19/03/05(火)パナソニックとJVCケンウッドが“プロジェクター向けHDR映像の最適化”に関する合同説明会を開催した。そのレポートがAV.Watchに掲載されている。
参考:パナソニックプレーヤとJVCプロジェクタがコラボ! 共同開発のHDR画質を観た
https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/1173234.html
レポートは“4K/HDRを家庭で、なおかつベストな状態で楽しめるユーザーが1人でも増えるよう、JVCプロジェクターに続く垣根を越えた“画質コラボ”が出てきて欲しい。”とまとめられている。
SONY VPL-VW255ユーザーとしてPanasonic DP-UB9000 (Japan Limited)の購入を検討していた過去があるので私も期待したい。しかしSONYはUHD BDプレーヤーを発売しているし、βマックスとVHSグループの因縁もあるので難しいだろう。(^_^;;
あるとすればSONY製品同士で同様の機能を実装ことだろうが、過去のプロジェクターデモで明言している通り、ソニーはソフト制作者の表現意図を脚色するのを嫌っている。しかも”HDR方式は、スタティックメタデータのHDR10”の「IMAX Enhanced」グループなので可能性はかなり低い。
このHDR規格誕生の経緯を本田氏がまとめている。
参考:液晶テレビ“視野角問題”に終止符? HDR動向とこれから by 本田雅一
https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/pb2018/1160605.html
私の勝手な想像だが、UHD BD規格策定の時ハリウッドがDolbyVisionのデモを見て急遽4KだけではなくHDRも採用するよう言い出した。HDRソフト制作のノウハウが無いメーカーが慌ててHDR10規格を策定して実装した。この為実際UHD BDを制作する様になってからソフトメーカーの苦情が出ることになった。
DolbyVisionの仕様を研究して動的メタデータを活かすことにしたのがHDR10+で、Dolbyと言うブランドに対抗するためIMAX というブランドを活かすことにしたのがIMAX Enhancedなのだろうと思っている。
HDR10とHDR10+は当初家庭用プロジェクターを想定していなかったというのも酷い話で、だからUHD BDソフト再生に苦労している訳だ。(^_^;;
一方テレビソフト制作のノウハウを持つNHKと英国のBBCが開発したHLGはSDR機材流用可能で上位互換となるよう策定された。この為家庭用プロジェクターとの親和性も良いのだろう。
NHK BS4Kを観ているとHDRの効果を十分楽しめる。今後UHD BDで発売されている映画が「4Kシアター」で放送されることがあれば是非HDR10とHLGの違いを比較視聴してみたい。
19/03/07(木)に隣のまとなさんからコメントを頂いた。「ありがとうございます。」
私として今はPanasonic DP-UB9000 (Japan Limited)よりBS4Kチューナーを内蔵しHDRトーンマッピング機能を搭載したDMR-UBZ1後継機が発売されたら購入したいと思っている。その時VPL-VW255での効果を確認しよう。