ユニバーサル ミュージック ジャパンが18/06/20(水) ハイレゾCD 名盤シリーズ全100タイトルを発売する。生産限定盤で税抜3,000円(2枚組4,000円)となっている。
主なマスターはDSDから変換した176.4khz/24bit音源を採用しており、最新型素材系高音質CDのUHQCDにMQAエンコードした音楽を収録している。普通のCDプレーヤーで聴くことも、MQA対応機器でデコードしてハイレゾ音源としても聴くことが出来る。
CDケースの帯はCDやジャケットを収めることができる“スリムケース”として使うことが可能とオーディオマニア向けの魅力的なパッケージとなっている。
参考:『ハイレゾCD 名盤シリーズ』
https://www.universal-music.co.jp/international/mqa-uhqcd/
正直な話、UNIVERSAL MUSIC JAPANの商売の巧さには感心する。「SACD〜SHM仕様シリーズ」にはお世話になったし、その後同様のマスターによる「100% Pure LP」超高音質LPレコードシリーズも発売した。
そして今度はMQAとして発売とは、入れ物を変えて何度発売するのやら。今回もセールスが好調なら、次はUHQCDの技術を採用したUHQ-SACD(?)シリーズとか出しそうだ。(^_^)
そう思いながらオーディオマニアとしては同じタイトルを買ってフォーマットの違いを比較試聴したくなるし、生産限定盤と謳われると取りあえず手に入れておきたくなる。
ハイレゾCDを購入したとしても我が家には対応機器が無いので今購入出来るMQA対応機器は何があるのかと検索してみた。
英Meridianといった海外モデルの他にパイオニアとオンキヨーのデジタルオーディオプレーヤー、ソニーウォークマン、テクニクスネットワークオーディオアンプSU-G30、OPPO UDP-203,UDP-205等があるようだ。
BDP-105シリーズもMQA対応にアップデートしてくれたら神対応なのだが生産終了モデルだけに期待出来そうにない。まあ今後対応モデルが増えることを期待してハイレゾCDを買い揃えることにしよう。
2016年04月20日
NET RADIOのAnime Goldで流れていた「Neko Mimi Mode」の中古CDを買ってみた
16/03/24のブログでヤマハCX-A5100搭載のvTunerでNET RADIOのAnime Goldを聞いていてCDを購入した話を書いた。CX-A5100購入後アニソンが毎日のBGMとして流れる様になってしまった。(^_^;;
音楽ジャンル的にはアイドル歌謡、J-POP、ロック、ジャズ、クラシック、ゴスペルといったあらゆる音楽がアニメに使われればアニソンで括られてしまうので、流れてくる音楽はバラエティに富んでいて聞いていて飽きることは無い。
先日初めて聞いた曲はテクノポップ調で「猫耳モード」という歌詞が印象的だ。急いでShazamで認識させると文字通り「Neko Mimi Mode/ディミトリ・フロム・パリ」という曲名だった。
2004年10月から放送された『月詠(つくよみ)-MOON PHASE-』のオープニング・テーマだそうだ。その頃はMMORPGにハマっていてアニメを余り見ていなかったのでまったく知らない作品だ。
大変気に入ったので早速アマゾンで購入しようとしたら既に廃盤で新品はプレミア価格となっている。マーケットプレイスの中古品の中で状態の良い物を購入した。
サウンドトラック『「月詠-MOON PHASE-」BEST COLLECTION「全部、聴きたくなっちゃった・・・」(初回限定)』に収録されているのを確認したのだが、届いたCDを聴いたら演奏時間が短い。OSTにはテレビサイズしか収録されていないと、その時初めて気付いた…。orz
それでもさすがビクターだけあって音質は良くCDの内容には満足だ。
ロングバージョンは『月詠 MOON PHASE OPテーマ 「Neko Mimi Mode」 Single, Maxi』でしか聴けないのでこれもまた美品の中古品を購入した。フレンチハウスミュージックに葉月(CV: 斎藤千和)の歌詞と言うか台詞が非常に印象的だ。
これらの楽曲が本編でどう使われていたのか一度観てみたい。UHF局で再放送かBD-BOXが発売されないだろうか。
この曲に出会わせてくれたAnime Goldはアニメクラシック放送局で新しくても2000年代までのアニソンしか流していなかったのだが、16/04/18(月)はアニソン・ナウと銘打って最新曲が流れていて驚いた。
CMから米国アーカンソー州の放送局らしいが「だがしかし」や「Wake Up, Girls!」といった最近の楽曲をどういった聴取者層に放送しているのだろう。アーカンソー州にはジャパニメーションファンが多いのだろうか?「Wild fireに注意」や「Feeding Americaボランティア」といった固い内容のCMと楽曲のギャップの大きさが魅力のNET RADIOだ。
tyuuko
音楽ジャンル的にはアイドル歌謡、J-POP、ロック、ジャズ、クラシック、ゴスペルといったあらゆる音楽がアニメに使われればアニソンで括られてしまうので、流れてくる音楽はバラエティに富んでいて聞いていて飽きることは無い。
先日初めて聞いた曲はテクノポップ調で「猫耳モード」という歌詞が印象的だ。急いでShazamで認識させると文字通り「Neko Mimi Mode/ディミトリ・フロム・パリ」という曲名だった。
2004年10月から放送された『月詠(つくよみ)-MOON PHASE-』のオープニング・テーマだそうだ。その頃はMMORPGにハマっていてアニメを余り見ていなかったのでまったく知らない作品だ。
大変気に入ったので早速アマゾンで購入しようとしたら既に廃盤で新品はプレミア価格となっている。マーケットプレイスの中古品の中で状態の良い物を購入した。
サウンドトラック『「月詠-MOON PHASE-」BEST COLLECTION「全部、聴きたくなっちゃった・・・」(初回限定)』に収録されているのを確認したのだが、届いたCDを聴いたら演奏時間が短い。OSTにはテレビサイズしか収録されていないと、その時初めて気付いた…。orz
それでもさすがビクターだけあって音質は良くCDの内容には満足だ。
ロングバージョンは『月詠 MOON PHASE OPテーマ 「Neko Mimi Mode」 Single, Maxi』でしか聴けないのでこれもまた美品の中古品を購入した。フレンチハウスミュージックに葉月(CV: 斎藤千和)の歌詞と言うか台詞が非常に印象的だ。
これらの楽曲が本編でどう使われていたのか一度観てみたい。UHF局で再放送かBD-BOXが発売されないだろうか。
この曲に出会わせてくれたAnime Goldはアニメクラシック放送局で新しくても2000年代までのアニソンしか流していなかったのだが、16/04/18(月)はアニソン・ナウと銘打って最新曲が流れていて驚いた。
CMから米国アーカンソー州の放送局らしいが「だがしかし」や「Wake Up, Girls!」といった最近の楽曲をどういった聴取者層に放送しているのだろう。アーカンソー州にはジャパニメーションファンが多いのだろうか?「Wild fireに注意」や「Feeding Americaボランティア」といった固い内容のCMと楽曲のギャップの大きさが魅力のNET RADIOだ。
tyuuko
2015年08月31日
松田聖子の80年代6アルバムSACD/CD ハイブリッド盤、2015年8月からステレオサウンド独占販売品で発売決定!
2015/07/10(金)ステレオサウンド販売部が、松田聖子の「North Wind」「Silhouette〜シルエット〜」「Canary」「Tinker Bell」「Windy Shadow」「The 9th Wave」の1980年から1985年に発表された6アルバムをSACD/CD ハイブリッド盤で各3,780円(税込)で発売すると発表した。
予約開始7/10(金)/発売8/28(金):『North Wind』『Silhouette〜シルエット〜』
予約開始9/04(金)/発売9/30(水):『Canary』『Tinker Bell』
予約開始10/02(金)/発売10/30(金):『Windy Shadow』『The 9th Wave』
うっかり発表に気付かず予約をすっかり忘れていた。音質とパッケージは2014年発売の6作品を購入して納得済みなので今回の6枚も安心して購入出来る。
『North Wind』なら「白い恋人」、『Silhouette〜シルエット〜』では「チェリーブラッサム」
『Canary』の「蒼いフォトグラフ」、『Tinker Bell』から「Rock'n Rouge」
『Windy Shadow』は「マンハッタンでブレックファスト」、『The 9th Wave』には「天使のウィンク」
とDSD音源で聴きたい曲があるのでパッケージソフト好きとしてはいずれも買いだ。
残念なのはこの6枚の中にも「SWEET MEMORIES」と「制服」が収録されていないこと。既に”1980年から2008年までに発売したオリジナル・アルバム32作全309曲”がハイレゾ配信発売されているのでこちらを購入するしかない。第2弾の売れ行き次第で2016年の第3弾もありそうだ。
【関連リンク】
『2015年07月10日』
http://store.stereosound.co.jp/user_data/news.php
『オリジナル・アルバム全32タイトルのハイレゾ配信開始!!』
http://www.110107.com/mob/pageShw.php?site=OTONANO&ima=4945&cd=seiko_hires
予約開始7/10(金)/発売8/28(金):『North Wind』『Silhouette〜シルエット〜』
予約開始9/04(金)/発売9/30(水):『Canary』『Tinker Bell』
予約開始10/02(金)/発売10/30(金):『Windy Shadow』『The 9th Wave』
うっかり発表に気付かず予約をすっかり忘れていた。音質とパッケージは2014年発売の6作品を購入して納得済みなので今回の6枚も安心して購入出来る。
『North Wind』なら「白い恋人」、『Silhouette〜シルエット〜』では「チェリーブラッサム」
『Canary』の「蒼いフォトグラフ」、『Tinker Bell』から「Rock'n Rouge」
『Windy Shadow』は「マンハッタンでブレックファスト」、『The 9th Wave』には「天使のウィンク」
とDSD音源で聴きたい曲があるのでパッケージソフト好きとしてはいずれも買いだ。
残念なのはこの6枚の中にも「SWEET MEMORIES」と「制服」が収録されていないこと。既に”1980年から2008年までに発売したオリジナル・アルバム32作全309曲”がハイレゾ配信発売されているのでこちらを購入するしかない。第2弾の売れ行き次第で2016年の第3弾もありそうだ。
【関連リンク】
『2015年07月10日』
http://store.stereosound.co.jp/user_data/news.php
『オリジナル・アルバム全32タイトルのハイレゾ配信開始!!』
http://www.110107.com/mob/pageShw.php?site=OTONANO&ima=4945&cd=seiko_hires
2015年03月20日
SACDで聴くアイドルソング、80年代歌姫だけではなく70年代歌姫も発売されているのをご存知ですか?
3/16(月)に掲載された「日経エンタテインメント!」の『松田聖子、中森明菜…再び活況、永遠の80年代歌姫』という記事を読んだ。80年代アイドルである松田聖子、中森明菜に再び脚光が当たっているのは2013年放送のテレビドラマ『あまちゃん』がきっかけと言う。人気ドラマと言う話は聞いていたがまったく観ていないので、そうだったのかと納得するしかない。
私自身にとって松田聖子は14/09/24、14/11/02、14/11/29のブログ通りステレオサウンド独占販売のSACD/CD ハイブリッド盤6枚購入でブームになったし、中森明菜は12/09/03のブログで取り上げた「デジファイ No.7」の記事「中森明菜ベスト盤Best Collection〜LOVE SONGS & POP SONGSリミックスの秘密」を読んでベスト盤SACD購入でブームになっている。
AV Phileとしては単なるリバイバルでは無く高音質で蘇ってくれなければ聴く切っ掛けにはなり難い。中森明菜は『あまちゃん』とハイレゾブームの1年前にデビュー30周年として96kHz/24ビットファイナル・ミックスを作成したと言うのは良いタイミングだった。
この『BEST(紙ジャケット&SACD/CDハイブリッド仕様)』は『II』『III』は在庫があり手に入れたが『I』が売り切れで結局13/3/27発売の『ベスト・コレクション 〜ラブ・ソングス&ポップ・ソングス〜 Hybrid SACD』を買ったと言う悔しい思い出がある。(苦笑)
松田聖子もそうだが、中森明菜も最新リマスターでSACDのメリットを享受出来る音質に仕上がっている。まあ私は明菜のCDを持っていないので比較試聴も出来ないのだが…。(汗)
何もSACDになっているのは80年代歌姫だけではなく実は70年代歌姫にもいる。『南沙織THE BEST〜Cynthia-ly Hybrid SACD』『太田裕美 Singles1974〜1978』『太田裕美 Singles1978〜2001』がその3枚だ。太田裕美はデジタル・リマスター音源との記述があるが、南沙織には特に記述はない。
実際音のクリアさは最新リマスターに劣るものの、70年代アナログ録音の良さを感じさせるディスクだ。アイドルソングのハイレゾ音源配信が次々始まっているのだからSACDやBD-Aでも発売してくれると嬉しいのだが聖子明菜クラスでないと難しそうだ。
【関連リンク】
『松田聖子、中森明菜…再び活況、永遠の80年代歌姫』
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83592380U5A220C1000000/?n_cid=DSTPCS004
私自身にとって松田聖子は14/09/24、14/11/02、14/11/29のブログ通りステレオサウンド独占販売のSACD/CD ハイブリッド盤6枚購入でブームになったし、中森明菜は12/09/03のブログで取り上げた「デジファイ No.7」の記事「中森明菜ベスト盤Best Collection〜LOVE SONGS & POP SONGSリミックスの秘密」を読んでベスト盤SACD購入でブームになっている。
AV Phileとしては単なるリバイバルでは無く高音質で蘇ってくれなければ聴く切っ掛けにはなり難い。中森明菜は『あまちゃん』とハイレゾブームの1年前にデビュー30周年として96kHz/24ビットファイナル・ミックスを作成したと言うのは良いタイミングだった。
この『BEST(紙ジャケット&SACD/CDハイブリッド仕様)』は『II』『III』は在庫があり手に入れたが『I』が売り切れで結局13/3/27発売の『ベスト・コレクション 〜ラブ・ソングス&ポップ・ソングス〜 Hybrid SACD』を買ったと言う悔しい思い出がある。(苦笑)
松田聖子もそうだが、中森明菜も最新リマスターでSACDのメリットを享受出来る音質に仕上がっている。まあ私は明菜のCDを持っていないので比較試聴も出来ないのだが…。(汗)
何もSACDになっているのは80年代歌姫だけではなく実は70年代歌姫にもいる。『南沙織THE BEST〜Cynthia-ly Hybrid SACD』『太田裕美 Singles1974〜1978』『太田裕美 Singles1978〜2001』がその3枚だ。太田裕美はデジタル・リマスター音源との記述があるが、南沙織には特に記述はない。
実際音のクリアさは最新リマスターに劣るものの、70年代アナログ録音の良さを感じさせるディスクだ。アイドルソングのハイレゾ音源配信が次々始まっているのだからSACDやBD-Aでも発売してくれると嬉しいのだが聖子明菜クラスでないと難しそうだ。
【関連リンク】
『松田聖子、中森明菜…再び活況、永遠の80年代歌姫』
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83592380U5A220C1000000/?n_cid=DSTPCS004
2014年11月29日
ステレオサウンド独占販売の松田聖子「ユートピア」「SUPREME」SACD/CD ハイブリッド盤とCDを比較試聴してみた
予約しておいた松田聖子「ユートピア」「SUPREME」が11/26(水)に発送された。仕事の都合で受け取れたのは11/28(金)だ。
早速比較試聴してみた。前回同様1983/12/21購入のDIGITAL MASTERINGベストアルバム「Seiko・plaza/松田聖子」(50DH63〜64)から該当楽曲を聴く比べることにした。ボリュームはCDが-18.0dB、SACDが-24.0dBと聴感上ほぼ同じ音量に聴こえるようにした。
今まで31年前のCDと比較してきたが、収録レベルが低過ぎて微小な音が記録出来ていない感じでボリュームを上げても物足りない。
「ユートピア」はデジタル録音されているが、このSACDではアナログ76cm/秒テープの2チャンネル・マスターをDSD化している。過去の4枚に比べて音がクリアでありながらデジタル録音ぽさが薄いと感じた理由が分かり納得した。
「ユートピア」からは「セイシェルの夕陽」「小さなラブソング」「天国のキッス」「ハートをRock」「秘密の花園」の5曲を試聴した。
「セイシェルの夕陽」はイントロに入っている波の効果音がしっかりうねりながら左右を移動していることに気付いた。CDだと効果音がある程度しか分からない。
「天国のキッス」はイントロの冒頭右チャンネルで鳴る鈴の音が何と涼やかなことか。こういった細やかなアレンジの妙に気付くことが出来るのがSACD化のメリットの1つだ。
13枚目のアルバム「SUPREME」は1986/06/01発売ということで「Seiko・plaza」に比較出来る楽曲は無い。結婚したことでアイドルとしての松田聖子に興味が無くなっていたので初試聴となる。
デジタル録音された2トラック・マスターをDSD化したこのSACDは他の5枚とは異なる音の質感だ。CDを聴き慣れた耳に分かり易いクリアでカッチリとした高音質盤となっている。知っている曲が「瑠璃色の地球」しかないが今後聴き続けて行けば親しみも湧くだろう。(笑)
最後にステレオサウンド盤のCD層の「ハートをRock」を聴いてみたが、これまでと同じく艶やかなヴォーカルとキレの良い低音はSACD層と同じだ。デジタルオーディオプレーヤーで聴く為にこのCD層をクリッピングしておきたい。
これで全6枚コンプリートとなったが、今回もパッケージメディアとして音質と意匠に満足出来た。販売枚数は分からないが、このシリーズは予想以上の好セールスを記録したのではないか。柳の下の泥鰌狙いで第2弾の発売を期待したい。その中に是非とも「Touch Me,Seiko」を含めて欲しい。この音質で「SWEET MEMORIES」や「制服」を聴ける日が来るのを楽しみに待ちたい。
早速比較試聴してみた。前回同様1983/12/21購入のDIGITAL MASTERINGベストアルバム「Seiko・plaza/松田聖子」(50DH63〜64)から該当楽曲を聴く比べることにした。ボリュームはCDが-18.0dB、SACDが-24.0dBと聴感上ほぼ同じ音量に聴こえるようにした。
今まで31年前のCDと比較してきたが、収録レベルが低過ぎて微小な音が記録出来ていない感じでボリュームを上げても物足りない。
「ユートピア」はデジタル録音されているが、このSACDではアナログ76cm/秒テープの2チャンネル・マスターをDSD化している。過去の4枚に比べて音がクリアでありながらデジタル録音ぽさが薄いと感じた理由が分かり納得した。
「ユートピア」からは「セイシェルの夕陽」「小さなラブソング」「天国のキッス」「ハートをRock」「秘密の花園」の5曲を試聴した。
「セイシェルの夕陽」はイントロに入っている波の効果音がしっかりうねりながら左右を移動していることに気付いた。CDだと効果音がある程度しか分からない。
「天国のキッス」はイントロの冒頭右チャンネルで鳴る鈴の音が何と涼やかなことか。こういった細やかなアレンジの妙に気付くことが出来るのがSACD化のメリットの1つだ。
13枚目のアルバム「SUPREME」は1986/06/01発売ということで「Seiko・plaza」に比較出来る楽曲は無い。結婚したことでアイドルとしての松田聖子に興味が無くなっていたので初試聴となる。
デジタル録音された2トラック・マスターをDSD化したこのSACDは他の5枚とは異なる音の質感だ。CDを聴き慣れた耳に分かり易いクリアでカッチリとした高音質盤となっている。知っている曲が「瑠璃色の地球」しかないが今後聴き続けて行けば親しみも湧くだろう。(笑)
最後にステレオサウンド盤のCD層の「ハートをRock」を聴いてみたが、これまでと同じく艶やかなヴォーカルとキレの良い低音はSACD層と同じだ。デジタルオーディオプレーヤーで聴く為にこのCD層をクリッピングしておきたい。
これで全6枚コンプリートとなったが、今回もパッケージメディアとして音質と意匠に満足出来た。販売枚数は分からないが、このシリーズは予想以上の好セールスを記録したのではないか。柳の下の泥鰌狙いで第2弾の発売を期待したい。その中に是非とも「Touch Me,Seiko」を含めて欲しい。この音質で「SWEET MEMORIES」や「制服」を聴ける日が来るのを楽しみに待ちたい。
2014年11月02日
ステレオサウンド独占販売の松田聖子「Pineapple」「Candy」SACD/CD ハイブリッド盤とCDを比較試聴してみた
予約しておいた松田聖子「Pineapple」「Candy」が10/30(木)に発送された。仕事の都合で受け取れたのは11/2(日)になった。
このシリーズのパッケージは紙ジャケットにプレスチックのCDトレイを接着した作りになっておりディスクも取り出しやすい上に発売当時のLPジャケットを復刻しているのだから満足度は高い。「SACD PRODUCTION NOTE」が別冊封入なのでどう収納するかちょっと悩むこと位が不満だろうか。(苦笑)
早速比較試聴してみた。前回同様1983/12/21購入のDIGITAL MASTERINGベストアルバム「Seiko・plaza/松田聖子」(50DH63〜64)から該当楽曲を聴く比べることにした。ボリュームはCDが-18.0dB、SACDが-24.0dBと聴感上ほぼ同じ音量に聴こえるようにした。
31年前のCDと比較しているのだから当然とは言えSACDはイントロが始まった瞬間に音質の向上に気付く。最新のデジタル録音とは異なる質感ではあるが、高音域がクリアになったことで音に生気があり余韻の消え方が美味しい。伸びやかなヴォーカルを聴いていると聖子ちゃんの歌う姿が見えてくるようだ。
「Pineapple」からは「渚のバルコニー」「赤いスイートピー」の2曲を試聴した。
「渚のバルコニー」では途中効果音としてトタン板を揺らしたような音が入っている。CDでは何の音だ?と思う程度だがSACDで初めてこれが波の砕ける音を意味していると気付き編曲者の意図が伝わってきた。
SACDの「赤いスイートピー」はコーラスの厚みが増え少し低音が強調された様に聴こえる。ヴォーカルのエコーも抑え気味の様だ。歌詞を噛み締めながら聴き直すと改めて名曲だと思う。
「Candy」からは「未来の花嫁」「Rock`n`roll Good-bye」「野ばらのエチュード」の3曲を試聴した。
「未来の花嫁」はSACDだと冒頭の楽器の音が回り込んで驚かされた。バックのカスタネットも元気だ。(笑)
「Rock`n`roll Good-bye」では紙テープが飛ぶ効果音として入っている楽器音に思わずニヤリ。アレンジの遊び心が楽しい。
「野ばらのエチュード」は財津和夫氏のメロディーラインを引き立てる楽器の一音一音が輝いて聴こえ、女心を花で比喩するのが松本氏の技法なのかと改めて気づかされる。
最後にステレオサウンド盤のCD層の「未来の花嫁」を聴いてみたが、前作と同じくヴォーカルと音の鮮度はSACD層と同等。Blu-spec CD2盤と比較試聴したくなる。
今回も音質に満足したので残りの2枚「ユートピア」「SUPREME」も買って全6枚コンプリートするしかない。ディスクメディアのハイレゾ音源は再生が簡単だがクリッピング出来ないので、自分なりのベストアルバム選曲のプレイリストを作りヒット曲を一気に聴くことが出来ない。これだけが不満だ。
このシリーズのパッケージは紙ジャケットにプレスチックのCDトレイを接着した作りになっておりディスクも取り出しやすい上に発売当時のLPジャケットを復刻しているのだから満足度は高い。「SACD PRODUCTION NOTE」が別冊封入なのでどう収納するかちょっと悩むこと位が不満だろうか。(苦笑)
早速比較試聴してみた。前回同様1983/12/21購入のDIGITAL MASTERINGベストアルバム「Seiko・plaza/松田聖子」(50DH63〜64)から該当楽曲を聴く比べることにした。ボリュームはCDが-18.0dB、SACDが-24.0dBと聴感上ほぼ同じ音量に聴こえるようにした。
31年前のCDと比較しているのだから当然とは言えSACDはイントロが始まった瞬間に音質の向上に気付く。最新のデジタル録音とは異なる質感ではあるが、高音域がクリアになったことで音に生気があり余韻の消え方が美味しい。伸びやかなヴォーカルを聴いていると聖子ちゃんの歌う姿が見えてくるようだ。
「Pineapple」からは「渚のバルコニー」「赤いスイートピー」の2曲を試聴した。
「渚のバルコニー」では途中効果音としてトタン板を揺らしたような音が入っている。CDでは何の音だ?と思う程度だがSACDで初めてこれが波の砕ける音を意味していると気付き編曲者の意図が伝わってきた。
SACDの「赤いスイートピー」はコーラスの厚みが増え少し低音が強調された様に聴こえる。ヴォーカルのエコーも抑え気味の様だ。歌詞を噛み締めながら聴き直すと改めて名曲だと思う。
「Candy」からは「未来の花嫁」「Rock`n`roll Good-bye」「野ばらのエチュード」の3曲を試聴した。
「未来の花嫁」はSACDだと冒頭の楽器の音が回り込んで驚かされた。バックのカスタネットも元気だ。(笑)
「Rock`n`roll Good-bye」では紙テープが飛ぶ効果音として入っている楽器音に思わずニヤリ。アレンジの遊び心が楽しい。
「野ばらのエチュード」は財津和夫氏のメロディーラインを引き立てる楽器の一音一音が輝いて聴こえ、女心を花で比喩するのが松本氏の技法なのかと改めて気づかされる。
最後にステレオサウンド盤のCD層の「未来の花嫁」を聴いてみたが、前作と同じくヴォーカルと音の鮮度はSACD層と同等。Blu-spec CD2盤と比較試聴したくなる。
今回も音質に満足したので残りの2枚「ユートピア」「SUPREME」も買って全6枚コンプリートするしかない。ディスクメディアのハイレゾ音源は再生が簡単だがクリッピング出来ないので、自分なりのベストアルバム選曲のプレイリストを作りヒット曲を一気に聴くことが出来ない。これだけが不満だ。
2014年10月07日
ステレオサウンド独占販売品の松田聖子「Pineapple」「Candy」SACD/CD ハイブリッド盤の予約開始!早速予約してみた
ステレオサウンド独占販売品の松田聖子「SQUALL」「風立ちぬ」SACD/CD ハイブリッド盤は9/23(火)に「2014東京インターナショナルオーディオショウ」で購入した。限定数先行販売と言いながら当日の会場には段ボール箱一杯に2枚セットの袋が用意されていたので売る気満々に見えた。(笑)
買ってしまったらその後の動向は気にしないのだが、アクセス解析していると”松田聖子 SACD 完売”という検索キーワードが何件もあったので、気になってステレオサウンドストアを確認すると実際に売り切れていた。人気を見越して十分な数をプレスしており1か月は在庫が持つだろうと私は予想していたのだが、松田聖子の人気の高さ恐るべしだ。
「完全限定生産品」と言いつつ完売したらアンコールプレスの可能性や、無かったとしても数年後にはハイレゾ配信販売されるだろうと思っていたら10/03(金)に10月末追加プレスが決定したそうで何よりだ。
第1弾の2枚を聴いて継続購入を決定した身としては、のんびりしていて発売日に聴けないどころか1カ月待ちなどという目に遭ったら大変なので早速「Pineapple」と「Candy」を予約しておいた。
「Pineapple」だとやはりシングル曲2曲が楽しみだし、「Candy」なら「未来の花嫁」がどんな音で蘇るのか今から楽しみだ。
このブログを書く為にステレオサウンドストアを見ていたら”「風立ちぬ」収録曲における音の変動について”という文面で”収録楽曲の一部で瞬間的に音が小さくなる、あるいはノイズがある”ことを初めて知った。全然気づかなかったのだが、さてどの楽曲だろう?
【関連リンク】
『松田聖子SACD第2弾、「Pineapple」「Candy」の予約スタート!』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/10/03/32848.html
『追加プレス決定! 松田聖子 SACD 第1弾「SQUALL」「風立ちぬ」』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/10/03/32852.html
買ってしまったらその後の動向は気にしないのだが、アクセス解析していると”松田聖子 SACD 完売”という検索キーワードが何件もあったので、気になってステレオサウンドストアを確認すると実際に売り切れていた。人気を見越して十分な数をプレスしており1か月は在庫が持つだろうと私は予想していたのだが、松田聖子の人気の高さ恐るべしだ。
「完全限定生産品」と言いつつ完売したらアンコールプレスの可能性や、無かったとしても数年後にはハイレゾ配信販売されるだろうと思っていたら10/03(金)に10月末追加プレスが決定したそうで何よりだ。
第1弾の2枚を聴いて継続購入を決定した身としては、のんびりしていて発売日に聴けないどころか1カ月待ちなどという目に遭ったら大変なので早速「Pineapple」と「Candy」を予約しておいた。
「Pineapple」だとやはりシングル曲2曲が楽しみだし、「Candy」なら「未来の花嫁」がどんな音で蘇るのか今から楽しみだ。
このブログを書く為にステレオサウンドストアを見ていたら”「風立ちぬ」収録曲における音の変動について”という文面で”収録楽曲の一部で瞬間的に音が小さくなる、あるいはノイズがある”ことを初めて知った。全然気づかなかったのだが、さてどの楽曲だろう?
【関連リンク】
『松田聖子SACD第2弾、「Pineapple」「Candy」の予約スタート!』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/10/03/32848.html
『追加プレス決定! 松田聖子 SACD 第1弾「SQUALL」「風立ちぬ」』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/10/03/32852.html
2014年09月24日
ステレオサウンド販売の松田聖子「SQUALL」「風立ちぬ」SACD/CD ハイブリッド盤とCDを比較試聴してみた
「2014東京インターナショナルオーディオショウ」のお土産としてステレオサウンド販売部にて3,780円(税込)で松田聖子の「SQUALL」「風立ちぬ」のSACD/CD ハイブリッド盤を購入した。帰宅後早速比較試聴してみた。
麻倉先生はわざわざアマゾンでCD選書シリーズのアルバムを購入したと話していたが、私は手持ちのベストアルバム「Seiko・plaza/松田聖子」(50DH63〜64)から該当楽曲を聴く比べることにした。CDレーベルには「DIGITAL MASTERING」と印刷されている。
レシートを見ると1983/12/21石丸電気3号店レコード売場で購入したらしい。歌詞カードの曲目の上に合計演奏時間をメモしているのはカセットテープへのダビングをしていたからだ。今はデジタルミュージックプレーヤーを使うようになって収録時間をまったく気にしなくなった。(笑)
「SQUALL」からは「裸足の季節」「青い珊瑚礁」の2曲を試聴した。31年前のCDはダイナミックレンジの広さを味わってもらおうと収録レベルがかなり低くボリュームはCDが-19.0dB、SACDが-25.0dBで聴感上ほぼ同じ音量に聴こえる。
改めて聴き直すと1983年当時FM放送やカセットテープ、LPと比べてCDの周波数特性、SN比、ダイナミックレンジの良さを実感したのも納得出来る音質だ。CDはクリアな音だと感動した記憶が蘇る。
ところがSACDを聴くとこのCDはガラス越しに聴いていたのかと思うほど音が鈍っていることに気付く。音の粒立ちが良くなり響きが美しい。情報量が増え、聖子ちゃんが2、3歩前に出て積極的に歌ってくれるように聴こえる。マスターテープにはまだこれだけの音が記録されていたのかと驚かされる。(笑)
「風立ちぬ」からは「風立ちぬ」「白いパラソル」の2曲を試聴した。こちらも印象は「SQUALL」と同じ。音場が広がり、移動する効果音もはっきり聴き取れるようになる。
最後にステレオサウンド盤のCD層の「風立ちぬ」も聴いてみたが、音の情報量が減る分音場が小さくなった様に感じるものの音の鮮度はSACD層と同等。SACDプレーヤーを持っていない人がこのハイブリット盤を購入しても大満足するだろう。
この音質を聴いてしまったら残りの「PINEAPPLE」「CANDY」「ユートピア」「SUPREME」の4枚も買うしかない。どうせならベストアルバムも出してもらえないか。この音質でヒット曲を一気に聴きたい。
余談だが「Seiko・plaza 」のCDケースの中に1983年年末の朝日新聞夕刊「今年はやったもの 文化 風俗 世相」といった記事の切り抜きまで入っていた。何故かと思ったら女の子ペンギンが「SWEET MEMORIES」を歌うサントリー缶ビール「カサブランカ編」が取り上げられていたからだ。その劇場版『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』がLDで発売されたことは知っていたが、その後DVD化されたとも聞いていない。久しぶりに観たくなったがβテープはあっても動作するベータデッキがない。(汗)
麻倉先生はわざわざアマゾンでCD選書シリーズのアルバムを購入したと話していたが、私は手持ちのベストアルバム「Seiko・plaza/松田聖子」(50DH63〜64)から該当楽曲を聴く比べることにした。CDレーベルには「DIGITAL MASTERING」と印刷されている。
レシートを見ると1983/12/21石丸電気3号店レコード売場で購入したらしい。歌詞カードの曲目の上に合計演奏時間をメモしているのはカセットテープへのダビングをしていたからだ。今はデジタルミュージックプレーヤーを使うようになって収録時間をまったく気にしなくなった。(笑)
「SQUALL」からは「裸足の季節」「青い珊瑚礁」の2曲を試聴した。31年前のCDはダイナミックレンジの広さを味わってもらおうと収録レベルがかなり低くボリュームはCDが-19.0dB、SACDが-25.0dBで聴感上ほぼ同じ音量に聴こえる。
改めて聴き直すと1983年当時FM放送やカセットテープ、LPと比べてCDの周波数特性、SN比、ダイナミックレンジの良さを実感したのも納得出来る音質だ。CDはクリアな音だと感動した記憶が蘇る。
ところがSACDを聴くとこのCDはガラス越しに聴いていたのかと思うほど音が鈍っていることに気付く。音の粒立ちが良くなり響きが美しい。情報量が増え、聖子ちゃんが2、3歩前に出て積極的に歌ってくれるように聴こえる。マスターテープにはまだこれだけの音が記録されていたのかと驚かされる。(笑)
「風立ちぬ」からは「風立ちぬ」「白いパラソル」の2曲を試聴した。こちらも印象は「SQUALL」と同じ。音場が広がり、移動する効果音もはっきり聴き取れるようになる。
最後にステレオサウンド盤のCD層の「風立ちぬ」も聴いてみたが、音の情報量が減る分音場が小さくなった様に感じるものの音の鮮度はSACD層と同等。SACDプレーヤーを持っていない人がこのハイブリット盤を購入しても大満足するだろう。
この音質を聴いてしまったら残りの「PINEAPPLE」「CANDY」「ユートピア」「SUPREME」の4枚も買うしかない。どうせならベストアルバムも出してもらえないか。この音質でヒット曲を一気に聴きたい。
余談だが「Seiko・plaza 」のCDケースの中に1983年年末の朝日新聞夕刊「今年はやったもの 文化 風俗 世相」といった記事の切り抜きまで入っていた。何故かと思ったら女の子ペンギンが「SWEET MEMORIES」を歌うサントリー缶ビール「カサブランカ編」が取り上げられていたからだ。その劇場版『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』がLDで発売されたことは知っていたが、その後DVD化されたとも聞いていない。久しぶりに観たくなったがβテープはあっても動作するベータデッキがない。(汗)
2014年09月06日
松田聖子の初期6アルバムSACD/CD ハイブリッド盤、ステレオサウンド独占販売品で発売決定!
9/1(月)ステレオサウンド販売部が、松田聖子の「SQUALL」「風立ちぬ」「PINEAPPLE」「CANDY」「ユートピア」「SUPREME」の初期6アルバムをSACD/CD ハイブリッド盤で各3,780円(税込)で発売すると発表した。2枚ずつ3カ月連続リリースとなる。
それほど熱心な聖子ファンではないが、1982年のCD発売以降リリースされたアルバムは何枚か買った記憶はある。現在も使われているCDケースとは異なるコンパクトでスリムなケースを最初に採用して発売されたのも松田聖子のCDだった筈だ。もっともそのケースはすぐに廃れて普及しなかった。(苦笑)
今回マスタリング エンジニアに鈴木浩二氏、スーパーバイザーに嶋護氏を迎えて1980年から1983年に録音されたオリジナルアナログマスターテープから直接DSD化して制作したと聞くとどこまで高音質化されたのかとても気になる。美空ひばりのマスターCD-Rシリーズの音の良さに驚かされただけに期待してしまう。
もっとも中森明菜の「ベスト・コレクション 〜ラブ・ソングス&ポップ・ソングス〜」の様にリミックスし過ぎるとコアなフアンからオリジナルとは違い過ぎると言われるし、カーペンターズの「シングルス 1969-1973(紙ジャケット仕様)」の様にオリジナルに忠実過ぎるとSACDなのに音が悪いと言われるし落としどころが難しい仕事だと想像出来る。
どこかで試聴出来ないかと思ったら9/23(火)から開催される「2014東京インターナショナルオーディオショウ」で先行販売されるという。ということはオーディオ評論家先生方の試聴ディスクに採用されることは確実だろう。これは楽しみだ。
さて購入先はとなると”株式会社ステレオサウンド独占販売品”なので選択肢はなさそうだ。ただ”(一部のオーディオショップを除く)”という但し書きが気になる。そういえば「マルチメディアAkiba」のオーディオ売り場には高音質ソフトの販売コーナーがありステレオサウンドレーベルも扱っていた気がする。ヨドバシで扱ってもらえればポイント分お得になるが、ヨドバシコムで検索しても見つからない。
検索しても”一部のオーディオショップ”が見つからないので、発売日に聴きたければ「ステレオサウンドストア」で予約するしかなさそうだ。やはり某先生は試聴デモ用、自分愛聴用、保存用の3枚を購入するのだろうか?(笑)
【関連リンク】
『松田聖子の初期6作品が初のSACDに!』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/09/01/32161.html
それほど熱心な聖子ファンではないが、1982年のCD発売以降リリースされたアルバムは何枚か買った記憶はある。現在も使われているCDケースとは異なるコンパクトでスリムなケースを最初に採用して発売されたのも松田聖子のCDだった筈だ。もっともそのケースはすぐに廃れて普及しなかった。(苦笑)
今回マスタリング エンジニアに鈴木浩二氏、スーパーバイザーに嶋護氏を迎えて1980年から1983年に録音されたオリジナルアナログマスターテープから直接DSD化して制作したと聞くとどこまで高音質化されたのかとても気になる。美空ひばりのマスターCD-Rシリーズの音の良さに驚かされただけに期待してしまう。
もっとも中森明菜の「ベスト・コレクション 〜ラブ・ソングス&ポップ・ソングス〜」の様にリミックスし過ぎるとコアなフアンからオリジナルとは違い過ぎると言われるし、カーペンターズの「シングルス 1969-1973(紙ジャケット仕様)」の様にオリジナルに忠実過ぎるとSACDなのに音が悪いと言われるし落としどころが難しい仕事だと想像出来る。
どこかで試聴出来ないかと思ったら9/23(火)から開催される「2014東京インターナショナルオーディオショウ」で先行販売されるという。ということはオーディオ評論家先生方の試聴ディスクに採用されることは確実だろう。これは楽しみだ。
さて購入先はとなると”株式会社ステレオサウンド独占販売品”なので選択肢はなさそうだ。ただ”(一部のオーディオショップを除く)”という但し書きが気になる。そういえば「マルチメディアAkiba」のオーディオ売り場には高音質ソフトの販売コーナーがありステレオサウンドレーベルも扱っていた気がする。ヨドバシで扱ってもらえればポイント分お得になるが、ヨドバシコムで検索しても見つからない。
検索しても”一部のオーディオショップ”が見つからないので、発売日に聴きたければ「ステレオサウンドストア」で予約するしかなさそうだ。やはり某先生は試聴デモ用、自分愛聴用、保存用の3枚を購入するのだろうか?(笑)
【関連リンク】
『松田聖子の初期6作品が初のSACDに!』
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2014/09/01/32161.html
2014年06月03日
『Centenary Edition-100 Years of Great Recordings』でベルリン・フィルとグラモフォン100年の歴史を聴く
3月の消費増税前の駆け込み購入でクラシックのBOX物を物色していてカスタマーレビューで評価の高い『Centenary Edition-100 Years of Great Recordings [Box Set, CD, Import]』を購入した。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のドイツ・グラモフォン録音100周年記念ボックスということで演奏、録音技術ともハズレはないと確信していたが2カ月掛けて50枚聴き終えた評価は、期待通り聴き応えのある内容で満足だ。
100年間の録音が網羅されていることを忘れて順番通り「CD 1: ベートーヴェン:交響曲第5番(ニキシュ)」を大きな音で聴き始めたものだからその音質に驚かされた。1913年録音だから昔の白黒映画で聴くSP盤の音そのもので慌ててボリュームを下げた。(冷汗)
ハイファイにはほど遠い音質だが、録音された音楽を聴けたのは当時の金持ちだけだったのだから、101年後の今、一般市民の私がこうして気軽に聴けることが感慨深い。
こうして「CD 13:ヒンデミット:画家マチス(ヒンデミット)[1955年録音]」までモノラル録音が続くが、
CD 2: ベートーヴェン:交響曲第5番(フルトヴェングラー)[1928年録音]
CD 4: チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/スメタナ:モルダウ(カラヤン) [1939年録音]
CD 10:スメタナ:モルダウ/ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(フリッチャイ)[1953年録音]
CD 11:ベルリオーズ:幻想交響曲/ムソルグスキー:展覧会の絵(マルケヴィチ)[1953年録音]
といった演奏は魅力的だ。改めてフルトヴェングラーを聴くと情感豊かな演奏で人気の理由が分かった様な気がした。
「CD 14:ベートーヴェン:交響曲第9番(フリッチャイ)[1958年録音]」からやっとステレオになり、音場の広がりと豊かな響きを楽しめるようになる。
CD 25:ワーグナー:「神々のたそがれ」ハイライト(カラヤン)[1970年録音]
CD 26:「ペール・ギュント」組曲第1&第2/ホルベルク組曲/十字軍の王シーグル(カラヤン)[1971年録音]
CD 28:ストラヴィンスキー:火の鳥/詩編交響曲(カラヤン)[1972年録音]
CD 33:ビゼー:「カルメン」ハイライト(カラヤン)[1980年]
と70年代はカラヤン全盛時代だ。
締めを飾るのが「CD 50:R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき(ドゥダメル)[2012年録音]」というのはオーディオファイルを狙った選曲だろうか。(笑)
作曲家ではベートーヴェンとマーラー、そしてカラヤン指揮が多いのはベルリン・フィルなので当然のこと。ボックスの重さがそのままオーディオの歴史とも言えて、録音された年の出来事を調べつつ聴くのもまた一興な音楽のタイムカプセルだ。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のドイツ・グラモフォン録音100周年記念ボックスということで演奏、録音技術ともハズレはないと確信していたが2カ月掛けて50枚聴き終えた評価は、期待通り聴き応えのある内容で満足だ。
100年間の録音が網羅されていることを忘れて順番通り「CD 1: ベートーヴェン:交響曲第5番(ニキシュ)」を大きな音で聴き始めたものだからその音質に驚かされた。1913年録音だから昔の白黒映画で聴くSP盤の音そのもので慌ててボリュームを下げた。(冷汗)
ハイファイにはほど遠い音質だが、録音された音楽を聴けたのは当時の金持ちだけだったのだから、101年後の今、一般市民の私がこうして気軽に聴けることが感慨深い。
こうして「CD 13:ヒンデミット:画家マチス(ヒンデミット)[1955年録音]」までモノラル録音が続くが、
CD 2: ベートーヴェン:交響曲第5番(フルトヴェングラー)[1928年録音]
CD 4: チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/スメタナ:モルダウ(カラヤン) [1939年録音]
CD 10:スメタナ:モルダウ/ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(フリッチャイ)[1953年録音]
CD 11:ベルリオーズ:幻想交響曲/ムソルグスキー:展覧会の絵(マルケヴィチ)[1953年録音]
といった演奏は魅力的だ。改めてフルトヴェングラーを聴くと情感豊かな演奏で人気の理由が分かった様な気がした。
「CD 14:ベートーヴェン:交響曲第9番(フリッチャイ)[1958年録音]」からやっとステレオになり、音場の広がりと豊かな響きを楽しめるようになる。
CD 25:ワーグナー:「神々のたそがれ」ハイライト(カラヤン)[1970年録音]
CD 26:「ペール・ギュント」組曲第1&第2/ホルベルク組曲/十字軍の王シーグル(カラヤン)[1971年録音]
CD 28:ストラヴィンスキー:火の鳥/詩編交響曲(カラヤン)[1972年録音]
CD 33:ビゼー:「カルメン」ハイライト(カラヤン)[1980年]
と70年代はカラヤン全盛時代だ。
締めを飾るのが「CD 50:R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき(ドゥダメル)[2012年録音]」というのはオーディオファイルを狙った選曲だろうか。(笑)
作曲家ではベートーヴェンとマーラー、そしてカラヤン指揮が多いのはベルリン・フィルなので当然のこと。ボックスの重さがそのままオーディオの歴史とも言えて、録音された年の出来事を調べつつ聴くのもまた一興な音楽のタイムカプセルだ。