色味が強いみたいです。コンパレッチアは私も今年のドームから注目しています。

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Psychopsis Mariposa 'Yuto-Z'
強そうなサイコプシスでした!怪力なうえにやっかいな魔法を使いそう、、、

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 最後は、こちらも個人的に好きだったデンドロを4点。


Den. lawesii
このデンドロはカラーバリエーションが豊富なようで、こちらはピンクと白の可愛いビカラーラウェシーでした。

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Den. faciferum 'R&T'
パプアニューギニアとか、あっちの方のデンドロなので栽培がちょっと難しいのではないかと思いますが、たくさん咲かせて、株も綺麗に仕立てられていました。

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Den. bifurcatum 'Pink Future' BM/JOGA
筑波実験植物園の遊川氏が2003年に論文で新種と発表したベトナム産のデンドロ。faulhaberianum等類似した種が多いですが、いくつか異なる点があり、良く観察すると面白いです。写真が良く撮れておらず申し訳ないです。うつむき加減に咲くので撮影が難しいのでした。

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Den. victriae-reginae
夏に咲かせてこの濃青さ。桜の枝に付けたセンスも良いし、花も大きいし、この花着きも凄いです。蘭神様の素晴らしい作品でした。

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 初日は興奮冷めやらぬままホテルへ向かい、同行者と展示株や販売株の話に花を咲かせ、再びリストを穴が開く程始めから見直して、結果やっぱり欲しいものを見つけてしまい、、、、

翌朝温室を再訪して、ついまた株を購入したのでした。

帰りがけに温室の出入り口で、高原野菜のキャベツをお土産に頂きました。

手渡して下さった榊原さんの奥様は、気さくですらっと綺麗で、飾ることのない雰囲気が私は好きです。


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 昨年、知人がここのキャベツは美味しいと絶賛していたので、食べてみたかったんです。

ジャガイモとウインナーと一緒にオリーブオイルで炒めて、塩・あらびき黒コショウ・オニオン・バジルで味付けをし、チーズを載せてオーブンで軽く焼いて食べました。

キャベツに甘みがあって美味しく、もう何日もこればっかり食べています。

ウインナーの代わりに魚肉ソーセージを使って潰したゆで卵をトッピングして栄養価を高めても合うし、めんたいマヨで和えても美味しいし、口にする度に幸福が蘇るのでした。

最近1、2kg太ってしまったのでダイエット中だったのですが、フェアの昼食もホテルの夕朝食もキャベツ料理もどれも美味しくて、なかなか減りません(悲)



軽井沢オーキッドフェア 2015(2)

 軽井沢オーキッドフェアの夜は、ホテルでパーティが催されます。

温泉に浸かった後、パーティ会場でお酒を飲んで食事をし、賞品が当たる抽選会に続いてオークションが行われ、昼間以上に楽しいひと時を過ごします。

抽選会では私も良い賞品が当たりましたよ!もし機会があれば、後で紹介したいと思います。

会場では榊原さんが各テーブルを回って来て下さるのですが、驚くことに来場者の名前を全て覚えていらっしゃるか、1人1人の名前を呼びながら、声をかけて下さいます。

なかなかできることではないので、ていうか私には絶対真似できないので、凄いなと思います。



(現在の日本の蘭界を牽引している神々のショット。右端が記憶力が半端じゃなかった園主)
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 さて、場所を温室の展示会場に戻します。

会場内には気になった花がたくさんありました。

人が多かったことと、会場内の光の関係で写真が上手く撮れていないものも多く、全ては紹介できませんが、抜粋して紹介します。



 まず私が気になったのがレストレピア。

クール系のこの美しい蘭が、数点出展されていました。

私も数種栽培していたのですが、関東に越してきたら、いつだったかとてもクソ暑い夏があり、その時全て枯れました。

今回この独特なフォルム、美しいツヤ感を持つ花達をみて、また挑戦したくなったのでした。


Restrepia contorta

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Restrepia persicina
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Restrepia sanguinea 'Mark'
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Restrepia striata
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 マスデや、他にもこれ絶対クールだろうなっていう感を醸し出している蘭が、多数出展されていました。

クール系にかなり強い方がいらっしゃるようで、私の心を鷲掴みにしたのでした。

以下は、クール系以外も混ぜて紹介しています。


Masd. nidifica
コスタリカ、パナマ、コロンビア、エクアドル、ペルーの450〜2500mに自生するそうです。こういう、小さいマスデ好きです。

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Masd. triangularis 'Golden Gate'
コロンビア、エクアドル、ペルー、ヴェネズエラの750〜2300mに自生するそうです。黄色が鮮やかで、マスデの色彩の豊富さ、面白さを改めて思い出させてくれました。

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Trisetella triglochin
パナマからボリビア、ブラジル、ベネズエラの200〜2000mの雲務林に自生するそうです。小型の個性的なマスデみたいで、とても可愛い花でした。以前マスデに分類されていたときもあったようです。

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Trisetella cressleli
詳細不明ですが、こちらも魅力的な小型の花でした。

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Pleurothallis lanceana
コスタリカ、パナマ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、ベネズエラの0〜2100mに自生するそうです。自生範囲も標高も幅があるので、割と栽培し易いのかも。

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Pleurothallis nossax
先日根岸園芸でもみかけて気になっていたプレウロ。久々に超超欲しいと思ったのに、コロンビアのカウカ州の2050〜2300mに自生するクールタイプのようです。何かに似てるなって思っていたら、アレだ、ミジンコ!

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Zootrophion dayanum aureum
私の好きなズートロフィオンにもいくつか種があるようで、その中のオウリューム個体。見れたことが嬉しくて、もうどうにかなりそうです。ベネズエラ、コロンビア、ペルー、エクアドルの1500〜1900mに自生するクールタイプ。

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Ophidium pleurothallispils?
何だかよく分かりませんでしたが、なんか魅力的でした。

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Schoenorchis fragrans alba
そもそも難しそうな蘭なのに、珍しいアルバ個体でした。インドのアッサム地方、ミャンマー、タイ、中国の500〜1200mの半落葉樹林に自生するそうです。

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Goodyera repens
日本のとある山にも自生しているというクール系。高山に自生し下界では栽培困難と思われるので、自生地を守っていきましょう。

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Ceratochilus biglandulosus
株の割に花が大きくて、白だからか目立つし、でも可憐さもあるし、pure waterさんのセンスの良いチョイスでした!ジャワ島の1000〜2000mに自生するややクールタイプのようです。

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Bulb. biflorum album
ビフローラムの綺麗なアルバム個体を何輪も咲かせていらっしゃいました。

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Bulb. macranthum album
マクランサムの綺麗なアルバム個体でした。

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Bulb. pleurothalliadanthum?
詳細不明ですが、白と黄色が何だかとても綺麗だったのでした。何を栽培されても上手いですね。

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Liparis bootanensis
ヒマラヤスズムシ草。若い昆虫に擬態したような緑色のリパリスで、欲しくなりました。

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Ctsm. Dragon's Tooth
花の感じもシブくて素敵ですが、注目してほしいのは葉。斑が綺麗だったのでした!

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Thunia bensoniae
ツニアは白ベースをよく見かけますが、こちらは素敵な濃紫色でした。インド、マレーシア、タイに自生するややクールタイプのようです。

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Cal. okinawensis
こちらは琉球エビネ。これ程濃色の個体はまず見かけることはないらしく、かなり珍しいようです。そして会場の様子がチラッと写りこんでいます。たくさんの人が、ああやって解説等を聞き入っているのでした。

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 そうそう、会場で「No Orchid, No Life.」というブログで有名なpure waterさんに、1週間ぶりに再開しました!

先日から私の家で咲いている札落ちのパフィオのことを気にかけて下さっていて、「コクロ系 × デレナティ系」ではないかとのこと。

木ぶりから、あんなに大きくなるのはコクロ系を使った可能性が高いとのこと。

確かに、1輪咲いては散る頃にもう1輪咲いて、、、コクロっぽい咲き方してました!

何の情報もなく、写真だけでよく分かるよなぁと感心したのでした!

pure waterさん、今回もありがとうございました。

軽井沢オーキッドフェア 2015(1)

「軽井沢オーキッドフェア 2015」にイッテきました!
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 私は3回目の訪問でしたが、今年は今まで最も人が多く、ホテルも満室だったとか。

売り場も大盛況で、中の様子が伝わるように、これでも人が少なくなった一瞬の隙をついて撮影したのですが、それでも人が多くて奥の方に出店されていたお店は見えませんね。

選りすぐりのものが販売されているので、皆さん真剣に見ていらっしゃいます。

私もこのあとすぐに販売店をみて回ったのでした。

こういうところにくると誘惑が多くてもう辛抱たまらんですね、、、ついまたたくさん買ってしまいました(笑)

それなのに翌朝再訪して、更にまた買ってしまったのでした、、、(笑)

あれ?掛かっているあの看板、もしかしてドームの、、、?


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 人をかき分けて奥へ進み、屋外へ出ると近隣の名店が軒を連ね、美味しい昼食が振る舞われています。

ローストビーフやばらチラシ寿司などどれも本気で美味しいのですが、私はここのクラムチャウダーやパンが好きで、あと召しあがった方は分かると思いますが、牛乳とトマトが甘くて味が濃くて、とにかく美味しかったです。

朝早く出てきたのでちょっと疲れていたのですが、やっぱり来てヨカッタと思うのでした。

昼食が終わったころ、別の会場では人気投票が行われ、そちらへ移動しました。




 人気投票1位、Best in Showは私が尊敬する方が入賞されていました! 


Den. stratiotes
難しそうなスパチュラータタイプを見事に栽培されていました。花も品があって美しいのですが、花付きも、株の状態も素晴らしかったです。

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Bulb. unitubum
同じ方が面白いバルボの大株で、国際園芸賞も受賞されていました。90代の女性の方が栽培されているから驚きです。

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Bulb. lobbii
こちらも同じ方が出展されていたロビーの大株です。

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Bulb. chloranthum 'Fresh Yellow'
何かの賞を受賞されてたバルボの大株。良く見ると花の1つ1つがレモンイエローの綺麗な花なのですが、大株にすると更に見応えがあります。

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Den. farmeri album 'Hsinying'
ベストスピーシーズ賞のファーメリーのアルバム個体。こぼれるような花付きで、見ているこちらも思わず笑顔がこぼれたのでした。JOGAでGMを受賞した貴重な個体です。

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Den. pseudoglomeratum 'Matsumoto'
何かの賞を受賞されていたデンドロ。花もカワイイですが、仕立ても綺麗でした。

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Sobrallia xantholenca 'Boulder'
審査員特別賞の黄色のソブラリア。見事な大株で、輪数も多かったです。

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Agx. Eva's Blue Amazon x Zns. 'Murasakikomachi'
何かの賞を受賞された株で、個性的な色彩が目を惹きました。

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Bro. sanguinea
何かの賞を受賞されていたブロートニア。スプラッシュが入っていて素敵でした。

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Bro. sanguinea
こちらは別個体。白と赤のコントラストがさらに鮮明でした。

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Paph. Chiu Hua Dancer
ベストパフィオ賞はこちら。リップの色やペタルの長さ、カール具合が上品な個体で輪数も多く、株も綺麗に仕立てられた個体でした。

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Paph. callosum 'Perfect Magic'
東京オーキッドナーセリー賞のカロッサムは完璧な色と形でした。

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Paph. niveum 'Suigen Bin'
審査員特別賞のニビウムは大満足の輪数で、どんだけってくらい咲きまくってました。

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Paph. Chou-Yi Anigate 'Ooyazu'
愛和病院賞を受賞されていたのは、こちらのカッコイイ交配種でした。

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Paph. Fred Jernigan
注目の北軽ガーデン賞は、こちらの品の良い個体でした。ちょっと調べたところ、開花株の情報があまりヒットせず、数が無いのかなんだか分かりませんが、凄い株なんだろうなと予測します。

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Phrag. Frank Smith 'Dragon Tail'
蘭吉会賞はフラグミのコバチー系交配種(Phrag. Grande x Phrag. kovachi)でした。

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 マイクの音が聞き取りにくいところがあり、また都合により最後まで聞けなかったので詳しくレポートできず、もしも間違っていたら大変申し訳ないです、、、、

確実に言えることは、この会場の株は全部レベルが高かったのですが、受賞株は更にレベルが高く、どれも素晴らしい個体ばかりだったということです。


 会場内には他にも気になった花がたくさんありました。

ちょっと時間と容量の問題でまた後日紹介していければ、と思います。


Gur. skinneri alba 'Debbie' FCC/AOS

Guarianthe skinneri alba 'Debbie' FCC/AOS(グアリアンセ スキンネリ アルバ 'デビー')が咲きました。
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 NS6.0×6.1cm、PW2.6cmでした。

昨年は5月だったのですが、今年は6月下旬頃に咲きました。

一見albaのように見えますが、リップの奥やペタルにも僅かに色素が入り、厳密にはalbaではありません。



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 2年前に入手してから少しずつ大きくなっていて、経時的に写真で確認すると、その過程がちょっと楽しいです。


(2年前の様子)
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(1年前の様子)
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(今年の様子)
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 比較的低温に強いため、ここまで栽培するのはたいして難しくなかったです。

問題は、ここからどのように栽培していくかだと思います。



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 横から観察すると、2年前に比べてバルブが増えたのがわかりますが、花が向かって左側にしかないので寂しいですね。

右側にもリードがでるよう、バック側を南に向けてしばらく様子をみて見ようと思います。

次は3花茎にすることを目標としたいですが、鉢が大きくなると場所をとるし、水遣りのタイミングも難しくなってくるので大変ですね、、、









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サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015

「サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015」にイッテきました!
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 梅雨の真っただ中での開催だったのですが、園主の日頃の行いが良いからか、皆の願いが通じたのか、この日は根岸さんの性格のようにカラッと晴れて、気持ちの良い1日でした。


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 私が知る中で最もアットホームなイベントで、なんて言うんでしょうか、親戚の家に行ったような感じ?

参加者も蘭園のスタッフの方も良い方ばかりだし、何の気兼ねもなく参加できる、私が大好きなイベントです。

しかも参加費は500円!

園主の人柄故か、大御所の方々も結構集結されます。



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 こちらは展示の風景。

大変だったでしょうに、きちんと設営されてますね。



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 あ、あそこにソブラリアが。

Sobralia macrantha 'Bolin'

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 展示場が綺麗だったのに、お立ち台のギャップが凄いです(笑)

私の荷物も混じっててスイマセン、、、

まさかあそこがお立ち台になるなんて夢にも思ってなくて、荷物置いたまま肉を焼きまくってました、、、、、

以後気を付けます、、、


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 気になるあの白いビニール袋の中身ですが、今回私が購入した株が入ってたのでした。

ゲテモノ売りの中年男性さんから秋蘭の素心花。

春蘭は聞いたことありますが、秋蘭というシンビの原種もあるんじゃそうな、、、

この方からはいつも珍しいものを購入させて頂いており、お世話になりっ放しです!

そして、pure waterさんからパフィオを数点。

相変わらず綺麗に栽培されていて、私も見習わなければと思います。



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 BBQももちろん楽しいですが、売り場も楽しくて、根岸さんが最近仕入れられた株や、趣味家の方のフリマが並びます。


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 折角なので、お立ち台で気になったものを数点ピックアップ。

メインは他の方も紹介されると思うので、私は独自の路線で特集していきます。


Paph. Wosmer Tigerbell(bellatulum × tigrinum)
特殊交配と言うんでしょうか、あまり見ない花でした。

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Den. uniflorum
涼しげな色合いの綺麗なデンドロで、株も非常に良くできていました。

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C. warnerii coerulea 'Yura'
これ、花大きかったし、リップの色も綺麗だったし良かったですよね?私、人気投票で2位に入れました。

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 ここからは展示株の紹介です。

全部で100株近くの展示があり、見応えがありました。

まずは私が最近注目しているブロートニアから。

ブロートニアはこう見えてカトレアの近縁属で、こんなんなのにカトレアと交配することができる、面白い花です。

オンシみたいなのにね。

因みにカトレアとの交配種は、Cattleytonia(Ctna.)カトレトニアと呼ぶそうです。

Bro. sanguinea

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Bro. sanguinea alba
ところで、白花はこの時期ボトチリス菌が目立ちやすくて苦労しますよね。私もどうしたもんかと悩んでいます。

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 ここからは私の好きなファレノプシスを少々ご覧ください。


Phal. corun-cervi f.chattaladae 'Huan'
コルヌセルビの聞き慣れないformaでした。

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Phal. fasciata
複数花茎咲かせていらっしゃいました。花茎を切らずに残しておくと複数花茎から開花するそうです。

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Pahl. tetraspis
仕立てが綺麗だからか、とても綺麗に見えたテトラスピス。この花こんなに綺麗でしたっけ?

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Phal. violacea var. mentawaii
先日、所属する会の例会の会場でもお見かけしましたが、ここでも見れて嬉しかったです。例会の勉強会で教わった通り、通常のビオラセアに比べて花茎が長く、日本では入手困難なvarietyです。

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 原種カトレアもたくさん展示されていました。



C. gaskelliana coerulea 'Blue Dragon'
こちらは先日のつくば洋蘭展でもお見かけした蘭女帝の大株。更に咲き進んで見事になっていました。

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C. wallisii
エルドラドは本来株が小さく、こうやって抱え咲きします。最近は株が大きくて、展開が良く、スプラッシュが思いっきり入る個体等が多く出回っていて困惑しますが、このような良個体(しかもアルバ)は貴重なので大切にして欲しいです。

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C. tenebrosa 'Walton Grange'
テネブロッサの珍しい色彩でした。大きくて色と形のせいか、どこか無機質な感じがしてカッコイイです。親としての実績も多く残している個体。

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C. gaskelliana alba 'Maria Isabel'
ガスケアルバの代名詞的存在。やはり良い花です。

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C. gaskelliana alba 'San Antonio'
株の作りが綺麗で、花もゆったりふくよかで品があり、良個体でした。

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C. gaskelliana s/a 'Marja'
ガスケのs/aも最近はよく見かけるようになってきましたが、この個体はジャングルなのか古い個体なのか、野趣がありました。

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C. gaskelliana s/a 'Rainhas dos Belgas'
そろそろBBQだったので会場では急いで写真を撮っていて気付かなかったのですが、リップの色がoculata的で面白いですね。この実生からは更にoculata的な個体も出ているようです。

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C. gaskelliana
花も大きかったし色合いも面白く、roseaでしょうか。

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 そして、その他も充実していました。


Bulb. dearei 'Shonan'
花が大きくオレンジが濃いめの個体でした。

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Bulb. bicolor
こちらも好きなバルボの1つ。

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Bulb. U/R(longissianum × phalenopsis)
バルボは種類が多くて原種を集めるだけでも大変なのに、交配種もあります。これ、どういう花を狙ったのか分かりませんが、結構面白いと思った交配で、そのチャレンジ精神に乾杯でした。

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Ob. variabilis
オベロニアを何花茎も。花の数は万個くらいでしょうねw

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Onc. phymatochilum
次回の会のグロワーズがオンシなので、最近オンシに目がイッテしまいます。こういうのも良いもんですね。

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Pths. shara?
あのー、スイカの種くっついてますよ?

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Pths. nossax
ずっと見てても飽きないフォルムでした。

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Acanthephippium mantianum
このような花が最近とても気になっていて、株が大きくなりそうだから入手はできませんが、良いなーって羨ましく思います。

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Bulb. forestii
人気投票で私が3位に投票した株。フォレスティは市場で偽物が多く出回っているらしく、こちらは本物のフォレスティです。

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 今回、レオポルが複数展示されていて、レオポルをこうやってまとめて見れる機会は滅多にないので、勝手に個人的選抜総選挙を行ってみました。

このレオポル総選挙も今回の個人的目玉で、私が気にいったものを独断で3位まで発表します。

因みに、レオポルは現在tigrinaと呼ばれるようです。


【レオポル総選挙】
C. tigrina flamea?

1位はこちらの、珍しい色彩のレオポルでした。

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C. tigrina albino 'Cetro de Esmeralda'
2位はこちらの、憧れの個体ですね。良い花なのですが、お高くてなかなか手が出せません。私のような庶民はselfですよ。でもselfも面白いの出てるみたいですよ。

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C. tigrina
3位はこちら。展開はもう一つでしたが、濃い色、特にリップの色がとても良かったと思います。

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C. tigrina
展開が良くて、リップの縮れも少なく、品の良い花でした。

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C. tigrina
弁幅があり迫力があったレオポルでした。栽培・仕立ても綺麗でした。

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C. tigrina
株にまだ力がないためやや物足りなさはありましたが、展開が良く、どこかほっとけないような不思議なオーラを放ってました。

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C. tigrina
上手に栽培され、満作での花でした。ここまで株に力が付くと花も力強いですね。

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C. tigrina
斑点が少なめの個体でした。皆さん良い株をお持ちで羨ましいです。

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 さてそろそろ終わりが近づいてきました。

今回の「サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015」のトリを飾るのは、人気投票で私が1位に投票したpure waterさんのこちらの株。

Mexipedium xerophyticum 'Obata'
小動物的な可愛いフォルムなのに、不思議な気品があり、素晴らしいの一言です。ちょっと難しいそうですが、綺麗に栽培されていて技術の高さが垣間見えます。

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 参加された皆様、お疲れ様でした。

来年も開催されると思いますが、今回の記事を通じてBBQやフリマに興味をもたれた方は、園主に問い合わせてみて下さい。

ホームページに情報が掲載されるのでそちらも要チェックです。


根岸園芸さんのHP



 そしてこの数日コラボさせて頂いているpure waterさん、ありがとうございました。

私のブログは先日からpure water祭りです(笑)


「No Orchid, No Life.」 pure waterさんのブログ




第19回 つくば洋蘭展(裏)

 裏、、、なんて魅力的な響き。

未知への好奇心、危険と隣り合わせのスリル、刺激的な大人の誘惑、、、、

イケナイと分かっていても覗いてみたくなる心理、、、、

そう、ウラに惹かれない人間などいないのだ。



 そういう訳で、今回は前回紹介しきれなかった、「第19 回つくば洋蘭展」の裏蘭展、私の個人的お気に入りを紹介していきます。

勝手に選抜総選挙をしたり、勝手に目玉企画を作ったりしていますが、あくまで個人的な妄想の世界なので、自己責任でお気をつけてご覧下さい(?)



  まずは私が見ていた景色。

顔を上げると目の前にこんな絶景があって、それなのに隣の人とおしゃべりをしたり、ちょっとウトウトしたり、そしてたまに受付を頑張ってみたりして、でもふと気付くとまた絶景を眺めていて、、、、あ、なんかここ特等席だなって思います!


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 今回、個人的選抜総選挙の1位、センターの座に輝いたのはこちらです!


Bulb. phalaenopsis 'Tsukuba'
この色彩はアルバと呼ぶのでしょうか。私はこの会に所属しているため度々お見かけしますが、他ではまず見かけることが少ない超希少個体だと思います。時々外部の蘭展にも出展されているので、見かけた方はラッキーだと思います。何を栽培されても上手い、つくばの後藤兼吉氏のような方の出展でした。

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 個人的選抜総選挙の神7こと2〜7位はブログの構成上、最後に発表したいと思います。



 さて、個人的好きカトレアにランクインしたのは2点!

Psh. mariae
花が大きく、各パーツのレベルも高かったマリエの良個体でした。こちらもなかなかみかけない花のレベルで、個体名を付けて区別した方が良いくらい素敵でした。

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C. tigrina 'Akiko'
花型が整っていて、スポットの入り方も面白く、輪数も何輪咲いてるんだろうってくらい凄かった蘭神様のレオポル。見せ方も素晴らしく、株姿全体のバランスを整えて花を引き立てるために、精巧な誘引がなされています。

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 今回の個人的目玉はアングロアでした。

この全開しない感じ、惹かれます。


Anguloa uniflora
1輪でしたが、花と葉、鉢、コンポストのヴィジュアル的なトータルバランスに品があり、惹かれました。

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☆Anguloa ruckeri
こちらも色彩・形状共に面白く、魅力的でした。

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 個人的好きパフィオにランクインしたのは、4点!

Paph. parishii
花の素晴らしさもさることながら、株の割に2花茎で輪数も多く、お立ち台に上がっていたパリシー。

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Paph. parishii 'Riverside'
濁りのない質感、リップの色・形等、個人的にはこちらの花の方が好き。

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Paph. Conco-callosum
面白い色彩でした。

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Paph. godefroyae var. leucokilum 'Raicho #1'
理想的な形に加えて、この展開の良さとスポットの美しさ、品の良さ。相変わらず素晴らしかったです。

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 個人的好きその他にランクインしたのは、9点もあります!


Bulb. macranthum alba
マクランサムはtipoも好きですが、そのアルバ個体。アルバなのに形も良かったです。

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☆Luisia thailandica
花も面白いですが、この棒状のバルブ自体にすでに観賞価値があるような気がします。

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Pleurothallis U/R(phymatodea × tiaguei)
あのー、さるぼぼがくっついてますよ?

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☆Cal. sylvatica
私のカランセに対する興味関心をさらに引き上げてくれました。

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Den. munifcaum
栽培・花付き・仕立てが3拍子揃って見事でした。 

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Sarcophyton pachyphyllum
フィリピンの500mまでの標高に自生する、高温を要する種。株の形も花も魅力的でした。出品者の方のセンスが非常に素晴らしいです。

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Eulophia spectabilis
アジア〜オセアニアの200〜900mに広く分布する種。こちらも花も球根?も、細い何かも、何もかもに惹かれます。

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Bulb. echinolabium
まだ蕾の状態だったのですが、ちょっと衝撃的なフォルムでした。

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Angracum calcoelus
あまりみかけないアングレカムで、ちっちゃい花がたくさん咲きまくってました!

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 さて、最後に個人的選抜総選挙の2〜7位、神7を発表します。

この蘭展の魅力は、ここでしかみられないレベルの花、栽培、仕立てが、何気なく多いことです。

私はここで、そのような半端ではないレベルの株に、当たり前のように触れながら過ごしています。

その時間は幸福で、こんなに幸せを感じまくると頭がショートして死んでしまうのではないかと、時に幸せ過ぎることが怖くなります。



Hab. carnea f.alba
第3位はこちらのハベナリア。こちらが1位でもヨカッタのですが、、、、今回はごめんなさい。通常ピンクですが、その色彩変異の珍しい個体で形も大きさも素晴らしく、もっと評価されても良い個体だと思いました。ここでしかみたことない、蘭神様の一級品。

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Tolumnia sylvestris
第4位。こちらは栽培が難しいのに、綺麗に咲かせていらっしゃいました。ミズゴケなんかに植え込むと、葉がハラハラハラッと少しずつ落ちていって上手く育ちません。この栽培、お見事でした!オンシ奥様の出展。さすが!

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☆Vandopsis(syn.Hygrochilus) parishii
5〜7位は同率です。こちらはファレノプシスかと思いきや違うみたいで、個人的に欲しいと思った花です。つまり、この選抜総選挙は私が欲しいと思うくらい個人的に好きな花で構成されている、超適当な総選挙なのでした。

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Onc. henekenii
こちらも同じく5位。株の割に花が大きくて、花もこの種ではあまり見ない感じだし、栽培も難しそうだし、でもこの大きさの割にお高くて5000円くらいはするはず、、、。もっと安ければ欲しいところですが、買ってもすぐ枯れそうで手が出せません。そういうところを加味してランクイン。個人的には5000円オンシと呼んでいます。

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Aenth. Hsinying Ramosa(エランテス シンイン ラモサ)
こちらも同じく5位。葉や花の色・形、長い花茎、特徴的なこれらの素材を完璧に仕立てた美的センス。全てのバランスが良くて、その仕事に惚れました。

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☆V. merrillii
こちらは2位。こちらもあまり見かけない黒系バンダ。ワックスをかけたような渋い色合いで、株も良く育てていらっしゃいました。途中で気になった方もいらっしゃると思いますが、☆マークをつけているのは全て同一者の出展株です。見て頂くと分かる通りセンスが良くて、つくばの最終兵器ともいえるお方でしょう。

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 そういう訳で、第19回つくば洋蘭展も無事に終わったのでした。

ご来場頂いた皆様ありがとうございました!

また次回、素敵な出会いができることを楽しみにしております。














 さてさて、本日根岸園芸のBBQにイッテきました!

早速、素敵な出会いをしてきましたよ、「No Orchid, No Life.」というブログを手掛ける、PLANTさんです。

あ、pure waterさんって呼んだ方が良いのかな?

pure waterさんは、蘭界の次の時代を間違いなく牽引していくであろう最重要人物です。

蘭栽培もブログも丁寧で、知識や経験が豊富だし、私がよく拝見させて頂いているブロガーの1人です。

pure waterさんのブログをまだ見たことない人は是非見てみて下さい、面白いですよ。

そういう訳で、pure waterさんにあやかるために、pure waterさんが手掛けるブログと我が家の良く分からない花を無理矢理コラボ。



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 pure waterさん、このパフィオ札落ちだったんですけど、すごいデカくなっちゃって何すかね?

もしかして呪われてるんでしょうか?


「No Orchid, No Life.」 pure waterさんのブログ



第19回 つくば洋蘭展

「第19回 つくば洋蘭展」にイッテきました!
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 会場へいざなう通路で、まず出迎えてくれたのがこちらの株達。

あっ、蘭神様の作品がありました!

こちらの通路は、この蘭展の玄関・顔として重要な要素になるので、精鋭たちが並びます。

V. Nara 'Yumika'
昨年も巨大生物が今にも動き出しそうなインパクトがあったのですが、今年はさらに大きくなってパワーアップしていました!

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Den. agregatum
黄金が降り注いでいるかのように仕立てられたアグレガタム。どの株を見てもそうですが、見せ方上手いですね。勉強になります。

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 こちらはお立ち台の風景。

華美さはないかもしれませんが、私はこの落ち着いた雰囲気、大切に育てられて、大切に飾られているこの雰囲気がなんとも好きです。


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C. Hawaiian Variable
最優秀賞はこちらの2枚葉系交配種。花もイイし、栽培も素晴らしかったです。

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 蘭女帝の大株も発見!

それぞれのカトレアがもつポテンシャルを最大に引き出す栽培。

頭が下がります。

C. gaskelliana 'Blue Dragon'

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C. warscewiczii 'Magdalena'
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 こちらは、カトレアとその近縁種。

C. purprata albecens × self
色が良いなと思ったパープラータの1つです。

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Rl. digbyana #1('Yoko'HCC/AJOS × 'Shiny Akiko')
こちらのディグビアナはある蘭神様が交配されたものらしく、私も以前株市で入手して栽培してるのですが、どうりが花が異様に大きい個体な訳です。その個体を、当会でおそらく最高齢の方が立派に咲かせて展示されていました。素晴らしいです。

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 エンシクリアも数点展示されていました。

この種は全体的に地味な花が多い印象ですが、交配種は色合いが綺麗になっています。

どちらも魅力的ですが、私は現在のところ地味な、地味過ぎるくらいの原種に惹かれます。

Enc. U/R(diurna × incumbens)

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Epi. Serena O'neill
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☆Enc. selligera
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 最近流行っているラディカンス系のエピデンの良さは私にはよく分からないのですが、このようなフォルムのエピデンは好きです。

Epi. oerstedii
色も形もシンプルなのですが、花が比較的大きい原種で目を引きました。御夫婦揃ってオンシ系栽培が非常に優れている、そして人柄も素晴らしいオンシ夫婦の旦那様の出展でした。

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Btt.(Eplc.) Haiku Twinkle 'Red Elf'
Wエースの1人の方、センスの良い色彩バランスをしたエピデンを漆器を鉢カバーにして。このようなきめ細かいテクニックは重要で、仮に同じようなレベルの株が2つ並んだ場合、最後に差をつけるのはやっぱりこのような手の行き届いた株になるのだと思います。この見せ方のセンス、真似したいです。

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Epi. prismatocarpum
こちらはこの時期よく見かけますが、この個体は点が大きくハッキリしていて、綺麗なトラ柄でした。

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Epi. difforme
昨年最優秀賞を受賞された、Wエースのもう1人の方。いつもどの株でも栽培レベルが高いです。

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 そしてソブラリアやツニアがありました。

ソブラリアはちょっと流行ってるのか、1日花と言われている割に最近やたらと見かけるので、テンションが上がります。

☆Sobralia macrantha alba
私にはソブラリア自体が珍しいのですが、その原種のアルバ個体のようです。いつも言ってしまいますが、この方はセンスが良くて、目利きです。

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Sobralia macranthe alba
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(名前を撮り忘れてしまい申し訳ないです、、、)
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☆Thunia marshalliae
ツニアは株が細長い割に花が大きいので魅力的です。

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☆Thunia bracteata
花弁が細くて暴れやすいツニアの花ですが、こちらは色合いも形も上品なタイプでした。

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 ここからは会場内で見かけて良いなと思ったものを順次紹介していきます。


☆Paph. philippinense album
アルバをみるとやっぱり良いなぁ、と改めて思います。もうそれだけで芸術的です。

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Dtps. Kaoda Twinkle
こちらはファレノプシスの栽培が得意な方の出展株。センスが良いなと思います。

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Phal. U/R(Joy Micholuedde × Fortune Buddha)
このような柄?模様?のファレノプシスは花が小さめの印象なのに、こちらの交配種は株の割に花が大きかったです。

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Vasco. Mishima Lime × Prra. Luke Thai
フレグランスの女王が手掛けたバンダ系交配種。涼しげなグリーンの色遣いで魅力的でした。残念なことにフレグランスを確認し忘れてしまいました、、、、。きっと良い香りがしただろうに、勿体無いことをしたな、と思いました。

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Aer. houllettiana × sib.
Wエースの方のエリデスの原種。花も素敵ですが、この見せ方にも惹かれます。

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Asctm. Sagarik Gold
元気なオレンジアスコ。花びっしりでした!

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Asctm. anpullaceum 'C.B'
こちらは可愛いピンクアスコ。原種なのにこの花の丸さ。こちらも花びっしりでした!

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☆Asctm. anpullaceum alba
こちらは珍しいアルバアスコ。アスコって株が小さい割に花は綺麗だし、栽培してみたいなと思いました。蘭展や例会では、時々こういう風に思える出会いがふいにあって、これって一目惚れっていうんでしょうか、何歳になってもときめくことができるし、好きになっても誰も傷つかないし、蘭をやっている人は気持ちが若い人が多いですが、こういう出会いが多いことが若々しくいられる秘訣ではないかと思います。

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Den. bensoniae
なんかさっきからとても視線を感じるなと警戒していたら、、、、こちら!こんなの部屋にあったら変なことできないですね。

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Den. convolutum
超絶魅力的だった濃緑デンドロ。

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Den. hellwingianum
栽培が難しそうなデンドロを綺麗に栽培されて、たくさん咲かせていらっしゃいました。出展者は何を栽培されても上手い、つくばの後藤兼吉氏のような方です。

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Pescatorea cerina
指を差し出したら噛みつかれそうなペスカトレアでした。

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☆Bif. atropurpuea
リップの質感が美しいビフレナリアでした。花弁の色もどうやら濃いめの個体のようです。

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☆Coel. fragrans 'Harper'
セロジネのフレグランスをたくさん咲かせていらっしゃいました。香りが無いという人もいらっしゃいますが、時間帯(昼だったかな?)によっては良い香りがしたハズ、、、

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Epipactis thunbergii
カキランという渋すぎる東洋蘭の出展。花をよく見るとすごく綺麗です。柿色とピンクという、東洋蘭には珍しいメルヘン系の配色センス。

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Stan. tigrina
スタンホペアは蘭の中でも変わり者の属です。どういう訳か花茎が株の下方に伸び出す性質があるので、鉢底に穴を開けて栽培しないとなりません。見かけることの少ない蘭ですが、今回タイミング良く開花していて、見れて嬉しかったです。

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Bulb. longiflorum 'Tokyo'
ラストを飾るのは、Wエースの方のバルボ。昨年も出展されていたのですが、今年もこの時期にピッタリ合わせて開花させていらっしゃいました。バルボはへんてこりんな花が多いですが、この方が仕立てると可愛くなったり、上品に仕上がったりするから不思議です。

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 最後にこちらが私が回っていた会場です。

もう終わってしまったのですが、この写真を見るとついまた行きたいなと思ってしまいます、、、、

しかし、今年と同じ景色には二度と戻れない訳で、蘭展は一期一会だなとしみじみ感じます。

このような記録を通して、少しでも思い出せるよう努めたいと思います。



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 来年も開催される場合は、お近くの方は是非足をお運び下さいませ。

Spiranthes sinensis var. amoena(和名;ネジバナ)

Spiranthes sinensis var. amoena(和名;ネジバナ)の季節になりました!
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 良く観察すると、捻じれの向きが反対のもの、あまり捻じれないもの、捻じれたうえにカーブするもの、色が濃いrubra type、薄いもの等様々なものがあり、興味深いです。

ちなみに右巻きと左巻きの比率は1:1とのこと。

 私が異常に興味津々だったせいか、知人がconcolor、quasi alba等を見せてくれました(写真はありません)。

私はナマでみたことはありませんが、albaや斑入りも存在するようです。


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 芝生の中や、ちょっとした路側帯など、日本全土のいたる所に自生しています。

シベリアの方まで自生しているというから驚きです。

 自然環境でクラスターとして世代交代しながら咲いている分には強健ですが、個体寿命が短いようで、同一個体の長期的栽培は非常に難しいそうです。

私も以前栽培していましたが、鉢植えでの栽培は難しかったです。

枯れる要因として、植え替え等により土中の共生菌との関係が崩れることが挙げられるそうです。

いっそ植え替えとかしない方が良いのか、、、、

でも水遣りとか他の雑菌の混入とかで、容易に共生菌との関係は崩れるだろうし、やっぱり鉢での栽培は難しいんだと思います。

そういう訳で、私はこの時期の風物詩として、外でみるようにしています。

自宅で育てるのは難しいし、置き場所もないし、今後も外で毎年大量に見れる訳だし、、、、たまに珍しいのが見れたらラッキーと思う程度にしています。

すぐに絶滅するような種ではないと思いますが、できれば盗掘などせず自然の状態で愛で、大切に保護していきたいですね。



(こういうところに良く咲いています)
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(こういう道路脇でもよく見かけます)
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 さて本日のヤフーニュースで、これまで四国・関東・北陸で確認されていた、Cremastra sp.(和名;トクシマサイハイラン(仮称))が、近畿(滋賀県)でもみつかったらしく、ニュースとして取り上げられていました。

このトクシマサイハイランは、通常のサイハイランに比べて花は赤く、構造も異なり、モイワランに似たところがあるらしいです。

しかし、葉の出方や花の形状がモイワランとも異なり、新種の可能性があるそうです。

 光合成をせず、お辞儀をして自家受粉するGastrodia flexistyloides(和名;ヌカヅキヤツシロラン)発見のニュースも記憶に新しいですが、蘭関連のニュースが採り上げられると、趣味家として正直嬉しいですね。

研究者の方はきっと我々が考えている以上に大変だと思いますが、今後の発展を切に願うばかりです。

そして記事にも書かれていましたが、我々も蘭愛好家としてこのような希少種は絶対に盗掘などせず、種を絶滅から守りましょう。






 最後に、脈略はありませんが、例会のファレノプシスの勉強会が面白かったのと、会場で見かけたファレノプシスが素敵だったので2種紹介。


Phal. violacea var. Mentawai
日本では入手困難と言われているらしいレアなvarietyとのこと。
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Phal. mannii?
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 なんだか取り留めのない内容になってしまい、これはどうやって終わったら良いのかよくわからなくなりましたが、そういう訳でまた次回〜(笑)
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チームB
 ベランダ(B)、蘭(R)、栽培(S)48のブログへようこそ。 48Gが好きな私ですが、そろそろAKBにも翳りがみられ、このタイトルもキツくなってきました、、、 近々ブログタイトルを思い切って変えるかもしれません。 名前はチームBですが、現在も1人で活動中です。
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