2015年06月29日
サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015
「サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015」にイッテきました!
梅雨の真っただ中での開催だったのですが、園主の日頃の行いが良いからか、皆の願いが通じたのか、この日は根岸さんの性格のようにカラッと晴れて、気持ちの良い1日でした。
私が知る中で最もアットホームなイベントで、なんて言うんでしょうか、親戚の家に行ったような感じ?
参加者も蘭園のスタッフの方も良い方ばかりだし、何の気兼ねもなく参加できる、私が大好きなイベントです。
しかも参加費は500円!
園主の人柄故か、大御所の方々も結構集結されます。
こちらは展示の風景。
大変だったでしょうに、きちんと設営されてますね。
あ、あそこにソブラリアが。
Sobralia macrantha 'Bolin'
展示場が綺麗だったのに、お立ち台のギャップが凄いです(笑)
私の荷物も混じっててスイマセン、、、
まさかあそこがお立ち台になるなんて夢にも思ってなくて、荷物置いたまま肉を焼きまくってました、、、、、
以後気を付けます、、、
気になるあの白いビニール袋の中身ですが、今回私が購入した株が入ってたのでした。
ゲテモノ売りの中年男性さんから秋蘭の素心花。
春蘭は聞いたことありますが、秋蘭というシンビの原種もあるんじゃそうな、、、
この方からはいつも珍しいものを購入させて頂いており、お世話になりっ放しです!
そして、pure waterさんからパフィオを数点。
相変わらず綺麗に栽培されていて、私も見習わなければと思います。
BBQももちろん楽しいですが、売り場も楽しくて、根岸さんが最近仕入れられた株や、趣味家の方のフリマが並びます。
折角なので、お立ち台で気になったものを数点ピックアップ。
メインは他の方も紹介されると思うので、私は独自の路線で特集していきます。
Paph. Wosmer Tigerbell(bellatulum × tigrinum)
特殊交配と言うんでしょうか、あまり見ない花でした。
Den. uniflorum
涼しげな色合いの綺麗なデンドロで、株も非常に良くできていました。
C. warnerii coerulea 'Yura'
これ、花大きかったし、リップの色も綺麗だったし良かったですよね?私、人気投票で2位に入れました。
ここからは展示株の紹介です。
全部で100株近くの展示があり、見応えがありました。
まずは私が最近注目しているブロートニアから。
ブロートニアはこう見えてカトレアの近縁属で、こんなんなのにカトレアと交配することができる、面白い花です。
オンシみたいなのにね。
因みにカトレアとの交配種は、Cattleytonia(Ctna.)カトレトニアと呼ぶそうです。
Bro. sanguinea
Bro. sanguinea alba
ところで、白花はこの時期ボトチリス菌が目立ちやすくて苦労しますよね。私もどうしたもんかと悩んでいます。
ここからは私の好きなファレノプシスを少々ご覧ください。
Phal. corun-cervi f.chattaladae 'Huan'
コルヌセルビの聞き慣れないformaでした。
Phal. fasciata
複数花茎咲かせていらっしゃいました。花茎を切らずに残しておくと複数花茎から開花するそうです。
Pahl. tetraspis
仕立てが綺麗だからか、とても綺麗に見えたテトラスピス。この花こんなに綺麗でしたっけ?
Phal. violacea var. mentawaii
先日、所属する会の例会の会場でもお見かけしましたが、ここでも見れて嬉しかったです。例会の勉強会で教わった通り、通常のビオラセアに比べて花茎が長く、日本では入手困難なvarietyです。
原種カトレアもたくさん展示されていました。
C. gaskelliana coerulea 'Blue Dragon'
こちらは先日のつくば洋蘭展でもお見かけした蘭女帝の大株。更に咲き進んで見事になっていました。
C. wallisii
エルドラドは本来株が小さく、こうやって抱え咲きします。最近は株が大きくて、展開が良く、スプラッシュが思いっきり入る個体等が多く出回っていて困惑しますが、このような良個体(しかもアルバ)は貴重なので大切にして欲しいです。
C. tenebrosa 'Walton Grange'
テネブロッサの珍しい色彩でした。大きくて色と形のせいか、どこか無機質な感じがしてカッコイイです。親としての実績も多く残している個体。
C. gaskelliana alba 'Maria Isabel'
ガスケアルバの代名詞的存在。やはり良い花です。
C. gaskelliana alba 'San Antonio'
株の作りが綺麗で、花もゆったりふくよかで品があり、良個体でした。
C. gaskelliana s/a 'Marja'
ガスケのs/aも最近はよく見かけるようになってきましたが、この個体はジャングルなのか古い個体なのか、野趣がありました。
C. gaskelliana s/a 'Rainhas dos Belgas'
そろそろBBQだったので会場では急いで写真を撮っていて気付かなかったのですが、リップの色がoculata的で面白いですね。この実生からは更にoculata的な個体も出ているようです。
C. gaskelliana
花も大きかったし色合いも面白く、roseaでしょうか。
そして、その他も充実していました。
Bulb. dearei 'Shonan'
花が大きくオレンジが濃いめの個体でした。
Bulb. bicolor
こちらも好きなバルボの1つ。
Bulb. U/R(longissianum × phalenopsis)
バルボは種類が多くて原種を集めるだけでも大変なのに、交配種もあります。これ、どういう花を狙ったのか分かりませんが、結構面白いと思った交配で、そのチャレンジ精神に乾杯でした。
Ob. variabilis
オベロニアを何花茎も。花の数は万個くらいでしょうねw
Onc. phymatochilum
次回の会のグロワーズがオンシなので、最近オンシに目がイッテしまいます。こういうのも良いもんですね。
Pths. shara?
あのー、スイカの種くっついてますよ?
Pths. nossax
ずっと見てても飽きないフォルムでした。
Acanthephippium mantianum
このような花が最近とても気になっていて、株が大きくなりそうだから入手はできませんが、良いなーって羨ましく思います。
Bulb. forestii
人気投票で私が3位に投票した株。フォレスティは市場で偽物が多く出回っているらしく、こちらは本物のフォレスティです。
今回、レオポルが複数展示されていて、レオポルをこうやってまとめて見れる機会は滅多にないので、勝手に個人的選抜総選挙を行ってみました。
このレオポル総選挙も今回の個人的目玉で、私が気にいったものを独断で3位まで発表します。
因みに、レオポルは現在tigrinaと呼ばれるようです。
【レオポル総選挙】
C. tigrina flamea?
1位はこちらの、珍しい色彩のレオポルでした。
C. tigrina albino 'Cetro de Esmeralda'
2位はこちらの、憧れの個体ですね。良い花なのですが、お高くてなかなか手が出せません。私のような庶民はselfですよ。でもselfも面白いの出てるみたいですよ。
C. tigrina
3位はこちら。展開はもう一つでしたが、濃い色、特にリップの色がとても良かったと思います。
C. tigrina
展開が良くて、リップの縮れも少なく、品の良い花でした。
C. tigrina
弁幅があり迫力があったレオポルでした。栽培・仕立ても綺麗でした。
C. tigrina
株にまだ力がないためやや物足りなさはありましたが、展開が良く、どこかほっとけないような不思議なオーラを放ってました。
C. tigrina
上手に栽培され、満作での花でした。ここまで株に力が付くと花も力強いですね。
C. tigrina
斑点が少なめの個体でした。皆さん良い株をお持ちで羨ましいです。
さてそろそろ終わりが近づいてきました。
今回の「サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015」のトリを飾るのは、人気投票で私が1位に投票したpure waterさんのこちらの株。
Mexipedium xerophyticum 'Obata'
小動物的な可愛いフォルムなのに、不思議な気品があり、素晴らしいの一言です。ちょっと難しいそうですが、綺麗に栽培されていて技術の高さが垣間見えます。
参加された皆様、お疲れ様でした。
来年も開催されると思いますが、今回の記事を通じてBBQやフリマに興味をもたれた方は、園主に問い合わせてみて下さい。
ホームページに情報が掲載されるのでそちらも要チェックです。
そしてこの数日コラボさせて頂いているpure waterさん、ありがとうございました。
私のブログは先日からpure water祭りです(笑)
梅雨の真っただ中での開催だったのですが、園主の日頃の行いが良いからか、皆の願いが通じたのか、この日は根岸さんの性格のようにカラッと晴れて、気持ちの良い1日でした。
私が知る中で最もアットホームなイベントで、なんて言うんでしょうか、親戚の家に行ったような感じ?
参加者も蘭園のスタッフの方も良い方ばかりだし、何の気兼ねもなく参加できる、私が大好きなイベントです。
しかも参加費は500円!
園主の人柄故か、大御所の方々も結構集結されます。
こちらは展示の風景。
大変だったでしょうに、きちんと設営されてますね。
あ、あそこにソブラリアが。
Sobralia macrantha 'Bolin'
展示場が綺麗だったのに、お立ち台のギャップが凄いです(笑)
私の荷物も混じっててスイマセン、、、
まさかあそこがお立ち台になるなんて夢にも思ってなくて、荷物置いたまま肉を焼きまくってました、、、、、
以後気を付けます、、、
気になるあの白いビニール袋の中身ですが、今回私が購入した株が入ってたのでした。
ゲテモノ売りの中年男性さんから秋蘭の素心花。
春蘭は聞いたことありますが、秋蘭というシンビの原種もあるんじゃそうな、、、
この方からはいつも珍しいものを購入させて頂いており、お世話になりっ放しです!
そして、pure waterさんからパフィオを数点。
相変わらず綺麗に栽培されていて、私も見習わなければと思います。
BBQももちろん楽しいですが、売り場も楽しくて、根岸さんが最近仕入れられた株や、趣味家の方のフリマが並びます。
折角なので、お立ち台で気になったものを数点ピックアップ。
メインは他の方も紹介されると思うので、私は独自の路線で特集していきます。
Paph. Wosmer Tigerbell(bellatulum × tigrinum)
特殊交配と言うんでしょうか、あまり見ない花でした。
Den. uniflorum
涼しげな色合いの綺麗なデンドロで、株も非常に良くできていました。
C. warnerii coerulea 'Yura'
これ、花大きかったし、リップの色も綺麗だったし良かったですよね?私、人気投票で2位に入れました。
ここからは展示株の紹介です。
全部で100株近くの展示があり、見応えがありました。
まずは私が最近注目しているブロートニアから。
ブロートニアはこう見えてカトレアの近縁属で、こんなんなのにカトレアと交配することができる、面白い花です。
オンシみたいなのにね。
因みにカトレアとの交配種は、Cattleytonia(Ctna.)カトレトニアと呼ぶそうです。
Bro. sanguinea
Bro. sanguinea alba
ところで、白花はこの時期ボトチリス菌が目立ちやすくて苦労しますよね。私もどうしたもんかと悩んでいます。
ここからは私の好きなファレノプシスを少々ご覧ください。
Phal. corun-cervi f.chattaladae 'Huan'
コルヌセルビの聞き慣れないformaでした。
Phal. fasciata
複数花茎咲かせていらっしゃいました。花茎を切らずに残しておくと複数花茎から開花するそうです。
Pahl. tetraspis
仕立てが綺麗だからか、とても綺麗に見えたテトラスピス。この花こんなに綺麗でしたっけ?
Phal. violacea var. mentawaii
先日、所属する会の例会の会場でもお見かけしましたが、ここでも見れて嬉しかったです。例会の勉強会で教わった通り、通常のビオラセアに比べて花茎が長く、日本では入手困難なvarietyです。
原種カトレアもたくさん展示されていました。
C. gaskelliana coerulea 'Blue Dragon'
こちらは先日のつくば洋蘭展でもお見かけした蘭女帝の大株。更に咲き進んで見事になっていました。
C. wallisii
エルドラドは本来株が小さく、こうやって抱え咲きします。最近は株が大きくて、展開が良く、スプラッシュが思いっきり入る個体等が多く出回っていて困惑しますが、このような良個体(しかもアルバ)は貴重なので大切にして欲しいです。
C. tenebrosa 'Walton Grange'
テネブロッサの珍しい色彩でした。大きくて色と形のせいか、どこか無機質な感じがしてカッコイイです。親としての実績も多く残している個体。
C. gaskelliana alba 'Maria Isabel'
ガスケアルバの代名詞的存在。やはり良い花です。
C. gaskelliana alba 'San Antonio'
株の作りが綺麗で、花もゆったりふくよかで品があり、良個体でした。
C. gaskelliana s/a 'Marja'
ガスケのs/aも最近はよく見かけるようになってきましたが、この個体はジャングルなのか古い個体なのか、野趣がありました。
C. gaskelliana s/a 'Rainhas dos Belgas'
そろそろBBQだったので会場では急いで写真を撮っていて気付かなかったのですが、リップの色がoculata的で面白いですね。この実生からは更にoculata的な個体も出ているようです。
C. gaskelliana
花も大きかったし色合いも面白く、roseaでしょうか。
そして、その他も充実していました。
Bulb. dearei 'Shonan'
花が大きくオレンジが濃いめの個体でした。
Bulb. bicolor
こちらも好きなバルボの1つ。
Bulb. U/R(longissianum × phalenopsis)
バルボは種類が多くて原種を集めるだけでも大変なのに、交配種もあります。これ、どういう花を狙ったのか分かりませんが、結構面白いと思った交配で、そのチャレンジ精神に乾杯でした。
Ob. variabilis
オベロニアを何花茎も。花の数は万個くらいでしょうねw
Onc. phymatochilum
次回の会のグロワーズがオンシなので、最近オンシに目がイッテしまいます。こういうのも良いもんですね。
Pths. shara?
あのー、スイカの種くっついてますよ?
Pths. nossax
ずっと見てても飽きないフォルムでした。
Acanthephippium mantianum
このような花が最近とても気になっていて、株が大きくなりそうだから入手はできませんが、良いなーって羨ましく思います。
Bulb. forestii
人気投票で私が3位に投票した株。フォレスティは市場で偽物が多く出回っているらしく、こちらは本物のフォレスティです。
今回、レオポルが複数展示されていて、レオポルをこうやってまとめて見れる機会は滅多にないので、勝手に個人的選抜総選挙を行ってみました。
このレオポル総選挙も今回の個人的目玉で、私が気にいったものを独断で3位まで発表します。
因みに、レオポルは現在tigrinaと呼ばれるようです。
【レオポル総選挙】
C. tigrina flamea?
1位はこちらの、珍しい色彩のレオポルでした。
C. tigrina albino 'Cetro de Esmeralda'
2位はこちらの、憧れの個体ですね。良い花なのですが、お高くてなかなか手が出せません。私のような庶民はselfですよ。でもselfも面白いの出てるみたいですよ。
C. tigrina
3位はこちら。展開はもう一つでしたが、濃い色、特にリップの色がとても良かったと思います。
C. tigrina
展開が良くて、リップの縮れも少なく、品の良い花でした。
C. tigrina
弁幅があり迫力があったレオポルでした。栽培・仕立ても綺麗でした。
C. tigrina
株にまだ力がないためやや物足りなさはありましたが、展開が良く、どこかほっとけないような不思議なオーラを放ってました。
C. tigrina
上手に栽培され、満作での花でした。ここまで株に力が付くと花も力強いですね。
C. tigrina
斑点が少なめの個体でした。皆さん良い株をお持ちで羨ましいです。
さてそろそろ終わりが近づいてきました。
今回の「サロン ド ネギシ オーキッドフェアー 2015」のトリを飾るのは、人気投票で私が1位に投票したpure waterさんのこちらの株。
Mexipedium xerophyticum 'Obata'
小動物的な可愛いフォルムなのに、不思議な気品があり、素晴らしいの一言です。ちょっと難しいそうですが、綺麗に栽培されていて技術の高さが垣間見えます。
参加された皆様、お疲れ様でした。
来年も開催されると思いますが、今回の記事を通じてBBQやフリマに興味をもたれた方は、園主に問い合わせてみて下さい。
ホームページに情報が掲載されるのでそちらも要チェックです。
根岸園芸さんのHP
そしてこの数日コラボさせて頂いているpure waterさん、ありがとうございました。
私のブログは先日からpure water祭りです(笑)
「No Orchid, No Life.」 pure waterさんのブログ
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