立哨業務をしていました。
立哨位置は屋内ですが、すぐ後ろにエレベーターが
あり、降りて左に曲がると事務室があります。
突然背後から「お疲れ様でーす!!」と大きな声。
驚く僕の顔の前をT子が微笑みながら通り過ぎ。
もう一人の連れの同僚女性は「何事か」という顔。
僕はT子の背後からの不意打ちにしてやられました。
警備員としては失格だったかも知れません。
この当時まんざらでもない雰囲気でしたが、
官と民との間には、深くて暗い川があって。
業務自体は楽しくやりがいのあるものでしたが
一方、許されざる恋の葛藤は徐々に大きくなり
気持ちがあっても前に進めないやるせなさは
また、T子も同じだったようなのです。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image