今回は、僕にとっても少々耳に痛い
話ですが、戒めの意味も持ってUP
したいと思います。
警備に限らず、どこの職場にも評論家は
いるものです。これが嫌われる。
他人のやっている事や、組織や制度の
矛盾を突いて高らかに主張。
それをやるのがかっこいい。それどころか
それをしない奴は視野が狭い、意識が低い。
こうやって他人にマウントを取る。
それ、末端の現場労働者に求められて
いることでしょうか。
仕事ができない、警備ならトラブルを
引き寄せる人は、使う側の期待値から
外れている。余計な事をしている。
もう少し詳しく言えば、お前の立場で
議論して何になる。と上司から諫められ
るような事をやっている。
この辺は過去記事が参考になります。
「自分はどうしたいのか」
末端の労働者にしてみれば、つつがなく
現場を回してほしい。これが使う側の本音
でしょう。
それを余計な角を立ててまで、評論家に
なってもらっては困る。
評論家になるのは、マウントを取りたい
から。職場の生産性には直結しません。
自らの環境を快適にしたいのです。
使う側にとって有為な末端労働者は
大きなトラブルなく現場を回してくれる。
もしそれ以上のものを求めるなら、
使う側は大まかにでもキャリアパスを
提示する義務があります。
さて、ここで面白い法則を紹介します。
プロイセン参謀総長を務め、対デンマーク戦争・
普墺戦争・普仏戦争を勝利に導き、ドイツ統一に
貢献した『近代ドイツ陸軍の父』と呼ばれる
ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・
モルトケ
このビスマルクの参謀総長まで勤めた
モルトケの考案した『モルトケの法則』
です。これを紹介したブログはこちら。
命令に従順であり、業務遂行能力が高い
人材が扱いやすい。
警備などの末端現場労働者で言えば、
淡々と職務遂行し、現場を回す。
意見具申はするが、余計な批判は
しない。
「トラブルがない」ことは、
セキュリティの現場にとって最も
生産的な成果なのです。
問題意識が高く、積極的に行動しても
よくトラブルに見舞われる現場労働者
(特に責任者)は評価されるのか?
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社で、僕は当務(24時間勤務)時の
責任者をしていました。肩書は班長。
他の班長より、トラブルが少ないという
だけで、ナイトマネージャーと呼ばれて
いました。
ナイトマネージャーは本来ホテル業界の
言葉で、夜間時間帯の責任者という意味
です。
僕が班長として留意したのは以下の2点。
@感情をコントロールする
A人との対立を極力避ける
これで、トラブルは減ります。別の班長は
まめに動く働き者だったけど、人間関係で
角を立てやすかった。
トラブルに見舞われやすい人は、上記2点
に留意するといいと思います。
結論として言いたいのは、トラブルは
対処療法よりも原因療法が効く。
起こってしまったトラブルは、現実的に
対処しなくてはいけないけれど、未然に
防ぐには自分原因論を持つことが大事。
自分原因論(自己責任論とは違います)
については、前回記事「トラブルは
降りかかるもの?」を参考に。
議論をするのはともかく、対立を煽って
いないか。人を力で抑えていないか。
この手の対人関係の摩擦は、巡り巡って
自分に跳ね返ってくるもの。
僕が責任者をやって良かったと思える
のは、上記のデメリットに気づいたから。
責任者でなくても、生産性のない批判で
意識高いマウントを取る人は避けましょう。
社会人としてのレベルが低い。
転職とは社会人としてもう一段レベルの
高い環境に行くことなのです。警備から
の転職においても留意したいですね。
高望みをしなければ、社会人としての
レベルを上げるだけで、転職先が
見つかったりするものです。
いい縁が欲しければ、まずそれ相応の
自分になる。恋愛と似ていますね。
末端の労働者として、評論家になり
生産性のない批判を繰り返すのは、
「縁」を遠ざける原因になります。
アンケートサイト i-Say
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