以前僕は、警備員から転職するには
警備員として成功することが鍵と
言いました。
今回は、それが自己満足でもいい
じゃないか、という話です。
警備の仕事に従事していて、もっと別の
仕事をしてみたいけれど、どのタイミングで
動けばいいか、悩みの種だったりします。
これといったトラブルもなく業務遂行して
いるけれど、責任者の経験もなくリーダー
シップも発揮していない。
面接で何を表現すればいいんだろう。
そんな人が、どうやって警備以外の仕事に
就くための売り込みができるのか。
転職をビジネスと定義するならば、まず
自分を売り込むことから始まります。
そこで武器になるのが、自信。
根拠がなくてもいいのですが、
自己満足が自信の源泉になったりします。
面接でうまく言語化できなくてもいい、
にじみでる自信になっていれば。
転職は知識やスキルも大事ですが、根底に
それを支える自信がなければおぼつかない。
警備で何かをやり遂げた、という気持ち。
これを裏打ちするのが自己満足。
例え公に称賛されなくても、評価され
なくても、解る人には解る成果。
自分しか出せない成果だった、という
想いがあれば合格でしょう。
それでは、具体的にはどういったもの
でしょうか。
SNSで、ある交通誘導警備員が近隣住民
から苦情を受けたそうです。
騒音ならまだいいが、振動が迷惑だ。
苦情主は時計屋さんで、店が古く入口
の引き戸の開閉が困難になった。
そこで警備員の彼は現場代理人にその旨
を伝え、対策をして時計店店長に提案する
ように案内した。
話し合いで店舗ドアを安っぽい引き戸から
素敵な自動ドアにすることで了承。
後日店長からも現場代理人からも感謝された
そうです。
その警備員さんが、上司に報告したかは
分かりませんが、トラブルを未然に防いだ
働きは知る人ぞ知る。
このケースははっきり成果が出ましたが、
もっと小さいものでもいいのです。
オーバーに言えば、職場(現場)の危機を
自分の働きで救った。自分にしかできなかった。
こういった積み重ねが、自己満足であっても
自信となっていく。
職場を去っていくときは、後ろ髪を
引かれる思いと共に、清々しい気分に
なることがあります。
それは、自己満足であっても成果を出した
という充足感でしょう。
こう言えば、警備はお客様の生命と安全を
守る仕事だ。自己満足でいいのかという
指摘もあるかもしれません。
その通りです。但し真剣勝負なきところに
自己満足もあり得ません。
ここに来ている皆さんは、仕事を粗末に
せず、真剣勝負してるのではないのですか?
仕事を適当に扱い、粗末にしていれば
適当な満足感しか得られない。清々しい
想いには至りません。
自分がお山の大将になってしまっている
人は、現場を牛耳っているようでも周囲から
小ばかにされているもの。
根拠なき自信で、他人を抑え職場を支配して
いるつもりになっていたりします。警備から
転職しようとは思わないでしょうね。
いい年して、自分のことが見えていない
痛い社会人にはなりたくないものです。
社会人として、痛い振る舞いをせず
真剣に取り組んだけれど、組織が過少評価
したり、成果が日の目を見なかったりします。
それでもいいのです。
大事なのは自分を売り込む自信をつける事。
もうこの職場卒業かな、といったフラグを
見つけるには、自己満足でいいから自信が
ついたかどうか。
やり遂げたという清々しさがあれば、僕は
個人的に合格と見ます。より良い環境を
引き寄せやすくなるからです。
所詮仕事は自己満足。それを転職という
自己責任のビジネスで生かすには、自信
に昇華する必要があります。
はっきり成果に現れず、公に評価されなく
ても、自分にしかできなかった事を捜して
みたらどうでしょうか。
真剣勝負の末にやったことなら、どこか
清々しい、やり遂げたという想いと共に
職場を卒業できるはずです。
アンケートサイト i-Say
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image