警備に限らず、強引な人事=指揮命令権の
乱用は枚挙にいとまがありません。
今回は、指揮命令権を乱用する背景と
それから逃れるにはどうすればいいか、
警備にフォーカスして深堀ります。
カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
D社であった部長とのやりとりを紹介します。
部長は入社半年で僕に対し強引に異動を
命じました。変則勤務の現場です。
現場施設は郊外にあり、変則勤務もあって
公共交通機関でも通勤は無理。これを
言うと部長はこう返しました。
「バイクを買え」
50tスクーター新車も買えない月給で?
続いて僕は健康診断で睡眠障害が出ているので
夜勤は厳しいとい言うも、健康診断でやった
簡易的な検査は意味がないと答え。
健康を危険に晒してまで、勤め続ける価値が
あるのか。上司の言動の矛盾については気を
つける必要がありそうですね。
ここで部長との信頼関係崩壊です。これが
半年後の退職に直結していきます。
個人の事情で会社は動いている訳ではない
けれど、旧態依然とした指揮命令権を振り
かざすだけでは、辞められる。
僕は最初からD社を疑っていました。社長は
やり手のようですが、中身はどうなのか。
入社半年たって、牙をむいて来た。所詮D社
もその程度だったか。うさん臭さ満載。
部下の健康などの事情を蔑ろにして、
指揮命令権を発動してくる。地場警備
業界はどこにいっても同じだな、と悟り。
回想するに、僕は舐められていたのです。
こいつは、警備しかできない。
履歴書を見れば、警備会社を渡り歩いている
ことが分かります。施設警備2級を持って
いる、いいカモだ。
設備管理関係の資格は持っているけれど、
警備を含むビルメンテナンス業界の中からは
出れないだろう。
業界の中をぐるぐる回って人生終了だ。
逃げ場がないのだから、目いっぱい搾取、
こき使ってやれ。
さて、この浅ましい人事から逃れるには
どうすればいいか。
ビルメンテナンス業界以外の就職、これが
答えの一つです。僕がたどり着いた結論。
こいつはビルメンテナンス業界の中でしか
働けないと思われるから、強く出てくる。
それならば、それ以外の選択肢を
持つことで、浅ましい人事から逃れる
ことも可能なのです。
警備がイヤで、転職を考えているなら
設備管理や清掃など、ビルメンテナンス業界
以外の仕事を視野に入れる事をお勧めします。
過去記事:理不尽な強制送還でも紹介しました
が、地元ビルメンテナンス業界では経営者同士
の、繋がりがあるのが大きな理由。
社長同士が仲良しだと、情報も筒抜けで
これまた浅ましい人事が起こったりします。
ビルメンテナンス業界にいる限り、誰がどの
会社で働いているか、すぐにわかるはず。
入札の関係で雇用が危うくなれば、再び
囲い込もうとアプローチしてこないとも
限りません。
辞めた会社からアプローチされるような
有為な人材なら、もう少しましな仕事に
ありつけるはずなのです。
二つ目の答えは、社外に強力な影響を持つ
団体に所属する。一人でも入れるユニオン
などがそれに該当します。
これは警備からの転職だけではなく、警備の
仕事が好きで、続けたい場合にも有効です。
但しこの場合は、転職よりも粘り強く戦う覚悟
が要ります。それ以前にユニオンの吟味が必須。
イオンディライト警備の労働組合など、仮眠
時間も給与を発生するように認めさせた例も
あります。
僕は警備業界を去りましたが、警備以外の
仕事に就いても同じです。待遇を改善する
なら、粘り強く戦う。
転職は個人単位で行うものですが、ユニオン
活動は団体戦です。
団体戦ならではのメリットは、同志がいる
事と、組織vs組織の戦いに持って行ける事。
会社からの理不尽な命令に対し、個人vs組織
では、話になりませんから。
転職にしろユニオンにしろ、既存の枠を
超えた選択肢が、貴方の人生を良くする
武器になります。
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