「TAMRON BASE 開設1周年記念イベント」に応募したところ応募者数は3桁に届かず競争率は2.2倍ほどで運良く当選した。10/20(木)に当選メールが届き11/01(火)に招待状が届いた。消印を見ると10/27(木)夜に東京中央郵便局から発送されているからこんなに時間が掛かった様だ。
当日は快晴で最高気温24℃と大変暖かくお出かけ日和だ。東武野田線七里駅から徒歩15分の場所に(株)タムロンの本社があったがグーグルマップだと裏口社員入口に案内されたので正面まで向かう羽目になった。(^_^;;
12:30から「開場」だったが2階の待合室で全員揃う13:10まで待ち、同じ階のショウルームで歴史や製造工程、現行商品を見ることが出来た。
13:10から移動となり名札のチームごと6人ずつエレベーターに乗り5階の会議室に案内され13:40から「開演」となった。13:50から写真関連事業の部署21名の「社員紹介」があり、そのメンバーの半数強が7つのテーブルにサポートとして1〜2人座った。次に7チームごとにチーム内の「自己紹介」を行った。
14:25から「レクレーション」としてチーム対抗クイズ大会が行われた。出題内容は次の7問だ。
1) TAMRON BASEの名前に込めた想いは?
2) 次の4本のレンズのうち1992年に発売された最初の高倍率ズームはどれか当てよ
3) 次の4本のレンズを発売順に並べよ
4) レンズ製造工程の空欄個所に4枚の写真を正しい順番に入れよ
5) 部長が取得した資格を次の4つから当てよ
6) 箱に入っているレンズが4本の内どれか手で触り当てよ
7) 箱に入っているレンズキャップが4サイズの内どれか手で触り当てよ
Bチームが全問正解で優勝し賞品として「Model A063の1群レンズ」を受け取った。ガラスなので取扱注意、転売禁止のお願いに会場は拍手と笑いに包まれた。シグマみたいに虫眼鏡用アダプターが付いていたら粋だったのだが…。
さすがに皆レンズ知識が豊富で他のチームも問題1以外全て正解していた。私はレンズがModel A058でないこととキャップは72mm未満ということは分かったが、チーム内の知識を集めて正解に辿り着く工程は面白かった。
私はモデル番号が発売順だと思っていたが28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)は昔大ヒットしたレンズの番号が071だったから選んだ、28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)だったから後継の28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は番号を引っ繰り返したとか意図があって番号を選んでいる例もあると聞かされて興味深かった。
15:35から「レンズトーク」として以下の4本の開発経緯が語られた。
1) 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)
2) 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067)
3) 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)
4) 20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)
Model A058は2019年5月発売の35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD (Model A043)のミラーレス版として企画された。社長へのプレゼンではサイズの大きさと価格の高さから製品化を反対されたが関係部署の後押しもあり開発販売することが出来た。タムロンらしくないレンズなのであまり売れないだろうと生産予定数を少なく見積もっていたら注文が集まり、今では他のレンズより製造本数を多くしているとのことだった。
製品企画として「F/2.8」と「F/2-2.8」の2本を試作しポートレートカメラマンに使ってもらったところ少しサイズが大きく重くなってもF/2開始の方が訴求力はあると言われ仕様が決まったそうだ。今回参加者40人弱のうち私を含め3名がこのレンズをクリーニングに出したとの話だ。
16:35から参加者「記念撮影」、16:45「ノベルティ渡し」「クリーニング済みレンズ返却」があり17:00に終了となった。ノベルティは、
1) ミネラルウォーター330ml(入口配布)
2) オリジナル67mm用レンズキャップフォルダー
3) オリジナルドリップバッグコーヒー(粉)3杯(THE COFFEESHOP製)
4) オリジナルわかめごま・しょうゆカップラーメン(エースコック製)
の4品だったが何故飲食品が多いのだろうか?
カメラとレンズ好きと会えて楽しい半日イベントだった。