警備でセンスのない隊員は、警備隊の
足を引っ張るので、少なくとも
そんな隊員にならないようにしよう。
僕は個人的に仕事はカンとセンスだと
思っています。今回は、センスについて
語っていきます。
カテゴリ「施設警備〜市役所葛藤編」で
寄せ集めであったA社警備隊。
A社は、地場中小警備会社で当時は
交通誘導メインの会社でした。
市役所警備隊は立ち上げからボロボロで、
前業者からの引継ぎもろくにされず、
苦情の嵐。
クライアント側である、市役所管財課から
警備会社を替えるぞ、とまで言われた中で
形にしていきました。
立ち上げの修羅場にいた時、管財課からの
要請で外される隊員に代わりに、ある隊員
が着任してきました。
当時50代後半のM隊員。施設警備は初めて
だったようです。この人事は、上司である
Y課長によるもの。
Y課長は、別の警備会社からA社に移籍して
きており、一緒に移籍してきた隊員も数名
いたのです。
その中の一人がM隊員でした。約1年後
後の隊長となるY課長縁故の隊員も
市役所警備隊に投入されます。
そのM隊員、交通誘導警備出身らしく
動きはいい。彼なりに気を利かせても
いたのです。
しかし如何せん施設警備のセンスが
なかったのです。
それを象徴する出来事が、市役所警備隊
が軌道に乗って来た頃に起こったのです。
夕方、守衛室はシフトの関係で1人に
なる時間帯があります。それ以外の
時間帯は2人で対応します。
M隊員が1人でいる特に、守衛室外で
対応しなければならない事があったの
でしょうか、彼は守衛室を空にした。
その時、守衛室に来訪者があり「?」
みたいな事が起きたのです。苦情にまで
至りませんでしたが。
迅速に対応する事に気を取られ、守衛室
を空にしていまうという、一番やっては
いけない事を・・・
すぐ対応すべき事案かどうかも怪しいの
ですが、別の隊員の応援を要請してから
でも遅くはなかったのでは。
自分がこのポストにいるのは、どんな
任務をしなければならないのか。これを
理解し業務遂行するのがセンス。
もちろん、指導者がしっかり指導教育する
べきなのです。言い訳がましくなりますが
当時、そんな指導者はいなかった。
交通誘導警備でも、我流がしみついて
年数だけ長い、使いにくい隊員がいます。
何を言いたいかと言えば、この手のセンス
のなさは、大きな事案に発展してしまう
リスクが潜んでいます。
具体的には、過去記事「お前たち、仕事
をできなくしてやる」の発端になったのも
M隊員。
えてしてトラブルメーカーはどこか
センスに欠けているもの。
ちなみに彼は、市役所を去った後
別の公共施設の警備に就きました。
その後、有料道路の料金徴収に行き
入札で警備会社が交代して、そのまま
移籍。
当初は5年居れるという話でしたが、
2年しかいられなかった。ここでM隊員
のキャリアは終わりました。
結論として、センスのない隊員に
ならないようにするにはどうすれば
いいのか。
ズバリ、まともな指導者に就く。
指導される側も素直に学ぶ。
M隊員が不幸だったのは、長年交通誘導
警備に従事してきて、施設警備にてその
クセを修正する指導者に恵まれなかった。
さらに言えば、A社市役所警備隊発足時に
施設警備のベテラン、指導教育責任者を
配置すべきだったのです。
センスは正しい指導の上、経験を重ねる
ことで磨かれていきます。
お互いに情報共有をして、知識や経験を
シェアする取り組みも有効でしょう。
M隊員は初めて施設警備に就いたのが
50代後半だったので、年金まで
逃げ切る事ができました。
そうでない人は、いかに職場で生き残る
かを考える必要があります。
最後に、センスのなさは仕事をすれば
するほど、自己主張をすればするほど
目立ちます。トラブルを引き寄せます。
逆転の発想で、自分がセンスが悪いと
感じたなら、できるだけ目立たない戦略も
なくはない。
警備ではそれが可能な現場があるでしょう。
次の入札までやり過ごす、などの条件付きで
事なかれ主義で行くのも悪くない。積極的に
お勧めはできませんが。
アンケートサイト i-Say
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