僕が警備員を辞めた理由

給料が安く、警備の仕事が嫌になって
しまう人もいると思います。



これまで何度か言及したテーマですが、
角度を変えて見ていきます。



警備の仕事でいくら頑張っても報われない、
いっそ転職をと考えるけれど、どうして
いいか分からない。



これが警備に従事する人たちの大きな悩み
に違いありません。これをどうするかが
今回のテーマ。



まず、頑張る前に知って欲しいのが
「給料は業界の相場で決まる」



SNSで、頭が良く優秀なのに斜陽産業に
就職してしまい、自分より年収ベースで
半分しか稼げない知人の話が出ました。



お金が欲しかったら、絶対に斜陽産業に
就職してはいけない、というもの。



翻って警備は斜陽産業なのでしょうか。
東京五輪も終り、ピークは過ぎた模様。



ただ、リモートワークができない業種
なので、仕事自体の価値は変化するかも
知れません。



現場隊員レベルで、いくら頑張っても
たかが知れたものです。



例えば施設警備なら、２４時間拘束の
当務明けで、他の現場へ応援に行き人生を
切り売りすることで、稼ぎを増やす。



一般の労働者と変わりませんね。



拘束時間に対するコスパは、施設警備より
も、交通誘導警備が高いこともあります。



但し、現場が短時間で終わっても一日分
の日当がもらえる労務管理であること。



働いた時間分しかもらえないのでは、
メリットがありません。



業界の在り方をつぶさに研究し、コスパ
のいい働き方をするのも一つの方法です。



もう一つ、警備よりコスパのいい仕事を
目指して転職する。



自分は警備しかできないから、転職は無理
と思い込んでいませんか？



それ、警備業界の捕縛戦略かもしれません。



有為な隊員ほど捕縛したい。外に目を向け
させず、思考停止のまま働いて欲しい。



その為に、長時間拘束や頻繁な異動で
その人に考えせない。



その上で、君には期待しているとか
行く行くは幹部に、だから指導教育
責任者の資格を取れ、何て言われる。



そうやって出世？した先には何がある
のでしょうか。それを大まかにも示さない
なら、上司を疑うのがよさそうです。



全国ＣＭを流す、超大手警備会社なら
ともかく、地場中小警備会社であれば
待遇も横並びです。



使う側の本音は「別業界に逃げられては
困る、眠っていて欲しい」有為な隊員ほど
そう思われます。



何度も紹介していますが、警備のような
仕事で、警備業法の縛りを受けない仕事は
あるものです。過去記事：空港の仕事



上記は警備とは別業界になるので、待遇も
違います。



本来なら、時間をかけてリサーチすれば
誰でも見つけられる仕事です。



しかし、警備員には時間がない。特に
施設警備は拘束時間が長く、精神的な
疲労感も激しかったりします。



要するに、リサーチする気力・体力・
精神力を奪われてしまう。この状態
から、何かを始める人は凄いです。



挑発的な言い方になりますが、丹念に
リサーチする根気や、知識があれば
警備より楽な仕事に就くことも可能。



あえて楽といいましたが、コスパがいい
と言い換えて差し支えない。拘束時間に
対しての賃金が高い。



このように警備の知識や経験を武器に、
コスパのいい業界を目指す。これが
僅かでも豊かになる近道でしょう。



思い切って会社を辞め、自由な時間を
捻出する強行手段もあります。但し失業
給付は命綱です。



加えて目的をはっきりさせて職業訓練に
行けば、得るものも大きい。これは究極の
リセットとして、何度も紹介しました。



そこまでしなくても、人生の流れを変える
事はできないのでしょうか？働きながら
でも、きっかけくらいはつかめないのか。



時間や金銭、人間関係に追い詰められ
カツカツでも、一つの気づきで流れが
変わったりします。



テレビやラジオ、ネットで目や耳にした
ものの中で、惹かれる情報を掘り下げる
ことで、気づきを得る事も可能なのです。

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